旅行記・東海道線篇
(横浜〜名古屋)
七時五十三分発東海道線伊東行。前回(夏休み)に引き続き、名古屋を目指し、私はこれに乗った。第一目的地は熱海である。今回私が利用した電車は、偶然にも特急車両の外装を東海道線のものに改めたものであったため、かなり快適に過ごすことができた。折りしも今日は絶好の天気。車窓から見える景色は最高である。あちらこちらで梅が咲き、春の訪れを感じた。嗚呼、素晴らしき哉。暫く経って、海が見えた。私は薩摩の出身であるがわが町は内陸部であるため、海には馴染みが薄い。水面に映る朝日は、眩しくも美しかった。水平線の彼方に思いを馳せる。そうこうするうちに電車は熱海へ。伊東線に直接接続するため、一旦下車。前回よりも至極快適な一時間半であった。
次は浜松行に乗って、遠江国を横断。前回は座ることが出来ず、結構辛かったが今回は幾分空いており、座ることが出来た。はじめは五両編成であったが静岡から三両編成に。車窓には富士山の下に長閑な田園風景が広がる。久々にのんびりとした気分になった。やはり日本人は農耕民族である。田園風景に安らぎを感じ、大地に安息を求める。そのようなことを感じつつ、幾つかの城下町を通過し、終点浜松。再び乗換えの為に下車。旅は三河国へと続く。
各駅停車岐阜行。これは快速列車が並走している為利用者は少ない。故に余裕で座ることができた。これに乗ればもうすぐ名古屋である。自然と名古屋にいる刎頚の友の顔が思い出される。尾張に入って名古屋に近付くにつれ、段々と都会の喧騒が渦巻いてきた。一日目の行程の終了を予感させるものであった。そして約半年振りに尾張名古屋城下におりたった。そこで小学校以来の友と再会、酒を片手に歓談し、久闊を叙したのであった。
そして旅は明日へと続く・・・。さてはて、どうなることやら。