レトロゲームレビュー/名作、クソゲー等ファミコン時代から網羅

「ファイアーエムブレム・紋章の謎」



Media:スーパーファミコン用ROMカートリッジ
Maker:任天堂
種 別:シミュレーションRPG


 おいら的には初めてプレイしたファイアーエムブレムがこれだった。
簡単に内容を説明すると、シミュレーション&RPGの名作で、ファンタジッ
クな世界を舞台に王子マルスが仲間達と敵を倒し勝ち進んで行く、というもの。
見た目はそれほど難しそうに見えないが、実は決して難易度は低くない。
キャラクター達には、騎士、ペガサスナイト、弓兵、剣士などの属性があり、
属性はそれぞれがジャンケンのように強弱が設定されている。

 簡単にいうと騎士は弓兵に強く、弓兵はペガサスナイトに強く、ペガサスナ
イトは騎士に強い、といった具合である。
これが非常にシビアで、かなり強いキャラでも天敵にあたると一撃でやられる
こともしばしばである。

 しかも、このゲームの場合、一度やられた(死んだ)キャラクターは死亡扱
いになり、基本的にはそれっきり使えない。
セーブ等にもいやらしいまでの規制があり、ちょいと死ぬまえに戻ってやり直
す、というわけにいかないので、見た目とシビアさのギャップでは、「ロマン
シア」並であるとおいらは思っている。
というわけで、最悪の場合、シナリオが進むごとにどんどん仲間が減っていく、
ということも充分ありうるのだ。

 とはいうものの、ゲームバランスは高いながらも非常に絶妙で、ゲームオー
バーになってももう一度やってみようという気を起こさせるところが非常にう
まく作ってある。
ちなみに、ファイアーエムブレムは、元々ファミコンのROM版で発売されたもの
が元祖で、「紋章の謎」は元祖スーパーファミコン版のシナリオプラス新作シ
ナリオ1本という構成になっており、なかなかお得である。


 難易度としては後編シナリオ「紋章の謎」の方がさらに高くなっており、余
談だが、おいらは後編シナリオの最終面までボロボロになりつつもなんとか進
撃し、主人公マルスで敵のボスを倒したが、敵のターンになった途端、横にい
た敵キャラにマルスを討ち取られ、そのままゲームオーバーになったのを最後
にこのゲームには2度と触っていない。


 実にどうでもいいことかもしれないが、このゲームの発売当初、テレビCM
に出演していたのが裕木奈江だった。
本当にどうでもいいことだが、なぜかおいら的にこの点はきっちりと押さえて
おきたかったのである。

 ちなみに、NINTENDO64版のスターフォックスのCMはご存知の方
も多いと思うが、広末涼子である。
当時、徹夜明けか何かで、意識朦朧としたままぶらりとショップに立ち寄った
おいらは、新発売で山積みにされているスターフォックスを見て、条件反射的
に、それが何故か広末涼子のゲームであるとの錯覚を起こし、それを疑うこと
なく買おうとしてしまったことがある。
すんでのところで、「スターフォックスは広末涼子とは関係ない」という事実に
気がついて思いとどまったが危ないところであった。



AXL 2001

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