割とどこの牧場でもやっている事ですが、わが牧場でも2種の牛の種を付け分けていますので2種生まれます。ホル(ホルスタイン)と、F1と呼ばれる子牛です。F1というのはこの場合、ホルスタインのメスに黒毛和牛の種をつけたものの事です(「F1」本来の意は違う)。F1はホルの子牛よりも小さいので、初産の牛につけることで出産のリスクを減らすというメリットがあります。ちなみに生まれたF1は、オスメスに関わらず例の別の業者さんに売られます(合掌)。通常ホル雄子牛よりも高く取引されます。
なごいくの家は牧場です。モ〜モ〜♪是非おいでませ。
なごいく牧場観光案内
なごいく温泉
おお!牧場はみどり♪

 放牧地…今は雪に覆われてなんも見え〜ん(笑)。我が家の牧草地は全部で40町歩(他の単位が分かりません!)弱だそうです(少ない方)。これを毎年2回、6〜7月、9〜10月に草刈します。夏になったらまたその模様をアップしますね♪冬はよくここで(もちろん自分の土地で)スノーモービルをする人がいます。ちなみに、それだけ広大な土地を所有していても、土地全部の値段はうちの実家より安いそうです(トホホ…)。
 トラクター。うちには多分4台くらいあります(使えないのもあるかも)。乗る部分はみんな同じような感じで、前のウデの部分に色んなアタッチメントを付けたり、後ろに牽引したりして、色んな仕事をします(なんだか「はたらくおじさん」みたいですね・笑)。乗るだけなら大型特殊免許。後ろに付けるなら牽引免許が要りますが、ほとんどみなさん持ってません(笑)。公道を走らなきゃ構わないですし、走っても普通そんなもん文句言われません。そういう土地です。ちなみに私も大型特殊は持ってます(たまたま安く取れたから・笑)。しかし、乗れても作業が出来なきゃ意味ないのでした…。
 これも友達の牧場で撮影させて頂きました。これがパーラーです。観光牧場なんかではみんなこれじゃないかな。ここに牛を入れて乳を搾ります。搾り終わったら出し、次の牛を入れます。人間は動かなくていいので楽です。我が家のようなスタンチョン牛舎の場合、その中で搾りますが、フリーストール牛舎では搾乳する場所は別でなければなりません。古いスタンチョン牛舎に牛を連れてきて搾る人もいますが、このパーラーみたいな施設を新に作る人も多いです。作業効率が段違いだし。でも高い!
友人宅の種牛くん
 種付けは人工(人工授精の略)で行っていますが、牧場によってはホントに○○させているところもあります(笑)。その場合種牛となる雄も一緒に飼っています。我が家の場合、牛に発情(通常21日周期)がきたなと思ったら、受精師さんにお願いします。大体産後1ヶ月くらいから発情が来ます(個体差アリ)。止まらなければまた次の発情を待ちます。人間と変わらんな〜(笑)。
ヤジ牛
 ホルスタイン種は寒さに強く暑さに弱い、という事で北海道での飼育に適していることから、この辺りで見る牛はほとんどがホルスタインです。もう1種日本で乳牛と言えばジャージー種が有名ですが、これは逆に寒さに弱く暑さに強い。九州等ではまずジャージー。一長一短ありまして、ホルは乳量が多いですが、味の濃さではジャージーに分があります。ですんで、牧場によっては両方飼って、搾って、混合を出荷しているところもあります(めんどくさいからたまにしかいない)。
カウハッチ(子牛小屋)
生後4ヶ月くらいかな
 結構勘違いをされてる方がいますが、牛も人間と同じく子供を産まないと母乳は出ません。恐ろしいことに、牛は一生(子供を産まずとも)乳を出し続けると勘違いしている人が多いです。なんぼなんでもムリがあるべや!しかも、オスまで乳出すと思っている人まで…もう1回「生物」の授業を受け直してコイ!(笑)
 子牛はメスが生まれたらうちに置いておき、わが牧場の将来を背負っていただきます(笑)。で、オスが生まれたら、別の業者さんに売られて行きます。いずれは…(合掌)。
フリーストール牛舎
 ちなみにこれは、友達の牧場の写真を撮らせて頂きました。これは「フリー・ストール牛舎」と呼ばれ、現在進行形でこのタイプに移行しつつあります(もちろん考え方によります)。牛舎の中に放し飼いにする、という方法で、牛の管理が容易になる、牛の運動量が減るので乳量が増える、といったメリットがあります。デメリットは、やはり牛がダメになりやすいことかな(特に足。床が常に糞尿で汚れているので、蹄が乾燥しにくい)。もちろん、散歩時間を作るとか、管理を徹底するとか、方法はいくらでもありますのでやり方次第です。一番のデメリットは費用か?(笑)
スタンチョン牛舎
 うちみたいなタイプは「スタンチョン牛舎」と呼ばれます。我が家の場合、普段は放牧地に放してあり、搾乳時にぼ(追)ってきます。この辺りは「動物のお医者さん」参照ですね(笑)。冬はさすがに寒いので夜も牛舎に入れておきます。牧場によっては、冬はいれっぱなしというところもありますし、一年中入れっぱなしのところもあります。それぞれ一長一短です。牧場主の考え方の違いと、施設の差ですね。
パーラー
パーラーのミルカー
うちのミルカー(とおっぱい)
 これで牛の乳を搾ります。ミルカーと言います。うちの場合は6基で搾っていきます。スタンチョン牛舎の場合ほとんどこれですが、他に「パーラー」に牛を入れて、固定のミルカーで搾るタイプもあります。フリー・ストール牛舎とともに、これも移行しつつあります。うちのような牛舎では、ミルカーを持って、人間が移動しますので、結構重労働です(だからパーラーに移行してるんですけど)。
 サイロです。ただし、これを実際に使っていたのは15年以上前の筈(私も話でしか知りません)。「動物のお医者さん」の中で菱沼さんの親戚の牧場で使っていたのはこういうタイプ(もっと大きいけど)。今ではバンガ―、スタッグという風に、細かく切った草を山積みにし、ビニールをかけて重石をしたサイロが一般的です。そのサイロの中で発酵させた草(サイレージ)をやる家もあるし、我が家のようにパック詰めした草(ロール・パックと呼びます)をやっている牧場もあります。その場合、サイロはありません。
昔使ってたサイロ
友人の牧場のバンガ―
同じくバンガー
 バンガ―は、上右写真のようにきちんとコンクリートの壁で仕切っています。一方スタッグは完全に土盛りです。扱いやすいのはバンガ―だと思いますが、それこそ費用もかかります。なんでも費用だよな〜(涙)。右上写真のおくの方のの列には、まだ山が残っているのが見えますでしょうか(雪に埋まってるが)。草の上にビニールシートをかぶせ、重石をします。大抵の場合その重石はタイヤです。まめな人ほど、なんとかして草に空気が接しないように密閉しようとします。古い鉄道の枕木を使ってきっちりやっている牧場もあります。
ラップを剥がした草
 ちなみに我が家はサイレージはやっていません。全部ロールパックです。左写真のように、山と積んでおきます。牛にやるときはこのラップをはがし、草をしばっている紐を切って、草架台に載せておきます。子牛の場合はそこからうまく食べることはできないので、こちらでそれぞれに運んであげます。