エジプト・ギリシア遠征記(1)

第一次卒業旅行(第二次として四国周遊を近日中に実行予定)ということで平成16年2月16日から同20日まで行って来ましたカイロ・アテネの旅の記録をここに記したいと思います。
一、旅の始まり

旅行の始点は当然のことながら川崎です。
今回はここからいかに安く成田空港に行くか苦心することから全てが始まりました。
前回(旅行記は書かれていませんが、中国は四川に行ったとき)は成田空港に行くのに馬鹿正直に成田エクスプレスを使って4000円近くとられたので(往復だととんでもない額に)、今回は充分様々な路線を比較検討です(ただし鉄道のみ)。
で、結局下した結論は、京浜東北線で日暮里まで行き、そこから京成線特急(スカイライナーに非ず)を使うという方法。
これだと乗り換えが1回の上、僅かに片道1380円、存分に節約できます。
時間はかかりましたが(約2時間)、まぁ浮いた分を海外で使えるということで(笑)。

ニ、旅立ち

さて、成田空港着。
何度か来たことがあるんですが、空港内で日本酒が売られているのは素晴らしいですね。
・・・ってそんなことを書く場所ではありません。
一緒に行く友達と合流して、カウンターで色々と手続を済ませて、荷物を預けて、昼過ぎだったので少々腹ごしらえをして(日本食がいいかな、とか思ったのですが、節約のためマクド)、出国審査(日本人だからスムーズ)を経て、電車みたいなのに乗ってCターミナルに移動して、免税店に並んでいる日本酒の誘惑に耐えつつ搭乗時間になって、飛行機に乗り込んで、いざ、乗り換えの場所・トルコのイスタンブールへ。
そう、今回我々が利用した飛行機はトルコ航空だったわけです。
赤い尾翼に、白い丸、中に赤い鳥のようなマークが映える飛行機。



機内は日本人とトルコ人が半々くらいでした。
添乗員は1人を除いては全員トルコ人でした。
おまけにその日本人添乗員は反対側の通路担当だったので、乗った当初からトルコ人のお世話になって、もはや異国気分です。
それにしても11時間の飛行時間は閑でした。
映画も何やらトルコ映画らしき面白くなさそうなやつだったので、読書(睡眠薬代わりの行政法の本と本気で読む司馬さんの小説)と睡眠、そしてたまに出る機内食に膨大な時間をつぎ込むことに。
ちなみに一回目の機内食はシーフードとチキンとどっちがいいかと訊かれ、鶏肉好きな私は迷わずチキンを選択、焼いたような鶏にポテト、サラダにパンまでは普通だったんですが、それについていたもう一皿の中には何だか分からないものを巻いた巻寿司と、謎の魚の刺身もどきが入っていて、巻寿司はまだ食べられたんですが、魚は何故か妙に辛くて醤油に合わず、閉口させられました(苦笑)。
二回目の機内食はラザニア、これしかない、と言われ、ラザニアを口にすることに。こっちは至って普通でした。

三、トルコへ

そんなこんなで11時間を経、飛行機は日本上空から日本海、シベリア、モスクワ上空、キエフ上空を飛び、いよいよイスタンブール・アタテュルク国際空港へ。
降り立った時の感想は異国に来た感慨でも何でもなく、「寒い」でした。
空港はかなりの分厚さの雪に覆われ、かなり低い気温です。
まぁターミナルビルに入るまでのほんの僅かな時間なのでそんなに耐えられないほどのものではないのですが。
現地時間は午後8時、結構な時差を感じさせられます。
しかしトルコまでの機内で寝ていたのと、異様にテンションが高かったため、時差ボケする兆しも見せずに、乗り継ぎカウンターで搭乗券を見せて、空港出発ロビーへ一気に。
一応乗り継ぎ時間が2時間だったので、色々と見て回ることにしました。
でも、トルコらしいものが売っている場所は1箇所しかなく、折角両替したトルコリラもあまり役に立たないことに。
とりあえずサッカーを観て非常に盛り上がっている一角があったのが非常に印象的でした。
そうそう、やはり自動販売機には注意です。
お釣りが出てこないことで悪名高い一部国家の自動販売機ですが、トルコのも例に漏れずそれでした。
友達はそのせいでジュースを何本も買うことに・・・(涙)。
まぁそれはともかくとして、乗り継ぎの時間近くになったので、空港内の掲示板に表示されていた搭乗ゲートへ。
そこには何故か日本人が満ち溢れていました。
何ぞのツアーだったらしく、添乗員が忙しげに立ち回り、大変そう。
しかし、このツアーの存在にはちょっと助かりました。
なかなかゲートに入れずおかしいな、と思っていたところ、ツアーの添乗員が慌ててツアー客に前の飛行機が遅れて搭乗口が変更になったので、移動してくださいと説明しているのを小耳に挟み、ちゃっかり我々も移動。
結局飛行機は着いたものの飛行機まで行くためのバスがないだの何だので、2時間半くらい遅れてようやくカイロ国際空港に向けて飛び立ったのでした。

