「鶏とタマゴにこだわる6人」と題された今回。
私の住む地域では今回が最終回です。
おもしろ番組がなくなることに寂しさを感じつつ、
2人を解説していきます。
「幻のタマゴ」
江戸時代には実に多くのタマゴ料理が存在したそうです。その中でも黄身と白身がひっくり返った「黄身返し」なる秘伝の技を研究した「タマゴを研究して20年!」八田さんの登場です。
「黄身返し」を現在に復活させる為に江戸時代の文献を再現した方法は「タマゴにクギで穴をあけ、ぬか味噌に3日間漬ける」んだそうです。そうして出来たタマゴをゆでてみると、なんと外側が黄身で中に白身が入ったゆでタマゴの完成です。これが
何の役に立つのか
と言う事を指摘してはいけません。指摘したらこの博士が怒ります。そっとしておいてあげましょう。
このおじさんは「タマゴで博士号」を取ったという、たぐいまれなる存在ですが、20年間いったい何を研究してきたのでしょうねー?まさか、
白身と黄身を逆転させると言う、夏休みの自由研究のようなテーマ
に費やしたのではないでしょうね?ここでも触れないでおきましょう。指摘したら博士が泣くかもしれません。
次に顔を明かせないベンチャー企業の研究員(?)の登場です。ここでは、ゆでタマゴをむいたら中から水玉模様やハートマーク、寿マークなどの複雑な黄身の模様が次々と出てきました。この製造方法は企業秘密だそうですが、結婚式などの料理に使えば面白そうです。この謎を解明する為に再びタマゴ博士、八田博士のもとへ、番組スタッフがいらぬおせっかいです。
八田博士いわく「これは・・・」と絶句したあげく「再現するには時間が必要ですね」と苦悶の表情を浮かべホワイトボードに書くところがないくらい色々ラクガキを、いや理論を書いていましたが、なぜか哀愁が漂っていました。「20年間何をしてきたのだろう・・・」そんなつぶやきが聞こえそうでした。その夜この博士が号泣したのは言うまでもありません。
いやー、おもしろいですね。この番組。
「こだわりタマゴ職人」
続いてタマゴにこだわる養鶏場のご主人、井上さんの登場です。ここでは1パック500円という特売に比べたらべらぼうに高いタマゴの紹介です。スタッフがこの養鶏場を訪問した時、井上さんはなんと!
ニワトリをタライで洗っていました
井上さんいわく「きれいにしてやらないとねー」。ニワトリを洗うとタマゴがおいしんでしょうか?この疑問はこの際忘れましょう。ここのタマゴがおいしい理由はエサにあるのだと言います。
そのエサは「トウモロコシ、ヨモギ、海藻、カニの甲羅、貝殻などを混ぜ合わせた30種類のスペシャル飼料」だそうです。ニワトリの胃腸が心配です。中にはヨモギや貝殻を食べないニワトリがいて、これには食事の教育が必要だと井上さんは言っていました。そんなものニワトリは食べないし、教育できてないですね、という指摘はやめましょう。
それによると、ヒヨコの段階で満足する食事量の8割のエサを与えて、空腹を感じさせ無理やり食べさせると言うものです。この際、変なツッコミはやめましょう。でも、そうやって教育したはずのニワトリが食べないんですよね? この後の井上さんの発言が爆笑です。
「ニワトリと一緒に暮らした方が楽しいんです」だそうです。このおじさん、ニワトリと一緒に
鶏舎に寝泊まりしているのでしょうか?
朝が早いですよー。夜明けと共に
「コケコッコー」
などとニワトリと一緒に雄たけびをあげていないか心配です。
「タマゴの3大パワー」
ここは紹介するお店や商品を応援する為の番組のはからいのコーナーです。この番組は「あるある」などのマネをして、中途半端な健康情報を流すのがいただけません。こういう解説が楽しみを半減させることをもっと早く気付いていれば、存続できたのに・・・。残念ですね。
「タマゴはコレステロールを下げる」
とタマゴを大量に使っているキューピー研究室の増田さんがコメントしています。いわく「タマゴには悪玉コレステロールを下げる成分が含まれている」んだそうです。マヨネーズの消費を促すような自社の都合の良いコメントをしていますが、いけませんねー、増田さん。責任とれますか?
