■ 東京ヴェルディ1969vs川崎フロンターレin味の素スタジアム 2005.03/19
新加入のブラジル人FWワシントンを擁して今年のJのダークホースとの呼び声
も高い東京Vと今季5年ぶりのJ1復帰も前節浦和レッズを敗北の寸前まで追い
込んだ川崎Fと言う注目のカードを観戦に味の素スタジアムまで行って来ました。
注目は東京Vのワシントンと川崎Fのジュニーニョ、マルクス、我那覇の3トップ。
試合前のスタメン紹介でホームのヴェルディ側の選手紹介が行われていました
が独特のニックネームは今年も使い続けるようです。
山田卓也の「エキゾチックターミネーター」、林健太郎の「美白のマエストロ」辺り
は有名ですが今季加入のワシントンは「黄金のストライカー」でした。
ただ相馬崇人の「オーバーラップスナイパー」は微妙です。
キックオフから川崎Fペースで試合は進み、左サイドのアウグストの攻撃参加
からチャンスを生み出します。
左サイドの突破から得たコーナーキックのこぼれ球をセットプレイで上がっていた
センターバックの寺田が押し込んで開始早々の5分で川崎Fが先制しました。
その後の川崎Fは中盤の激しいプレスからボールを素早く奪い、25分には縦に
速い展開からジュニーニョが2点目を、28分にはセットプレイから再び寺田が
決めて30分経たないうちに3点を連取してしまいました。
東京Vは自慢の左サイド相馬が川崎Fの長橋に完全に封じ込められ、前線の
ワシントンにもボールが入らず何もさせて貰えません。
チャンスらしいチャンスは39分に山田卓也からの折り返しにワシントンが詰めた
シーンくらいでした。
前半42分にマルクスに4点目を決められヴェルディは4点ビハインドで前半を
終了する羽目に陥ってしまいました。
前半の川崎Fはまさにパーフェクトの一言で3バックと中盤の4人がきっちりと
相手のプレイを潰し、攻める際には左サイドと前線の3人で速く攻めるという
ことを徹底して東京Vに全く付け入る隙を与えません。
攻撃に入った時のジュニーニョの縦に行くスピードは脅威で少ない人数での
攻撃には打ってつけの選手だと思います。
東京Vは後半の頭から全く良い所のなかった平本に代えて森本を投入して
劣勢を挽回しようと試みます。
後半開始から5分、ワシントンが相手DFを背中でブロックしながら前を向いて
ペナルティエリアに侵入したところを倒されPKを得て1点を返しました。
その後もどちからと言えば川崎Fペースで試合は進んでいましたが後半10分、
東京Vがサイドに展開したボールがタッチラインを割り、スローインだと思われた
ところ副審はフラッグを上げません。
一瞬川崎Fの選手の動きが止まった隙を突いて左サイドから上げられたボール
がディフェンダーに当たってゴールに入り東京Vが2点差にしました。
前節3−1から浦和に追い付かれたことを思い出したのかこの1つのプレイから
川崎Fのチーム全体がパニックに陥ってしまいディフェンスもずるずると下がって
東京Vに押し込まれてしまいます。
その4分後にも森本に決められ1点差となってしまいました。
東京Vはワシントンにボールが収まるようになり、前半は完全に抑え込まれていた
両サイドも上がって来て猛攻を仕掛けます。
パニックに陥っていた川崎Fですが後半の30分位には落ち着きを取り戻して反撃
を始め、いくどが決定的チャンスも迎えましたが最後のシュートが決まりません。
落ち着きを取り戻した川崎Fが逃げ切るかと思われて来た後半40分頃に再びの
アクシデントが川崎Fを襲います。
選手が倒れていた為に川崎Fの選手がピッチ外に出したボールを東京Vの選手
がスローインで返すことをせずに攻撃に使ったのです。
川崎Fのサポーターからは怒声が飛びましたがプレイは続き、いったんははクリア
したものの再びゴール前に入れられワシントンが相手DFを抑えながらキープし
森本に渡して東京Vが追いつきました。
ロスタイムに川崎Fはゴール前でアウグストがFKを蹴るチャンスがありましたが
ボールは大きくそれて試合終了になってしまいました。
前半で4点をリードした試合を追い付かれた川崎Fですが2失点目以降のチームの
取り乱しよを見るとまだまだチームとして若いように感じました。
攻撃力はJ1でもトップレベルに入ると思いますし、守備の方もかなり組織力が高く
安定しているので試合の流れを読んでのプレイ、突発的、予想外の事態に対する
落ち着いた対応が出来るようになれば川崎FはJ1で面白い存在になりそうです。
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