ルイ・マヌエル・セザール・コスタ
(ポルトガル、MF)



    ポルトガルは中盤に優秀な選手を輩出することで知られる
   がルイ・コスタはその中でも一、二を争う才能である。

   ゲームメーカー(イタリア語でレジスタと言う)としての能力
   は一級品で、広い視野と正確な技術を持ち、チームの攻撃
   の方向性を決め、指揮し、前線に鋭いスルーパスを送り、
   時には自らドリブルで切れ込んで得点を狙う。

   チームの屋台骨としてなくてはならない選手であり所属する
   フィオレンティーナとポルトガル代表においてもその役割と
   存在の重要性は変わらない。

   首都リスボン出身で、地元の名門ベンフィカに合格した
   のが9才の時。

   ちなみに500人の中から彼を選んだのは「黒豹」と呼ばれた
   名手、エウゼビオである。

   18の時に貸し出されたファフェで力をつけ91年ポルトガル
   Wユースの中心選手として活躍、優勝の立て役者となった。

   翌年からベンフィカでレギュラーをつかむと92ー93年
   ポルトガル・カップ優勝、翌シーズンに念願のリーグ優勝
   を決めイタリアのフィオレンティーナに移籍し現在にいたる。

   「バティストゥータの恋人」
という表現通りアルゼンチンの
   大砲の活躍は彼なくしては語られず頻繁な移籍が相次ぐ
   セリエAにおいて安定したポジションを保っている。

   フィオレンティーナの攻撃は文字どおり
   「まずルイ・コスタを経由して始まる」と言って過言ではない。

   代表チームの不振でW杯への出場はまだないが27才と
   いう脂の乗った年齢だけにいっそうの奮起を期待したい。

   180センチ74キロ。

   ラテンの指揮官、ルイ・コスタは
   ルイースという名で登場する。
   
   バティスタに彼が加われば
   得点能力は飛躍的に向上することは間違いない。

オリバー・ビアホフ
(ドイツ、FW)



    若い才能が集う欧州のトップリーグの中にあって異例の

   遅咲き
の選手として知られる。

   191センチの長身を活かした頭での得点に絶対の自信を
   持ち、とりわけセットプレーからの
ヘディングシュートは
   ミランでもドイツ代表でも重要な飛び道具として機能する。

   多芸多彩なスターたちとは異なり武器はほとんどこの一芸
   だけであるが、調子のいい時には真上から叩き下ろすこと
   もあり世界でも屈指の破壊力を持つと言っていい。

   初めて国際的な注目を浴びたのが28才の時でそれまでは
   ドイツ国内でも無名の存在だった。

   90年まで国内の名門クラブを次々と渡り歩き22才の時
   所属したオーストリアのザルツブルグで得点王を獲得して
   ようやく名をあげたものの名門インテルではまだまだ実力
   を発揮できなかった。

   レンタルで移籍したアスコリは翌シーズン降格したがここで
   セリエBの得点王になるなど、能力の片鱗を見せている。

   最大の転機は96年の欧州選手権で、フォクツ監督に信頼
   された彼は
スーパーサブとして活躍、
   とりわけ決勝のチェコ戦では出場してすぐに同点ゴールを
   たたき込み、延長でゴールデンゴール(Vゴール)を決める
   働きでドイツに16年ぶりの欧州タイトルをもたらした。

   それからの評価はうなぎのぼりで97ー98シーズンには
   ウディネーゼで得点王を獲得。

   ザッケローニ監督とともにACミランに移り斜陽化する名門
   を再びリーグ優勝に導いている。

   98年フランス大会では相手のマークをものともせず3ゴール
   をマーク。

   国際舞台でも勝負強さを発揮しており貴重な職人肌の選手
   としていっそうの活躍を期待したい。

   なお、名前はビエルホフとも表記する。現在31才。

   ドイツの新型爆撃機、ビアホフは
   ビリヤコフという名前で登場する。

   ポストプレーを目指すなら獲得しない手はないだろう。

メハディ・マハダビキア
(イラン、DF・MF)



    日本がW杯初出場を決めた97年の第3代表決定戦
   でダエイ、アジジとともに最も日本を苦しめた選手。

   一瞬でトップスピードに乗る
駿足を誇るウインガーで、
   右サイドから仕掛けるカウンターの起点となる。

   強力なシュート力も武器に持ちFWとしての決定力も高い
   など、アジアレベルを越えた存在でアジジの同点ゴール
   の起点になった

   鋭いドリブル突破は記憶に新しい。

   98年フランス本大会イランはアジア勢として唯一の白星
   をあげたがアメリカ戦で40メートルを独走して唯一と
   なる決勝ゴールを決めたのがマハダビキアである。

   この活躍を受けて
アジア最優秀新人賞を受賞、
   長くピルズィが放出しなかったが昨シーズンに
   ブンデスリーガに移籍、
   現在はハンブルガーSVで活躍中。

   まだ22才であり、日本の中田とともに21世紀のアジア
   をリードする存在になるのは間違いない。

   171センチ69キロ。

   昨年交通事故にあったとの情報あり(未確認)。

   砂漠のナイフ、マハダビキアは
   マッディという名前で登場する。

   彼の鋭さは我々が一番よく知っている筈であろう。

クラウディオ・ロペス
(アルゼンチン、FW)



    アルゼンチンの生んだスター、マリオ・ケンペスの
   故郷リオ・テルセーロから飛び出した駿馬。

   陸上選手のような長い足を誇りゴール前にフルスピード
   で突進する姿は額縁に入れたいほどの美しさである。

   90分を全力疾走するほどの驚異的な
スタミナと尽きる
   事のない
ファイティングスピリットを持ち、彼以外なら
   追いつく筈のないルーズボールを奪取する事もしばしば。

   98年フランスW杯において日本の最も警戒するべき
   選手の一人に取り上げられたのは記憶に新しいところ
   だろう。

   ラシン・アベジャネタから、ケンペスが名を上げた
   スペインのバレンシアに移籍したのが96年。

   その颯爽とした走りとは裏腹に決定力を欠き
   「ゴールに呪われた男」と形容された時期もあったが
   98ー99シーズンは21ゴールを挙げて
   得点ランキング3位に食い込む活躍を見せた。

   96年のアトランタ五輪で銀メダルを獲得した主力の
   一人でありオルテガ、クレスポなどとともに現代表
   でも欠かせない戦力として認知される。

   来シーズンはラツィオでプレーするとの噂があり
   去就に注目が集まっている。

   現在25才。
  
   175センチ70キロ。
   幼少時の仇名は「ビオホ」(シラミ)。

   アルゼンチンの赤兎馬、クラウディオ・ロペスは
   ロブレス Cという名前で登場する。

   彼のスピードは、カウンターの絶好の切り札になるだろう。