ダイエット検証SP


9月の激務から開放され、やっと更新できます。
大変お待たせしました。

「酢と豆乳のダイエット効果」
9月の番組改編ですっかりなくなると思っていた、このイカレポンチ番組ですが、しぶとく生き残りを果たしました。ここ半年を振り返ってみると、しょうーもないテーマを6月あたりまでチンタラ放送したところ、恐ろしいまでに視聴率が下がり、これに怒り心頭した花王から「もっとダイエットテーマをやれ、このスカポンタン!」と言われたかどうかは定かではありませんが、7月あたりからやたらとダイエットをテーマに取り上げてきたのは事実です。


こんなクソッタレ番組で痩せようなどと思うブタどもの多さにもあきれるのではありますが、いかに視聴者がバカ丸出しかということが、放送後の商品の売れ行きによって証明されている。今回も「酢」「豆乳」で痩せると放送したところ、痩せない苦情が殺到した模様で、ダイエット検証スペシャルと銘打ってはいるものの、結局何のことはない、嘘で塗り固めた放送を、更なる嘘の上塗りをしようという魂胆です。のっけから何ですが、今回の放送も全て真っ赤なウソ。


さて、酢と豆乳で痩せなかった原因をQ&A方式で解説していくのではありますが、これまた屁理屈のオンパレードで、人間を機械のごとく扱う姿は哀れでもある。まず最初は男か女かでどっちが効果的かについて。番組によると女性は貧血が多いのでエネルギーを生み出すクエン酸回路がうまく働かないため、いくら酢を飲んでもダメなのだそうです、バカ。クエン酸回路がうまく働かないということは、それはすなわち死だ。


次が40歳以上かどうかについて。この年齢になると基礎代謝も当然下がってはいるのですが、豆乳の効果で基礎代謝があがるので酢ではダメだということです。どれだけ基礎代謝が上がればダイエットになるかの基本的な説明も何にもなしで、基礎代謝が上がるから痩せるというのはどだい無理なおとぎ話。運動による筋肉増加でさえも基礎代謝を上げるほどの量となるとボディービルダーのごとく鍛えないと無理。


続けて20分以上歩くかどうかについて。酢はTCA回路を活発にさせるので、運動時においては豆乳よりも効果的だ、とまあ、こういうことなのですが全て却下。個人差は当然あるものの、運動時に消費するエネルギーはその時の負荷によって決まっており、酢を飲んだから効率が上がったり脂肪を燃やしたりすることはありえない。


もう面倒くさくなってきましたが、次が早寝早起きかどうか。生活リズムが規則正しいと体内時計のリズムであるサーカディアンリズムがきちんと働き、そうなると昼間の交感神経優位を保てるので基礎代謝がアップする、こういうことです。昼夜逆転で生活している人がどれだけいることか。こんなのも痩せるための基本的な生活リズムについてのことですから、これを正すことで痩せると言ってしまうことがナンセンス。どうでもいいですね。


最後が酒を飲む飲まないで酢か豆乳どっちか、ということですが、酒を飲むと肝機能が低下しクエン酸回路が回りにくくなる、なので肝機能をアップさせる豆乳がよい、ということです。毎晩浴びるほど酒飲んで毎朝二日酔いならいざ知らず、少々飲んだくらいで屁こたれないのが肝臓。この理屈もダイエットとは関係なく、酒を飲むことによるカロリーオーバーの方がむしろ問題だ。



「バツグンの組合せ」
番組も佳境に入ってきました。痩せなかった人がいる一方で、バツグンに痩せた人がいるのだそうです。まずは酢でバツグンに痩せたおっさんを紹介していましたが、酢と共に飲んでいたのは、なんとCoQ10。これを飲むことでクエン酸回路がよく働くので痩せるのだとか。次は酢を飲みながら肉食中心で生活して痩せた人。これは豚肉に含まれるビタミンB1が脂肪燃焼に効果があったからだと、このスケベ番組は言う。


肉食に関して注目すべきは、日本医科大学のおなじみ飯野教授のコメントです。このおっさんが言うことにゃあ「肉を食うと身体が酸性に傾き、酢をとるとアルカリに傾く」ってんだからお話になりません。前々からこの教授のアホさ加減には辟易していたのですが、こんな発言をする教授がいること自体が驚きです。このおっさん、医者でも何でもなく、ただの無知な出演者。


続けて豆乳で5ヶ月で10Kg痩せたというおねえさんは、豆乳とバナナを混ぜたものを飲んで痩せたのだそうで、理屈はバナナの糖が満腹感を与え、毎朝のシャワーで交感神経にスイッチが入るからだとか。普通に食事した上にこの豆乳バナナを飲めばもちろんカロリーオーバーなのですが、このおねえさんは食事代わりにこの豆乳バナナを飲んでいると予想されるため、番組が意図するところの「豆乳で痩せる」ということからすると、牛乳+バナナでも同様の効果があるのであり、豆乳が痩せるための主役とはならない。


とまあ、以上のようなチンチン放送です。相変わらずウソばかり並べて視聴者を躍らせようという魂胆は見えるのですが、番組制作において、本当に見るものに利益のある放送にしようとはからっきし考えてないのでしょう。でないと、こんなアホな番組は作れない。