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日 付
2009 3/12
ターゲット
シーバス
場 所
名古屋港<明康丸>
アングラー
OKAMOTO

<詳細>
前回、フライをシーバス用にカスタムして望み、それなりの感触と、
次なる課題をいくつか拾ってきた。
フライに関してはかなり完成してきており、あと一歩というところなのだが、
ボートポジションと、リトリーブコース。
あとは、フッキング率に関しては、まだまだ先がありそうだ。
それでも、少しずつ追い詰めている感じが、実感として確実にある。
そして、ウチに帰ってから“机上の空論”であれこれ創意工夫に妄想注入をするのだが、
それを“船上の事実”にするべく、今日も明康丸に乗り込む。



今日はとても穏やかで、波風ともに歓迎してくれている気がした。



今までは、風の強い日に出ることがほとんどで、
風裏にあたるエリアしか攻めきれていなかったため、本日は色々と試せそうだ。
しかし、やはり自然は甘く無く、前回発見したネタは、あっさり使い切ってしまい、
いきなり手づまりになってしまう。
小川キャプテンも「さぁどうしましょ。。。」と少し困惑ぎみだ。
バイトはたまにあるものの、フライの後ろでギラっと反転したり、シェードから頭がヒョコっと
出る程度で、とてもフッキングに至る代物では無い。



そんなこんなで、2/3くらいの時間があっという間に過ぎてしまった。。。
やはり、そう簡単に答えは出ない。
「このまま一気にイケるんじゃないか?」
と、少しばかり芽生えてきた自信をみごとにへし折られた型となった。。。
しかし、とりあえず、新しく作ってきたフライが使い物になるか、ならないか、くらいは
チェックしていくとしよう。
さて、考案者の名を冠する、通称イワイミノーと言われる、このフライ。



我々はフローティングミノーと呼んでいる。
御存じの方も多いと思うが、フィッシュイーターに対し、驚異的な威力を発揮し、
フライをしない、ルアーアングラーの方も名前は聞いたことがあるくらい、
話題になっているフライだ。
ある程度の条件は必要だが、それさえ満たしていれば、空前絶後のパフォーマンスを、
水飛沫と共に我々アングラーにみせつけてくれる。
市販品も出回っているのだが、タイイング無くして、なんのフライフィッシャーか?
と言う思いから、当然オリジナルで作成する。



バス用の物はさんざん巻いてきたため、作成手順は問題ないが、
ボリュームやシェイプ、あとはフックサイズがまったく違うため、
バランスを、はじめから取り直してやる必要が出てきた。
初期ダイブのレスポンスと、ストローク中の姿勢など、考えることは多い。
だいたいそもそも、“ソレ”が正解なのかも疑問なわけで、
考案者も含め、まだまだ試行錯誤の日々が続いている。
しかし、そんなことを考えていたら、なにもできないので、現在出回っている情報と、
自分の少ない経験から、少しずつ真実を導き出す。
で、今回新たに試作していったミノーだが、3つのうち、1つは使い物にならなかった。。。
フックサイズに対して、ボディの浮力バランスの悪さが原因だが、条件やメソッドによっては
登場する機会があるかもしれないため、アクションは覚えておき、
ボックスの奥へと、とりあえず引っ込んでもらう。。。
そんなこんなで、そろそろタイムアップ寸前。
「ココで最後にしましょうか」という雰囲気のポイントへ到着した。
先行者もなく、波も風も無く静かな海面。
またにシェードラインで、セイゴかメバルらしきライズが、単発で見られる。
本命のライズはまったく見られない。。。
しかし、これがラストポイントだ。
気持ちをリセットし、現在持っているすべてを出して、順番に試していく。
しかし…。
数回まともそうなバイトがあったが、続かない。
気が付くと、いつの間にかプレジャーボートが一隻、同じエリアに入ってきていた。
しかし、そんなことなどどうでもよい程あせっていた。。。
だめか。。。
そう思ってきたとき、小川キャプテンから、
「ちょっと、“こうゆうの”やってみてくれませんか?」
と、具体的な指示をうける。
”ソレ”を聞いたわたしは、内心“それはダメだと思うよ…”と囁いた。
通常この釣りにおいて、やらないのがキモであり、それが定石だからだ。
しかし、フライの経験はわたくしの方が上だが、やはりプロからの指示だ。
「ソレはちょっと、、、普通はやらないんすけど、、、」と言いながら、
実際ソレをやってみる、と!
「やらないん…」のあたりで、いきなり水面が炸裂した!!
しかも、今までのような、しみったれたバイトではない。
ズボっ!と海水ごと吸い込むようなバイトだ!
マジか?!
ウオ!っと思わず声が出てしまい、よそ見をしていたため、思わず早あわせしてしまう。
仕切り直して、再度同じ事をやる。
するとすぐに、激しい水飛沫とともに、フローティングミノーを海中にさらっていった!
今度はていねいに合わせて、フッキングが決まり、オリジナルの5番ロッドが満月になる!
本日初のシーバスだったので、ファイトを楽しむ余裕などなく、さっさとランディングする。



45cmほどのスリムなシーバスだが、とてつもなく嬉しかった。
その後も“そのメソッド”で、今までの沈黙が夢だったかのような、連続バイトが続き、
とりあえず、釣れた順にイケスに放り込みながら、釣り続ける。
5匹ほど釣ったところで、写真を撮る事にする。



小川キャプテンもしばし操船の手を休め、自分用の写真を撮っている。
ふと周りを見ると、ポイントから少し流されてしまったようだ。
ポジションを元に戻そうとしたとき、あることに気が付いた。
さっきのプレジャーが、おもいきり同じポジションに入ってます。。。
トップにボコボコ出まくるのが見えて、どうにも我慢できなくなったようだが、
彼等はまったくバイトが無い模様。。。
ま、気分が良いので、このまま帰港することにしよう。
しかし、衝撃的だった。。。
たったあれだけのことで、沈黙していた水面が一気に祭り状態になるとは。
改めて、未知の部分が多いフライであることを、認識したのと同時に、
プロの観察眼と言うものに、心底恐れ入った。
あと、分かってもないくせに「普通はやらない…」なんて、
マンサーらしくない逃腰ワードを、思わず吐いてしまったことが情けなかった。
さて、次回はこのまま一気にイケるのか?
答えは現場のみが知っている。。。

<タックル>
OKAMOTO
■ロッド:G-Loomis GLX-SR #6
■リール:LOOP evotec fw 4seven
■ライン:バリバス サーフェイスライン#6
■リーダー:バリバス サーフェイスリーダーFC 1X 12ft
■フライ:フローティングミノー
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
■ロッド:Team MANSAR オリジナル #5 9.0ft
■リール:ダニエルソン Traditional DRY FLY
■ライン:バリバス サーフェイスライン#5
■リーダー:バリバス サーフェイスリーダーFC 2X 12ft
■フライ:フローティングミノー

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