M寸のタマゴ1個のコレステロールは食品成分表によると含有量は210mg。1日のコレステロール摂取量の上限が300mg。タマゴ2個食べたらもうオーバーです。皆さんこれをしっかり頭に叩き込みましょう。タマゴは完全食品ですが食べすぎはいけません。。ここでは「飼料に抗生物質が混ぜられている」なんて言う話しは別の機会にするとして、毎日1個は食べたい食材。でも、これをくつがえす発言が続きます。
先ほどの増田さんいわく
「健康な人は1日4〜5個のタマゴを食べても問題はないし、むしろたくさん食べた方が健康に良い」
だそうです。気が重いです。この人何を言っているのでしょうか?責任取れますか?仮に5個食べたとして1日のコレステロール摂取量は、なんと1050mg!いくらコレステロールを下げる(?)レシチンが含まれるからと言ってこんな内容を放送するのはいけません。反論のある人もいるかもしれませんが、私は断言します。
1日1個でやめときなさい!
「タマゴで頭が良くなる」
先ほどの増田さんがコメントしています。「記憶や学習能力をアップさせるコリンがたくさん含まれている」ので頭が良くなるとしています。確かにコリンのアセチル化体、アセチルコリンは運動神経、副交感神経終末の顆粒内に貯蔵され、神経の興奮により化学伝達物質として終末より放出されて興奮を次の神経細胞または効果器に伝達する役目がありますが、たくさん摂ったからといって番組のいうようにはなりません。あしからず。それより今の子供は食事バランスがめちゃくちゃですので、さらにタマゴを大量に食べたらすでに動脈硬化が進んだ子供の血管にダメージは必至です。
増田さん、もうやめときなさい!
「白身や卵黄以外にもすごいパワー」
番組によると「スナック菓子にも卵殻カルシウムが含まれている」と、まるでスナック菓子を食べましょうと言わんばかりの内容でしたが、これには大反対です。リン酸を多く含むこれらの菓子は、血液中のカルシウムの体外排泄を促します。体内でリンとカルシウムは血液中で一定の比率を保っていて、過剰に摂取すればその比率を保とうとしてカルシウムも一緒に体外に排出されてしまうのです。血液中のカルシウムが不足すると今度は自らの骨からカルシウムを供給してしまいます。
リン酸とカルシウムを一緒に摂ればいいのでは?と思うかもしれませんが、カルシウム自体は吸収の悪い栄養素です。例えば病院で処方されるカルシウムは原料が貝殻ですので吸収率は非常に悪いものです。タマゴの殻も同様、組成が人間の骨とは程遠いので吸収率の悪いカルシウムです。ですからリン酸を含むスナック菓子などは毎日食べるものではありません。やはり、この番組が終了するにはこういうトンデモ情報に関係しそうです。
次は笑えました。タマゴをむいたときに薄い皮があるのをご存知の人がほとんどだと思います。これを利用する方法として、皮膚科医、馬野先生がコメントしています。「タマゴの皮が傷の保護をし、治りが早くきれいに治るんですよ〜」だそうです。この病院では大量のタマゴをゆでて待機しているのでしょうか?ひょっとして先生がタマゴを大量にむさぼり食ってたりして。しかしこの薄皮は番組ではバンソウコウと同じ働きがあるとしています。ケガをしたときにタマゴをゆでてその殻をむき、さらに破れないように薄皮をそっとはがして貼り付ける・・・・・・そんなことしなくても・・・
バンソウコー貼ればいいじゃん
この後、スタッフがニワトリに襲われたり、焼き鳥屋のおっさんがカップルの邪魔したり、おもしろい内容が続々と出てきました。最後にしておくにはもったいない番組です。
さようなら「めっけMON!」爆笑解説をありがとう!