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日 付
2009 9/12
ターゲット
バス
場 所
琵琶湖
アングラー
JUN

<詳細>
つくづく思うのだが、世間様が『魚釣り』というものに対し、
抱いているであろうイメージの「のんびり息抜き」とか「良い暇つぶし」とかは
全くもって間違いである。
仕事が終わり、普通なら、テレビでも見ながらくつろぐ時間、釣り師は週末の準備に勤しむ。
時間に余裕があればそれも楽しい時間だが、当然、仕事なんて、僕ら釣り師の都合なんてお構い無し。
なかなか思うようにはいかないモノだ。
そして週末、普通、朝は普段よりのんびりするモノだが、釣り師は、仕事に行く時より早起き、
ヘタすりゃ睡眠ゼロで釣りへ向かう事になる。
当然、楽しい時間を期待しての事なので、アテが外れた時はドッと疲れが出るのだ。
まぁ、好きな事に、それだけ打ちこめる状況に居るのは幸せなんだろうが、
「何の趣味も無い人が羨ましい」
「釣りなんて絶対、人にはすすめないね」
「今度、生まれてきたら、釣りの楽しさを知らずに人生を過ごしたいな…」
なんて、グチが心に渦巻く事もしばしばである(ちょっと調子が悪いとコレだ)。
さて、今回は「琵琶湖方面」へやってきた。別に、僕はそれほど贅沢な釣果を望んでいるつもりは無い。
琵琶湖に来ても、ロクマルなんて全く期待していないし、数釣りなんて、ハナっから諦めている。
僕の希望を簡単にまとめれば「自分がやりたい釣りで釣りたい!」となる。
その場のバスのゴキゲンに合わせて歩み寄るのでなく、自分がやりたい釣り方で釣れるバスを探す訳だ。
そして今回は、今年の私的ヒットと言えるナイトバスをやってみる。
これまで、アシに囲まれた野池や、山の中の野池やダムをホームグランドにしていた僕は、
ナイトバスなんてほとんどやらなかったが、琵琶湖方面には足場の良いポイントも有るのでありがたい。
が、そんなポイントは当然、プレッシャーも高いので、「夜」というだけでは弱く、
「プラスα」が加わる事で『自分がやりたい釣りで釣れる』ポイントへと変化するのだ。
まずはバズベイト「ノリーズ・ボルケーノ2」をチョイス。
8月には40アップも出ているので期待したが、このサイズが2本で打ち止め。



「やりたい釣り」とはいえ、やはりある程度のサイズは欲しい。
8月より、藻的なモノが増えているので、フロッグでさらにタイトに攻める。
ややバスに「歩み寄った」と言えなくもないが、これも「やりたい釣り」なのでOK。
アオミドロの絡んだ藻の際を、擦るようにリトリーブ。
バズベイトなら、速攻でペラが回らなくなるだろう。
すると「ガボッ!」出た!素早くロッドを寝かせ、テンションを抜く事で、
絶望に陥り、無抵抗になったカエルを演じさせる。
「吐くなよ〜…」
と祈りながら、テンションが掛かるか、掛からないかの微妙なとこまでラインスラッグをとる事で
今度は 「やっぱり食われるなんてイヤだ!」
と、抵抗をみせるカエルを演じる事になる。
バスは逃がすまい!と、フロッグをしっかりくわえる事だろう。
そしてここでフッキング!ノッた!ヒット!
この一瞬で繰り広げられるドラマがフロッグの楽しさであり、難しさでもある。
フロッグにバイトした魚を掛ける事に関しては、
タックルさえしっかりしていればライギョの方が簡単だ。
バスは結構、不可解なスッポ抜けがよくある。
だからこそ無事キャッチした時は大きな満足が待っているのだ!
「ヤめられまへんゲコ」



45・5cm!



最近の、モヤモヤを吹き飛ばしてくれた、気持ち良い1発!
ヒットルアーは「スナッグプルーフ・フロッグ改ブレードチューン」。



このテのフロッグの元祖ながら、
今だに1軍に居座り続ける、ビニールガエル界の重鎮だ(ビニールって…)。
僕の言う「やりたい釣り」と言うのは決して、ゴリ押しとか、考える事を放棄するとかではなく、
ある程度、的を得たモノでなければならない。そういう意味で「40アップゲット」というのは、
一つのバロメーターになる。良い気分で次のポイントへ向かう事が出来た。
次のポイントではフローターを出す。
「琵琶湖方面」は陸っぱりポイントが充実しているので、ヘタにフローターを出してハズすより、
多くのポイントを廻る方が、基本的に効率が良いと思っていたが、
開拓が進むにつれ、どうしてもフローターで攻めてみたいポイントが見つかったのだ。
要はハズさなきゃ良いのだろう(そりゃそうだ)。
少々、空模様がアヤシいが、今後の為、短時間の様子見でも良いから、浮かんでみる。



前回、晴れた日に、このポイントをチラッと覗いた時は、
ボートだの、ジェットだの、色々走りまわっていたが、今日は気持ち悪いくらい静かだ。
鏡のような湖面が不吉にさえ感じる。
恐らく、この後、荒れる予報が出ているのだろう。かなりの短期戦になりそうだ。
テンションが上がっている時なら、少し位の雨なんて屁でもないが、怖いのは雷だ。
こんな、広い湖に一人でポツンと浮いている時に雷が来たら…想像しただけで、
緊張でウ●コがしたくなってくる(困った体質だね…)。
が、嬉しい事に、入水して間もなく、
遠浅なウィードエリアで「ノリーズ・アユチュピペンシル」にヒット!



