<詳細> 今回は「マンサー46会」でも珍しい組合わせのトリオでの釣行。 2人の考えている事は容易に察しがつく。 今まさにチームマンサーに押し寄せている 「ワインド」の波に乗り遅れないように、だろう。 更に、水野君から 「ロッド“全部”持ってきて」との御指令が。 まぁ、なにかと楽しみは多そうだ。 夜明け前からエースポイントの確保に成功し、 各自それぞれ、エギだの、ジグだの、ミノーだのを試すが全然ダメ。 気持ち的には、明るくなってからのワインドが本命なので、悔しくともなんともない。 そうこうしているうちにボチボチ明るくなってきた。満を持してワインドをキャスト。 「これだろ?これが見たかったんだろ?」 と、2人に見せつけるようにガンガンしゃくる。 僕の生み出す、激しいグルーブ感に戸惑いつつ、2人もワインディング。 3つの「マナティー90」は、水中で、逃げ惑うベイトフィッシュを 演じきったハズだが、ノーバイト。 このテの釣りでノーバイトは3倍疲れる…。 ポイントを通称「もとカサゴ牧場、今やフグ牧場のチョイ奥」に変え、 3人とも散らばって、それぞれやりたい釣りを試す。 僕はもちろん「ワインド」。前回に続き、今回もワインド用ロッドを決めるべく、 色々試してみる。 前回使用した「シーボクサー83ME」は、この釣りには少々軟らかいので、 これはもう少し、ライトな釣り用に。 「エクスプレション864」は、やや張りがあり、アクションは付け易いが、 この張りのためか、魚が掛かった時の感触では「シーボクサー」にやや劣る。 どちらのロッドも、強い負荷が掛かると、綺麗なカーブを見せるのは同じだが、 「シーボクサー」のブランクのほうが「どっしり感」が強い気がする。 やはり「エクスプレション」は根魚ロッドで落ち着きそうだ。 釣具屋で、あるメーカーの「ワインド専用ロッド」も触ってみたが、 ティップだけが極端に軟らかく、後はガチガチで、あまり好きになれそうにないので パス。 で、今回はとりあえず「シーボクサー86MHE」を試す。 当然「83ME」よりパワーが有り、シャクり易い。 「ワインド専用ロッド」よりはシャクる動作が大袈裟になるだろうが、 まぁ、イケそうか…と、いきなりヒット! が、ハマチではなく、20cm弱のカサゴ。 ワインドでカサゴは初めてだ。 気を良くして、シャクりまくる。 エギングより、スピードがあるので、どんどん移動しながら探れる。 すると、かなりシャクり上げてきたところでヒット! が、速攻でバラシ。 アチャ〜…と思いきや、まだチェイスしていた!ヒット! 気持ち良い引き!気持ち良いロッドの曲がり! 「やっぱコレでしょ〜」 ![]() 35cm程のハマチ!早速、2人に見せに行き、情報交換。 水野君がアオリイカをボチボチとの事。 ![]() やっとノってきたか? また離れて、しばらくキャストしていると、着底した「マナティー」に アクションを与えたら、いきなり重量感が!ヒット! これは本当にノってきたか?が、ハマチ程のツッコミは感じない。 ボトム付近のバイトだったので、またカサゴ?…にしてはタフなファイト! ワクワクしながら寄せると、ビックリ! マゴチ49cm! ![]() しかし、色んな魚の居るポイントだ。 ワインドの威力にも拍手を!(パチパチパチ…) そしてまた情報交換タイム。エギングもなかなか好調との事。 狭い範囲で、まとまって釣れてるらしい。 てっちゃんも何匹かキャッチしたとの事。 ![]() 安心したところで、今回、初使用のロッドも有るので、「プチ試投会状態」へ。 まずはシーボクサーシリーズ最強モデル「LDG90MHE」だ。 wt.169gに少々ビビるが、バランスがとれている為か、数値程の重さは感じない。 この最強モデルにも、シーボクサーならではの『自然で穏やかに立ち上がるパワー』 による「投げ易さ」と「上質なシャクり感」は生きているため、ゴツさは無いが、 それでもやはり軽量タックルに慣れた人には少々重く感じるようだ。 ただ、この時は合わせたリールが「200g以下」だった事も バランス的に失敗だった。 T&S愛用者の僕的に歯がゆいのは、この「シーボクサーシリーズ」の 使い心地の良さが、釣具屋では分かりにくい事。 このシリーズが気になって、釣具屋で触ってみたものの、 購入を見送った人(僕も以前はそうだった)でも、実際使ってみれば、 欲しくなる人もいるハズだ。 事実、水野君も、てっちゃんも 「投げ易さ」と「心地良いシャクり感」は 感じてくれたようだ。 水野君なんて、ちゃっかりイカ釣っちゃってるし。 ![]() 次は『ナモト』だ。 「チームマンサー」のBBSでも何度か名前が上り、波風たてた話題作。 7〜8ftの、グラスファイバー製ソルト用ライトクラスロッドという、 まさにライバルは自分だけ、天上天下唯我独尊を地で行く個性派ロッドだ。 こういう独自のカテゴリーのモノは、世間一般の「基準」というモノが無いので、 人を納得させるのが難しいかもしれない。 仮に、他のメーカーの、同クラスのロッドと比較しようとすれば、 もしかしたら、時を20〜30年程、逆上らなくてはならないのではないだろうか? そしてそうした時、誰もが 「ナモトすげぇ!」 と、驚くと思われるが、今の世では、ヘタしたら、同クラスのカーボンロッドと まともに比較して 「重い!」 の一言で片付けられかねないのが怖い。 僕も気にはなっていたのだが、お気に入りの「サーフスター」と、 使用目的がカブるところがあり、なかなか購入に踏切れなかったが、 これはある意味では、 「バイクが欲しいけど、タイヤが2本しか付いて無くて不安だし、 車が有るからいいや」 というようなもの。 