<詳細> 久々にフライラインの銘柄を換えてみることにした。 ここ数年、定番にしていた、モーリス製のラインから、3M製 にチェンジすることにする。 フライを始めた頃〜数年前までは、3Mのラインばかりだった ので、元さやに戻るような形だ。 フライフィッシングにおける、ラインの扱いは、ルアーのそれとは ずいぶん違うと思う。 ロッドの延長であり、またはルアーに相当したりもするため、セレ クトは慎重だ。 本来フライラインの表面は、ガイドの滑りを良くするため、ツルツ ルスベスベで、いかにも “飛びます!”みたいな感じで、メーカーもそこんとこを売りにし てる様な気がする。 一部の商品に、表面に溝が掘られたモノもあるが、それでも、タテ 方向に入っている(ナルト状態)ので、 ストレートに触った感じは滑らかだ。 しかし、そんな常識を根底から覆すのが、3Mの“シャークス キン”と言う新たなシリーズ。 その名のとおり、ラインの表面が鮫肌状になっており、実際さわっ てみると、なるほど、ザラザラしている。 デビューしてからしばらく経っており、実際使用した人の高評価 と、お店の人の勧めもあり、 迷いなく購入できたが、初めて触った人は、「?!大丈夫か?コレ・・・」と、 かなりの違 和感を覚えるだろう。 さて、その実力はいかに?? シャークスキンのレビューは、後記にまわすとして、今日も明康丸 に乗り込む。 本日のお題は、あまりにも乗らないメバルへ対策として、新フライ の投入と、 シーバスゲームのボートポジションのさらなる研究だ。 いつもの時間に出航しているのだが、日没が遅くなっており、空は まだうっすらと明るい。 まだまだ空気は冷たいが、季節は確実に暖かい方へとシフトしてき ているようだ。 海に出てみると、若干の波は残っているものの、ほぼ無風。 まずは、シーバスから始める。 今回、ミノーのカラーをすべて蛍光イエローにした。 違うのはサイドラインのみで、背中の色はすべて同じだ。 と言うのも、フローティングミノーを使ったこの釣り、 どのカラーが魚に対し、効果的であるかどうかの前に、 ナイトゲームの場合、フライが見えるか見えないかが非常に重要なのだ。 フライのトレースコースが、シビアなケースが多く、フライを目視 できてないと、 釣りが一気に難しくなる。 今回持ち込んだフライを、ローライトの中、あえてストロボ無しで 撮影してみたが、 その発色の強さは、見ての通りである。 ![]() 実際使ってみても、抜群の視認性を発揮し、少々暗かろうが、ポッ カリと浮き上がって見える。 喰わせたいところに、きっちりとフライを送り込むことができる。 かなり強烈なカラーなので、シーバスの喰いが心配だったが、問題 なく良好で、 カラーでの偏食はみられなかった。 あっというまにイケスが狭くなる。 ボートポジションに関しては、かなり追い込んできてる感じだ。 ここ数回連続でガイドしてもらっているため、間合いがフライのそ れにフィットしてきている。 ルアーに比べ、強烈に水抵抗のあるラインを使用するため、フライ ならではの問題も発生する。 そのため、フライ独自の操船が必要なのだ。 その点、明康丸の小川キャプテンの操船は、すばらしいの一言だ。 フライフィッシング自体は未経験者なのだが、名古屋港でのガイド 経験が長いのと、 元々テクニカルな釣りが好きで、フライフィッシャーの“小うるさ い注文”にも快く応えてくれる。 フライフィッシングとルアーフィッシングの違いを、明確に区別し てくれ、 なおかつ、“釣るのは同じシーバスだ”、と言うところに意識を置 いてくれる。 しかしこの釣り、DVDなどで観ると、投げて引っ張ってズ ボっ!って感じで、 かなりイージーに釣り上げているが、 実際やってみると、内容は結構複雑だ。 ポイントの選定に関しては、プロのガイドに任せれば良いが、ボー トポジションとリトリーブコース、 フライ、そして、リトリーブパターン(意外とコレがキモだった)は、 やっ てみないと分からない事が多のが分かった。 正直、初めてトライしたときは、『釣れすぎたらどうしよう、フラ イが足りんかも。。。』 なんて、ありがちで、アマアマな妄想をしていたのだが、『出なお してこい!』と、みごとに粉砕された。 なんでもそうだが、簡単に見えるものほど、実は色々とやってるの だ。。。 そして、NEWラインの3Mシャークスキン。 スゴイね。 値段が高価い意外に、弱点が見つからん。 驚異的な滑りの良さと、その持続性。 空気抵抗も少ないのか、不利な風向きでも、かなり快適だ。 あと、なぜか分からないが、巻グセが非常に付きにくいのも特徴だ。 “10年追いつけん”との発言も、ブラフじゃない。 あ、あともう1つ弱点があった。 ストリッピングする指が、“削れる”のだ。 