まだ出そうな感じだったが、今、僕が「やりたい釣り」はまだ他にも有るので移動する。
この広大なヒシ藻エリアでの釣りこそが、このポイントにフローターを出したかった最大の理由だ。



このために、フローターにフリッピングロッドだの、XHロッドだのを積み込んできたのだ。
が、期待に反して激ショボ。
ナマズらしきバイトはあったのだが…こうなると、改めて、今の空模様が気になってくる。
そうこうするうちに雨がポツポツと降ってきた!風も出てきた!
いかんな…ここらが限界か(ウ●コの?)。
上陸して、片付けが終わった頃にはドシャ降りになった。
残念。また今度出直すか…。
と、なると次の手立てを考えないと…色々考えた結果、僕が選んだのは、
琵琶湖帰りでの、悪足掻きの定番「養老エリア」へ行く事にした。
いつものポイントへ 到着。
さて、やるかー…と、キャストを始めた途端「ザザー…」と激しい雨。
が、陸っぱりなら、いざとなれば、すぐ車に戻れるし、
お構い無しに、カッパを着てキャストを続ける。
と、フロッグにバイト!でも、なんか地味なバイトだ。
結局、3回出たが、フロッグをくわえ込まず。かといって、プラグにはアタらない。
どうするか…ここでついに「ピカピカッ!…ドオォン!ゴロゴロゴロ…」
恐れていた雷がやってきた!たまらず車に逃げ込む。
雷が遠ざかり、再び釣り再開。ここで、タックルはそのままだが、
ラインをナイロンから、PEに変えるため、スプールごと交換。
タイトに攻める必要を感じたので、よりフロッグに特化させる訳だ。
雷は遠ざかったが、雨は止んだり、時々激しくなったりを繰り返す。
カッパを着てても、何だかんだで濡れるモノだ。風も手伝って寒い。
雨の中でも釣りを続けるのは、何かと鬱陶しい代わりに、バス自体は釣りやすいのを期待しての事。
結果、バスが釣れるのと、釣れないのとでは、僕の心の中に、雲澱の差が出来るのは当然である。
どっちに転ぶか?僕のやる事は決まっている。
「やりたい釣り」を、雨の中、キレずに続けるだけだ。
あとはバスのゴキゲン次第。
さっきのショートバイトが気に掛かるとこではあるが…。
ここで、さっきまで、悪天候に悩まされていた僕に、嬉しい「追い風」が吹いた。
どこかの水門が開いたようで、明らかに水が動き出したのだ!
養老エリアは、一見、ただの野池であっても、水路で繋がっているので、水の動きは見逃せない。
さっき、ショートバイトで、フロッグを食わせ損ねたポイントへ再び打ち込んだ。
すると「ガボッ!」さっきとは比べモノにならない激しいバイト!
やはり水の動きで活性が上がったか!ヒット!ナイスパワー!ナイスジャンプ!
が、僕は構わず巻く!巻く!巻く!そしてブチ抜く!どらぁーッ!
「やっぱコレだべさケロ」
43cm!



耐えて、忍んで、釣り上げただけに嬉しい1本!
ヒットルアーは今、一番の信頼のフロッグ「リアクションイノベーションズ・スワンプドンキー」。



夜の「スナッグプルーフ」と共に、新旧のエースフロッグで結果が出せたのも嬉しいとこだ。
特別、大騒ぎするサイズが出た訳ではないが、
雨にも、少ないバイトにもメゲず、ひたすら「やりたい釣り」を貫き通しての結果なので、
自分的には満足だ。まぁ、まさに文字通り、自己満足以外の何物でもないだろう。
フロッグにショートバイトが続いた時点で、テキサスリグにでも変更していれば、
もっと簡単に釣れた可能性もあるのだから。
でも、自己満足という言葉は、何となく、ムリヤリ自分を慰めているようで、イメージが良くないが、
考えてみれば大切な事である。僕としては、目先の釣果を追うのではなく、
自己満足を追い求めた結果、釣果もついてくる…というのがベストな流れなのだ(ちょっとワガママ)。
僕にとって釣りというのは「のんびり息抜き」でもなく「良い暇つぶし」でもなく、いわば
『大きな自己満足を得る為の、日常からの積極的な逃避行動』
といった感じか。なんせ、僕ら一般市民は芸能人と違って、
ドラッグとかには手が出せないからね(いや、芸能人でもダメだから…)。
まったく、釣りの無い人生なんて有り得ない。
もし、釣りの楽しさを知らずに生きていたら…なんて考えただけでゾッとするぜよ。
なぁ、兄弟(お調子者)。

<タックル>
■ロッド:フレックスハント69HW
■リール:シティカ200E
■ライン:ポリアミドプラス25lb
■ルアー:スナッグプルーフ・フロッグ改ブレードチューン

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