四、エジプト入国

イスタンブール〜カイロはそんなに時間はかかりません。
2時間少々といったところでしょうか。
しかし、そこでも機内食が出たのには驚かされました。
私は前の機内食が晩飯だと思っていた上に流石に時間も遅かったので控えめに食べたんですが、隣に座っていたエジプト人らしい人の食欲は尋常ではなく、もっと驚かされます。
多分空港で何も食べていなかったのでしょうね。
そうこうするうちにあっという間にカイロ空港に到着。
遅れのせいで時間は午前2時過ぎという尋常ではなさです(苦笑)。
カイロ空港では降りた瞬間にあ、アラビアだな、というような臭いがしました。
で、人波に乗って入国審査へ・・・行こうとしていたのですが、その直前にあります、これまた悪名高い両替カウンター。
レートは別におかしくもないんですが、大量に外貨をエジプトポンドに両替させようとするので厄介です。
何せエジプトは外貨が不足しているらしく、一度エジプトポンドに替えると外貨に戻すのが至難な国なので。
案の定両替カウンターでは色とりどりの外国語を使って両替を促してきます。
無論両替しないわけにもいかないので、一計を案じ、予め財布の中には小額の外貨のみを入れておき、それを渡して持っているのはそれだけだと言い張る作戦で、エジプト滞在中に丁度使い切る程度のエジプトポンド(本当に奇跡的に両替した額と使った額がほとんど同じくらいだった)に替え、何とか両替地獄を通過することができました。
可哀想に、両替カウンターのおっさんたちの勢いに飲まれてそれこそ数万円(一日や二日では全然使い切りません)もエジプトポンドに両替させられ、札束を渡されている人もいましたが・・・。
そうそう、エジプトって許可証を持っていれば旅行会社の人が入国審査よりも外側に入ることができるみたいなのです。
エジプト入国のためにはビザがいるわけですが、それがカイロ空港で簡単に入手できるという嬉しいシステムな上、我々は現地の旅行社の人にアシストを頼んでいたのでこの点は非常にスムーズにいきました。
で、入国審査。
事前に結構厳しいと聞いていましたし、飛行機の中で書いた入国カードの記入方法が合っているかどうかもよく分からなかった上、やたらと一人一人に時間がかかっているようだったので不安でしたが、何のことはない、パスポートの写真と私の顔を見比べて、何も言わずにハンコを押して、終了。
いやぁ、日本人っていいなぁ・・・(笑)。
その後、預けた荷物を引き取り、さっきの旅行社の人と合流、ホテルまで送ってもらう・・・はずだったのですが、その旅行社に依頼していた日本人がもう一人いて、その人が姿を見せないらしく、捜してくるからちょっと待っていてくれ、ということで、暫く待機することに。
すると、寄って来るは来るは、これまた悪名高いタクシーの客引きとツアーの勧誘。
相変わらず様々な外国語を使って話し掛けてきます。
そこでとった作戦は、何を問われても決して話さないこと。
黙りこくる我々に彼らは必死で話し掛け、日本語が通じないとみると中国語、韓国語・・・と、様々なアジア系言語を用い気をひこうとし、終いには英語で「何故話さないのか」と問うて、それでも答えないのに業を煮やし、去っていきました。
感じ悪いと思われたのでしょうが、一切気にしません(笑)。
そうこうするうちに旅行社の人が単独で帰還、彼曰く、もう一人は飛行機の席がダブルブッキングしたんでしょう、と。
リコンファームの重要性を再認識させられました(汗)。
んで、ようやく車に乗り込み、カイロ市内へ。
夜だったので景色はあまり見えませんでしたが、闇の中にライトアップされた(そこだけ電気がついていたのかも)巨大なモスクが沢山浮かび上がっているのを見た時には、ああ、イスラーム世界に来たんだな、と心から感じました。
ああ、夢にまで見た(嘘)アル・カーヒラ(カイロのイスラム名)。
暫くしてホテル着、チェックインして自動ではなく手動扉のエレベーターに乗り込み、6階の部屋へ。
時間は午前3時を回ったところ、流石に遅く、荷物整理やら何やらもそこそこに、床に就いたのでありました。
さてはて、明日はどんな事が我々を待ち受けているのでありましょうか。

(2)に続く>>