贈長沙公 ・ 第四節

晋 ・ 陶潜

長沙公に贈る ・ 第四節

書き下し文

何を以て心を写さん
此の話言を貽(おく)る
簣(き)を進むること微なりと雖も
終には山と為る
敬(つつし)めよや離人
路に臨んで悽然たり
款襟或いは遼かなるも
音問其れ先にせよ

陶淵明が別れを惜しんで贈った詩。別れに臨んでの淵明の心情が如実に表れている。哀切を感じる名詩である。
この詩は私にとっても思い入れのある詩である。高校時代、ある理由で友人が学校を辞めたのであるが、その際、別れにあたって色紙に書いたのがこの詩であった。今となっては儚い思い出である。