<詳細> うっすらと開いた瞳に写る、窓ごしの青空… 頬を撫でる風と小鳥のさえずりが僕を覚醒へと導いてくれる… 寝過ごした!! はぁ〜… 年に何回かは、やってしまう。が、今日は幸い、単独釣行だ。 かつて苦楽を共にした「チームマズメofマンサー」は 「アオリイカ好調!」の報せとともに解散の危機にたたされたのだった。 もうAM7:00だ。彼等は今頃、バスなんて忘れて「これでもか!これでもか!」 と、エギをシャクリまくっている事だろう。 僕だけがバスに残り、永遠の夢追い人となり、まだ見ぬエルドラドを目指し、 1人旅立つのだった。まぁ、今さらジタバタしても仕方ない、 今日はのんびり行くとしよう。最近、朝方は徐々に秋めいてきたようだ。 こんな清々しい日にピッタリのBGM、ザ・ミレニウムの「BEGIN」。 ザ・ミレニウムとは1960年代の伝説的ソフトロックグループだが、 このアルバムを1枚出しただけで解散してしまった、なんともやるせない人達だ。 これからすると、期間限定解散(期間限定結成?) の「チームマズメ」はまだマシか…。 ついさっき「まだ見ぬエルドラドを目指し…」なんてブッこいておいてなんだが、 最初のポイントはお馴染みの「H池」。今日はさすがに新規開拓はおやすみだ。 フローターをかついで歩いて行くと「!」池の水がオーバーフローしている。 前回の52cmを釣った時の記憶がよみがえる。 「こりゃ、釣れちゃったかな…やれやれ、朝から親指ヒリヒリか…」 と、言いつつ池の手前でフローターを置き、四つん這いで池に近付く僕。 が、そんなに甘くなく、そぉ〜っと覗いても 払い出し付近にはカメさんが居ただけだった。 まぁ、いいさ、フローターの上から釣ったほうが楽しいからね(その割には必死) 池に浮いてみると、やはりすでにヒンヤリしている。 水中はすでに秋に突入しているかもしれない。 まずはシャロークランクで岸際をチェック。 「デュエル・ロングキャストミッド」を水に浸かった木の枝の張り出しの中に ブチこみ、「ブリッ!」と、抜け出した直後にヒット! たいした型じゃないが、気持ちの良い釣れ方でゴキゲンだ。 同じパターンでもう1本追加。うん、やはり秋らしい釣れ方だ。 今日はクランクの日か?が、後が続かない。 最近のヒットルアー「ダイイングフラッター」も投入。が、バイトは少ない。 そんな感じで悩みながら最奥のシャローエリアへたどり着いた。 「ダイイングフラッター」をロングキャスト。 何回かアタックがあり15cm程のチビをキャッチ。 ふと、気付くとフローターの周りに2cm程のバスの稚魚の群がいる。 本かなにかで「水温の低い山上湖ではスポーニングはダラダラと長い期間続く」 と、書いてあったが、ここもまさにそうなのだろう。 「このシャローエリアはチビばかりかなー…」と、思っていたところ、 「ボフッ!」と激しい音と共に、スローなジャークを繰り返していた 「ダイイングフラッター」が吸込まれた。ヒット!マズメ規格で40cm程。 僕のヤツは人一倍弛んでいるので37〜38cmってとこだ。 ようやくまともサイズにホッとする。 戻りながら今度はミディアムクランクでやや沖目の深い層を探り、 念の為カバーの奥をテキサスリグで探る。カバーの奥は全くアタらなかった。 かと言ってミディアムクランクにもアタらないが、 今日のバスのポジションはやや沖目なのを感じていたので信じて投げ続ける… と、ヒット!なかなかの重量感あるファイト!40アップか?と思ったが 先程とほぼ同サイズ。が、体型はまさに「H池クオリティ」と言える。 ヒットルアーは「ノリーズ・エンジェルシャッド」。 信じて投げ続けれるナイスなミディアムランナーだ。 上陸した時はとうに昼を過ぎていた。 コンビニで遅めの昼食をとっていたら元チームマズメ代表岡本君から 「胴長25cmのアオリゲット」のメールが入った。 この時期にしては、と、言うかマンサー的にはかなりのナイスサイズと言える。 僕もイッパツかましたいが次に向う 「地図に乗って無い池」は最近、激チビの嵐だ。 25cmアオリに並ぶインパクトのバスを釣るのは一筋縄ではいかないだろう。 しかも池に着いてみると結構、減水している。 すでに稲刈りも済み、池に水を貯める必要も無いのだろうか? 早速入水して「ダイイングフラッター」をメインで釣っていくが やはりバイトは減っている。まぁ、それでもかなり釣れるのだが。 しかし相変わらずチビばかり。 一般的にダブルスイッシャーはランカーキラーとされている気がするが、 スレてない場所では完全に数釣りルアーと化す様だ。 