不器用

不器用の恐怖などという実にばかばかしい今回
どんな恐怖があるというのか?

はじめに
不器用というテーマ自体があほらしく、番組全体を通して実験実験でめまぐるしく場面が変わり、専門家も多数登場してウンチクをたれていますが、そんなこと個人差でしかないじゃん。って感じです。実験のバイトは女性ばかりだし。要は学習能力、運動神経の差でしかないのですが、そんな当たり前のことを放送したのでは番組になりませんので実験をはさむんですが、4人とか5人とかの実験をしても無意味だという事がさっぱりわかってないようです。では番組を見ていきますが、今回はやらせ実験、専門家の無意味な発言はできるだけカットしていきます。


「不器用の恐怖」
毎度おなじみの導入です。どうでもいいテーマに無理やり恐怖を結びつけるいつもの展開でした。例によって少人数を集めてタマゴを割ったり、豆を箸でつかんで移し変えたり、リンゴの皮をむいたり、果ては金魚すくい、うなぎのつかみ取りまでやらせて学芸会の出し物じゃあるまいし、

何やってんの?



って感じです。そもそも器用と不器用に分類する事自体に無理があるのに、
そんな個人差を見て何になるのかが理解不能です。


さて、お好み焼きをひっくり返す実験では不器用組のものは明らかにお好み焼き自体の大きさが大きかったり、キャベツの量が多かったり、わざととしか思えないほどヤケクソにひっくり返してみたり・・・番組スタッフから指示が入ったのでしょう。どうせならもっと派手に後ろに放り投げるぐらいのヘマをぶちかまして欲しいものです。


「え〜、皆さんこれから実験ですが〜不器用組はわざと失敗してくださ〜〜い」
「えっ、いいんですか?」
「いいから指示通りにしてくださ〜い。それじゃあ始めま〜す」
「こんな感じでいいですか?」
「・・・もう少しヘマしてもらえないかなー」
「あっ、いけない」
「アチチチー何するんだ」 
「すみません、手元が狂って・・・」
てな具合に。


ここまでの実験を受けて脳外科の土田先生がコメントしています。「不器用な人は指をあまり使わないので脳機能の衰えやアルツハイマーを引き起こす可能性があります」だそうですが、指先を動かす事は確かに脳を働かせる事になるので賛成ですが、


どこをどう考えたら不器用が指を使わないという事になるのか


ということがさっぱりわかりません。ドライバーを使ってネジをしめる実験では不器用組みが指全部を使ってない事を受けていっているのかもしれませんが、スタッフの指示通りにした映像を見せられてもな〜。


続けて番組では「脳細胞は400億個あり毎日10万個づつ壊れている。100%使えば390年もつが10%しか使わないと56歳で全滅する」としていました。まず400億個というところがそもそも間違っています。正しくは140億個の神経細胞で、脳細胞だけなら500〜1000億個です。どこから情報を仕入れたかわかりませんが、10%しか使わないと56歳っていうのは単なる脅しであって、全くもって気にする必要なし! 


ここまでの長い前振りを受けてナレーションが入りました。

「笑ってられない不器用の正体を徹底解明」





ぎゃはははは〜〜〜




「不器用のメカニズム」
飛ばして行きましょう。不器用になるのは何が原因かということで、筋電計を付けてリンゴをむいたり、腕の毛を剃ってみたり、またもやウナギで遊んでみたり、もうひっちゃかめっちゃかでした。で、まずは爪がやわらかいと皮膚感度や圧力を感じるセンサーが鈍くなるので、微妙な力加減ができなくなり不器用になるとしていました。


爪のやわらかさが不器用につながるかどうかは関係ないことですが、物をつかむのに大切な役割をしている事は確かです。ただここでは偏食による栄養不足やマニキュアが原因だとしていました。これにはめずらしくまともな事を言っているように思えて、実はそんなに簡単に爪の厚さが厚くなったり薄くなったりならないことを考えていません。個人差の域をでないことに、ただ理屈をつけていろいろ言っているだけです。偏食は爪に限らず、髪の毛や皮膚の他、全てに関係しますので、バランスよく食べましょうね。


次に皮膚は体毛がセンサーの働きをしているので、毛を剃るとセンサーの感度が鈍くなり、これが不器用につながるとしていました。毛は確かに皮膚センサーですが、不器用とは全く関係ありません。


続いて東京学芸大学、宮崎先生は「ずっと同じ姿勢をすると筋肉の血流が悪くなることで筋肉内にある筋紡錘の感度が鈍くなり、皮膚や筋肉からの力の強弱などの感覚情報が正しく脳に伝達されないので不器用につながる」
とコメントしていました。この
宮崎先生、この番組に度々登場していますが、




出演料たくさんもらっているのでしょうねー
宮崎ちゃんいったいいくらもらってんの?



このコメントなど不器用とは全く関係ないもので、筋肉疲労による能率の低下です。よってこれも深く考える必要はありません。



「親指依存症の恐怖」
番組によると携帯電話、TVゲーム、リモコンなどの親指ばかりに依存していると「親指依存症」になるとしています。しかし言う事に事欠いて親指依存症とは・・・。考える人もいないとは思いますが、これなどは

全く考える必要ありません




この後もっともらしく中指が感覚が鋭いとか、握るのに小指が大切だとかという当たり前のことをぬけぬけと解説していましたが、
だからどう関係あるの?


続けて両腕をそろえて前に出した時にひじとひじの距離が近い人はサル腕で、不器用な人は全員サル腕だということです。根拠の説明ももっともらしくしていましたが、サル腕のバイトには不器用に演技してもらったんじゃないの?


さらに、指を使わないと脳の働きが衰え、脳細胞の死滅がドンドン加速されるんだそうです。指を使って細かい作業をするという事は大切ですが、脳細胞を引き合いに出してそこまで脅していったいどうしたいのか? 毎回の事なんでもう慣れっこですが、脅した後に出てくる対処法が泣けてきます。


新聞を片手で丸める、指をくるくる回す運動を2週間実施した女性の例を出していましたが、結果はリンゴの皮むきもタマゴの片手割りもうまく出来ていました。こういう実験で証明したつもりでしょうが、運動とは関係なくただ練習しただけです。これを学習と呼びます。まあ、指運動はよしとしても、新聞丸めたらゴミが増えるし手は黒くなるしでいいことはありません。


「段取り、要領の悪さの克服」
ということでシミュレーション力がどうとか時間配分が大切だとか言っていましたが、これなんて・・・


不器用と全く関係ないじゃんか



さらに跳び箱を飛ぶ実験をしていましたが、イメージする事で不器用は克服できると結んでいます。しかし、この跳び箱実験は単なる・・・




運動神経の個人差です。



今回の感想
特命リサーチは起承転結がはっきりと構成されており解説も楽なんですが、この番組はあちこち引っ掻き回してまとまりがなく、結局視聴者に恐怖を植え付けたあとで番組で解決できると言いたいようです。実験→証明を繰り返してはいますが、全て個人差や意味のないお遊びです。今回ほどたくさんの実験や多くの専門家が登場した回は、ここで解説を始めてからはなかったでしょう。なんともおそまつ極まりない内容です。視聴者は、

結局なんだったの?

としか思えないでしょうね。もちろん不器用解消を考える必要など全くありません。


さて、来週は・・・「女性ホルモン」
どんな色っぽい展開なのでしょうか?