自分は、事前に聞いていたので、指サックをして望んだが、結構な 人数がやってしまっているらしい。 あともうひとつ心配なのが、ガイドへの影響だ。 通常のフライラインでも、ガイドは徐々に摩耗していくのだが、 シャークスキンはそれが早そうだ。 って書いていくと、意外と弱点多いか。。。 しかし、指の怪我は、指サックで対応、そして、ガイドへのダメー ジについては、SICガイドへの交換や、 ロッドを2〜3本ローテーションすることで、摩耗を遅 らせることができると思う。 それくらいやっても、価値があるラインだとおもう。 お店の方が、『一本試しに買っていかれると、次の週には、違う番 手を購入されるケースが多い』と 言っていたが、自分もそうなりそうだ。。。 今年は、バスも含めて、1シーズン使ってみるとしよう。 それで、来シーズン、また新品のラインが買いたくなったら、本物 だろう。 さて、お次ぎは、前回、まったくもって話しにならなかった、メバ ルのトップゲーム。 今回は、フライに手を加えて再トライ。 ![]() フックをガマカツのリテナータイプにして、あご髭のマテリアルも変更。 全長も35ミリに小型化した。 主にフッキング効率を上げるために施した変更だが、さてどうだ? メバルのポイントへ到着すると、早速ピチャピチャやっている。 しかし、灯りの強いところは、シーバスに占領されているようで、 バシャ!っと激しいスプラシュが見られる。 シーバスのボイルをさけるようにキャスト。潮の流れに乗せて、若 干ドリフト気味に リトリーブコースを取ると、いきなりパシャっと、メバル特有の優しいバイトがきた! 間違いなく本命のバイトだ。 しかし、反応が良いのは、前回と変わらない。。。 問題は、フッキングだ。。。 そして、4〜5回のバイトの後、ようやくロッドに重み が伝わってきた。 早い!前回よりもフッキングするのが早い! ![]() ランディングしたのは、23センチほどのレギュラーサイズの メバル。 こりゃ2度目のモデルチェンジでいきなり完成か!? しかし、毎度のことながら、自然はそんなに甘くなく、 その後しばらく前回と同じく“乗らない病”が続く。。。 ポイントを2〜3変更してたどりついたところ、 このポイントは、いつもに増してベタナギで明るく、海の様子が良 く見える。 ここでも盛んにバイトしてくるのだが乗らない。。。 そこで、フライにアタックしてくるメバルを良く観察してみた。 ルアーで釣っているときのイメージでは、吸い込み系のバイトをす ると思っていたので、 スイープ気味のアワセが有効かと思って実践してきた。 しかし実際は違った。 ケースバイケースでなんとも言えないが、この日のメバルは、 そ〜っとフライに近づいて、 ギリギリまで来てから、パク!っとくわえていた。 しかも、くわえてから離すのが異常に早い。 渓流のアマゴ並みだ。 フライがほとんど水中に入らないのだ。 こりゃスイープじゃ乗らんはずだ。 即アワセじゃないとムリだ。 さっそくアワセに修正を入れてトライしてみると、数回のバイトの 後フッキング! その後、バタバタっと釣れて、今までの苦労がウソのようだ。。。 結局、キャッチは15匹ほどと、結果だけ見れば“成功”だ が、そんなに甘くないのは分かっている。。。 次回は次回で、きっと課題が見つかるのだろう。。。 あー、楽しい(笑) そして今回、小川キャプテンが新たな一歩を踏み出した。 ドライフライにガンガン出てくるシーバスを見ていて、どうにもガ マンできなくなったのか、 『フライやってみようかな。。。』 で、サクっと釣りました。 キャスティングは当然、まだまだスタートラインにも立っていない 状態だし、 だが、勉強熱心なのと、やはりウマい人は、なにやらせてもウマい。 飲み込みがとても早いので、すぐにある程度のレベルまで来るだろう。 実際、帰るころには、何度かはまともなループが、見られるように なっていた。 なんだか楽しみになってきた。 <タックル> OKAMOTO ■ロッド:G-Loomis GLX-SR #6 ■リール:LOOP evotec fw 4seven ■ライン:バリバス サーフェイスライン#6 ■リーダー:バリバス サーフェイスリーダーFC 1X 12ft ■フライ:フローティングミノー ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ■ロッド:Team MANSAR オリジナル #5 9.0ft ■リール:ダニエルソン Traditional DRY FLY ■ライン:3Mシャークスキン マグナムテーパーWF5 ■リーダー:バリバス サーフェイスリーダーNL 4X 14ft ■フライ:フローティングミノー メバルVr
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