そう、同レベルで比べるべきではないのだ。 釣竿の歴史の中で、グラス素材が先に世に出て、 次第にカーボングラファイトが主流になっていったのは、 それなりの理由が有る訳で、要は、このグラスロッドならではの、 『クッションが効いたような優しい使用感』が好きで、 それを楽しめるかどうかという事。 とはいえ、これは単なる「遊びロッド」でもない。 使ってみれば、その曲がり具合などが、実戦を考えて、 きっちり作られている事が分かる。 特別なロッドと意識せず、通常の釣りの中で「グラスフィーリング」が 楽しめるように、という事だろう。 キャスト時には、「グラスフィーリング」を保ちながらも、テーパーが効いて、 不必要なダルさも無く、しっかり投げれて、リトリーブ時には、 ロッドを支える手が「グラスフィーリング」の恩恵を受ける事になる。 ここで、難しいのは、この「グラスフィーリング」というモノが、 「重さ」と背中合わせという事だと思う。 ただ、もっと軽くする方法は有るのだろうが、そうすれば、 間違なくこの「グラスフィーリング」も薄れると思われる。 色んなメーカーの、バス用のファーストムービングルアー用のグラスロッドを 見るかぎり、やはり軽いモノは張りが強めだったり、ヘタしたら、 バット部をカーボンに依存しまくりだったり。 そう考えて、この『ナモト』を触ると実に納得がいく。 当然、カーボンロッドに比べ「器用さ」や「瞬発力」では劣るが、 グラスロッドが好きなら分かる魅力が有る。 とはいえ、今回は小さなウグイが釣れただけだし、 僕自身もまだ、このロッドの奥深いところまで到達していないが、 間違なく言えるのは、この『ナモト』は 「単に高性能ではなく、エモーショナルなパフォーマンスを追い求める」という、 テーパーアンドシェイプの思想そのもののロッドだという事。 さらに言えば、かつて『パームス・V.グラススティック』でバスロッド界に 新風を吹き込んだ、島津靖雄さんだから作れたロッドだという事。 次回は是非、まともサイズの魚にブチ曲げて欲しいものだ。 お次は『ブルーバレル86MLS』でワインドを試す。 この時点で、僕の中でワインド用ロッドは『シーボクサー86MHE』に ほぼ決定していたので、軽く参考までに、という程度の気持ちだったが、 これがなかなかどうして。意外と良かった!ワインドをシャクると、 ややソフトなティップは簡単に曲がるが、 すぐ、1/2oz位までのワインドなら充分に動かす力は出てくる。 対して『シーボクサー86MHE』は、ややハードティップ気味で、 少し深い所から曲がり始める。 これがエギをシャクる時の「軽快さ」に繋がっていると思うのだが、 ワインドのようなハイピッチなアクションには、『ブルーバレル』のほうが、 シャクるタイミングが掴み易い気がした。 これはおそらくアクションの違いだけではなく『ブルーバレル』のほうが、 グリップが長い分、ブランク有効長が短いのと、 重量バランス面も関係していると思う。「ワインド用ロッド」と、言っても、 決して「完全ワインド専用」ではなく、 「トップ、ミノー、バイブ等、一通り出来て、必要とあらばワインドもOK!」 というポジションになるコイツは、最近盛り上がってきたハマチ、シーバス等の ポイント開拓を進めるには、心強い一本になりそうだ。 さて、少々、ロッドのインプレ的なモノが長くなったが、 決して遊んでいた訳ではない。 この間も、エギだの、ワインドだのを真剣に操り、 チラホラとキャッチしていたのだが、さすがにいつまでも釣れ続くはずもなく、 いつしか反応は途絶えてしまった。本日分は釣りきってしまったのか? 「釣りきりだ!釣りきり三平だ!ウヒャヒャヒャ!」 と、何故か、妙に盛り上がっている水野君とてっちゃん。 疲れてるんだね…。 その後、ポイントを転々とし、結局、夕方は、最初のポイント、 通称「もとカサゴ牧場、今やフグ牧場、モタモタしてると ワームかじられちゃうよ〜のチョイ奥」に戻ってきたが、(そんな名前だっけ?) 切ない事に、何も起こらず終了…。 まさに釣りきりだ!釣りきり三平だ!ウヒャヒャヒャ!…僕も疲れてるのかな…。 なんとか3人とも結果は出せて良かったが、後半が冴えなかったのはちょっと残念だ。 でも、このエリアもまだまだ開拓の余地を残しているはず。 今後、ハマチだけでなく、シーバスポイントも開拓していけば、 「ワインド」の波はさらに大きくなってチームマンサーに迫るだろう。 そしてさらに、それとはまた違った「波」がチームマンサーに迫りつつある。 うっかり「波元(ナモト)」に近付いた僕はすでに飲み込まれつつあるようだ。 次回はコレでシーバスGET!と、いきたいね。 〈タックル〉 ◎JUN ■ロッド:シーボクサー86MHE ■リール:07ステラC3000 ■ライン:ジグマンX4 1・5号 ■ルアー:マナティー90+ZZヘッド1/2oz ◎MIZUNO ■ロッド:ヴィオレンテ86SL ■リール:07ルビアス2506 ■ライン:アバニエギング0・6号+アバニエギングリーダー1・5号 ■エギ:エギ王Q3・5号 ◎TETSURO ■ロッド:カラマレッティヌーボー832M ■リール:セルテートHC2506 ■ライン:ゴーセンPE0・6号+フロロ1・5号 ■エギ:エギ王Q3・5号
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