■ アルエット熊本vs国士舘大学in町田陸上 2002.11/10
町田まで1時間弱という計算の元10時少し前に家を出たところ30分ちょっとで
着いてしまい待ち合わせ場所のルミネ前に行きましたが当然誰もまだ来ている
訳がありません。
時間を潰す為に付近を散策していた所タクシー乗り場を見つけルミネの中で
お弁当を売っているトンカツ屋も見つけました。
集合時間の11時近くになったので待ち合わせ場所に行くと11時頃に凍矢さんが、
11時少し過ぎにガレさんが合流しました。
ここまでは以前にも会った事があって顔も知っているメンツでしたが今回初めて
会う事になるあひゃひゃさんと会えず携帯のにメールを入れた所目の前で柱に
寄りかかって座っていたのがあひゃひゃさんでした。
実はまだ凍矢さんが来る前から「そうじゃないかな」とは思いつつ見ていたのです
が間違った時のことを考えると声を懸ける勇気がなかったのです。
とにかく最初に会う4人が集合出来たのでルミネ内のトンカツ屋で「勝つ」に因んだ
「カツ重」を買ってお茶等を買いに行こうとルミネを出たところで歩いてくるkaysさん
と出会いました。
同じトンカツ屋でkaysさんはカツ重を買い飲み物を求めて全員で駅から見えたドラッグ
ストアに向かいましたが飲み物を置いておらず駅の方に戻り違う方向のドンキホーテ
に買いに行こうという話になりました。
ただもう11時半近くそろそろあにいさんが町田に到着する時間だった為に凍矢さん
とガレさんが買いに行き残りはあにいさんを待つことにしました。
凍矢さんさん達が出発してしばらくして名物の「喧嘩上等」太鼓を持ったあにいさん
が駅から歩いて来ました。太鼓のアクリルの透明な膜には「JFL残留」という文字が
大きくマジックで書いてあります。
僕とkaysさんは直ぐに気が付きましたがあにいさんはこちらをなかなか発見出来ず横
を通り過ぎて行きました。面白かったので放って置いた所あにいさんはキョロキョロと
周りを見回し後ろを向いた時に僕たちに気が付きました。
町田で合流する在京のアルエサポの女性2人が合流し凍矢さんとガレさんが飲み物を
買って戻ってきたので8人で2台のタクシーに分乗し町田陸上競技場へと向かいました。
競技場に入ると既に熊本から先に来ていたアルデラスの隊長ポポル好きさんや
〆ヵ”さんが応援幕や旗の準備を済ませていました。〆ヵ”さんは白いTシャツに
大きく「残留」と黒いスプレーで書いた物を着て観客席の上段に立っていました。
お互いに自己紹介をした後カツ重を食べながら今期のアルエの成績の低迷の理由
を〆ヵ”さんや隊長から聞きましたが主軸の選手の退団や怪我による不在の為に
勝ち星が伸ばせなかったという事でした。
降格が懸かった大一番ということで在京アルエサポも多く駆けつけ30名近くになり
隊長も「ホームよりも多い」と言って喜んでいました。お土産として持ってきた佐賀
のお菓子「花ぼうろ」を〆ヵ”さんたちと食しながらしばらく会話は続きました。
試合開始時間が近づいて来てあにいさんと〆ヵ”さんはチームタオルを頭に巻いて
臨戦態勢に入ります。ガレさんは〆ヵ”さんからアルエットのアウェーユニフォーム
を借りて応援することになりました。
あにいさんが太鼓を打ち鳴らしスタメンの選手のコールが始まりましたがスタジアム
が山に囲まれている為にやまびことなって大きく反響していました。試合前に凍矢
さん、ガレさん、あひゃひゃさんに「とりあえず声だけは出して行こう!」と声を懸け
キックオフになりました。
試合開始から勝つしかないアルエットは怒涛の攻めを見せます。
特に左サイドからの良い突破で何度かチャンスを作りましたが最後のシュートに
精度を欠きGKとの1対1のチャンスも外して得点に繋げられません。
みんな声の限りに応援し、コールに参加し、良いプレイに拍手し熊本を応援して
いました。僕の左隣は〆ヵ”さんで右隣はkaysさんでしたが〆ヵ”さんは飛び跳ね
ながら応援していました。
kaysさんはさすがにJの応援に行き慣れていて応援も手馴れたものですがサッカー
観戦経験があまり無い凍矢さん、ガレさん、あひゃひゃさんも顔を真っ赤にして声を
張り上げていました。
20分を過ぎた辺りから国士舘が盛り返し右サイドを起点として攻めて来るようになり
ます。アルエットは選手の疲れの為かディフェンスラインと中盤の間にスペースが
出来てそこに2列目から飛び込まれ再三危険な場面を迎えていました。
アルエットの選手も気迫の篭もったプレイでプレスを懸けクリアを行なっていましたが
35分に左サイドから上げられたクロスを合わされて失点してしまいました。
kaysさんは「キーパー棒立ちじゃないか!」と声を荒げました。
「アルエット熊本!」
失点に気落ちしている選手に喝を入れる大きな声が競技場に木霊し全員がコールを
繰り返します。「時間はまだある!逆転だ!」と叫びますが勢いに乗る国士舘は激しい
攻めを見せGK中西が1対1を気迫の飛び出しで止めたり必死の守りで何とか前半は
0−1で終了しました。
ハーフタイムにジヤトコが宮崎に1−0でリードしているという放送が流れ重たい空気
がスタンドに流れますが「とにかく目の前の試合に勝つんだ!」と後半へ向けて気合い
を入れました。
後半キックオフからお互いに一進一退の攻防戦が繰り広げられ一度国士舘が熊本の
ゴールネットを揺らしましたがキーパーへのファウルでゴールは認められませんでした。
アルエットも攻めますが最後のシュートに力が無くチャンスもなかなか作れなくなって
いきます。前半と同じく左サイドから突破してクロスを上げるのですが中に入って来る
選手のタイミングが遅く、クロスは空しく撥ね返されるかゴールラインを割りFWまで届き
ません。
既に前半で枯れた喉から声を絞り出して応援を続けていましたが時間は無情に流れて
いきます。
相手選手がファウルを取られて審判にクレームを付けた時には「審判絶対!」と
コールしてその直後に熊本の選手がファウルを取られると「糞審判!」というコールを
するあにいさん達に苦笑するような場面もありました。
後半30分近くに携帯でジヤトコと宮崎の試合の途中経過を入手していた人から宮崎が
逆転したとの情報が入り勝てば自動降格を逃れられる可能性が出たので最後の力を振り
絞ってさらなる声援を送り続けました。
アルエット選手にもそれが伝わったのか何度か惜しいチャンスを作るもののゴールを揺らす
ことは出来ずセットプレイからのヘディングも無情にゴールバーの上を超えていきました。
アルエサポは諦めずに必死の応援を続けますが時間だけが空しく流れ、ついにその瞬間が…
タイムアップの笛が鳴った瞬間にアルエット熊本のJFLからの降格が決まってしまいました。
アルデラスの隊長や〆ヵ”さんはタイムアップの笛が鳴った後泣き崩れ、あにいさんも太鼓
を抱えて号泣を始めます…
僕やkaysさん、凍矢さん、ガレさん、あひゃひゃさんも声も出ず僕は込み上げる涙を堪える
だけで精一杯でした。
「必ず帰って来るぞ!」
選手が引き上げたピッチに向かってあにいさんは叫びました。
〆ヵ”さんとあにいさんの肩を叩いて慰め「再来年また一緒に応援しよう」と誓い合いました。
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