デカバスが気付く前に、闘争本能全開のチビバスがバイトしてしまうのだろう。 そこで今日はジャミ避け効果を期待して「フラポッパー」を多用してみた。 ボチボチアタるがフッキングしない。 カバーの僅かな隙間でジックリネッチリポッピングするために ダブルフックのワンフックに改造しているからだろう。 ルアーを一飲み出来るサイズのバスなら問題ナシのはずだが そんなヤツはなかなか出てくれない。 トップだけでなく、この池でゴーマルの実績のある「ブリッツ」も多用する。 このバスの右後方をみてほしい。 岸に引っ掛けてしまった「ブリッツ」を回収しに行った時気付いたのだが、 減水で露出した地面が何者かによってホジクられているのが分かるだろうか? それも何ヵ所も。この辺に住んでいるであろう動物でこんな事をするとしたら イノシシだろうか?岸際で穴に住むザリガニでも食べているのか? しかも、この減水期を狙うとは賢い連中だ。 そして「ダイイングフラッター」「フラポッパー」「ブリッツ」 「フラッピンホッグ」と、ルアーを目まぐるしく代えながら、 そろそろ偏光が効かなくなる頃、 「ガサッガサッ」と言う音で岸に目をやると、居た!イノシシだ! 車を運転中、ウリ坊が走っているのを見た事はあるがデカいのは初めてだ。 一瞬、かなりビビッたが、むこうも池に浮かぶ「得体の知れぬ生き物」にビビッた らしく、山奥へ逃げていった。写真を撮れなかったのが残念だ。 でも、陸と水上だったから良かったが、陸上でバッタリ出あったら腰が抜けてたかも。 この時間になると動物達が山から降りてくるのだろう。 彼等の生活をおびやかすのは本意ではない。そろそろ帰るとするか。 野生動物との「共存の心」も僕達釣り人が頭の隅においておくべきだろう (ホントはビビッただけでしょ?) 堰堤に向かってフローターを漕ぎだして半分位まで戻った時、僕の目線の先の、 さっきまで居た最奥のワンドで「ガバッ!」と水柱があがった。 今のはちょっとデカそうだ。 イノシシさんのフィーディングタイムはバスのフィーディングタイムでもあるようだ。 また最奥へフローターを漕ぎだす僕 (「共存の心」はどこへ?) かなり暗くなってきたのでルアーをアレコレしている時間は無い。 ここは今注目の「フラポッパー」に全てを託す。 即バイト!がフッキングせず。ワンフックに改造しているとはいえ、 これはトリプルフックだ。ノッても良さそうだが…浮力が強過ぎるのか? が、これはこのルアーの個性の一つなので仕方ない。 ジャミ避け効果と思えばキッチリ役目を果たしていると言える。 もう一発カラアタックがあり、次にようやくフッキング! 「うひょ〜!イッた!デカもん!」が、残念。30弱。 初めてライトを付けて撮影した。 しかしフラポッパーは「アングラーズサイト」のアウトレットで 380円だったがなかなかイケそうだ。 また買ってこよう(ちょっと釣れると直ぐこうだ) さて、本当にそろそろ帰らないと。茂みの中で「ガサガサ」聞こえる。 獣達が僕の動きを闇の中で目を光らせ伺っているに違いない。 堰堤へと全力で漕いで戻った。 フローターを片付け終わる頃はすでに真っ暗だった。 腹が減った… 今夜はカレーにしよう。 最近、カレーといえば「CoCo壱」ばかりだったので 今回は贅沢に津市の「エベレスト」でインドカレー&ナンとしゃれこんだ。 僕の個人の好みではインドカレーはサラッとサッパリ、 それでいてスパイシー、&ライスで、と、いうのが理想だが ここのカレーはドロッとして、リッチでマイルドだ。 ナンとの相性を考えるとこれはこれで正解なのだろう。 具のマトンは柔らかく調理されつつ、味もしっかり残っていて、 丁寧な仕事ぶりを感じさせる。うん、うまい。 が、同時にやっぱり「CoCo壱」のあの味も捨て難いなーと思う。 あの値段であの飽きのこない味。もちろん人それぞれ好みの差はあるが、 あれはまぎれもなく、厳しい外食業で長い間、 ふるいにかけられ生き残ってきた味なのだ。 なかなか計算尽くだけでは出来ないのだろう。これはルアーにもいえる。 「高い>安い」とはいいきれないのだ。 今回使った「フラポッパー」に限った事ではないが 昔から残っているルアーは、やはり計算尽くのルアーにはない個性がある。 もちろん今の計算尽くのルアーにも昔のルアーでは考えられない性能の物もあるが。 バスもインパクトのある「高級カレー」な気分の日もあれば、 飽きのこない「CoCo壱カレー」な気分の日もあるはずだ。 <タックル> ■ロッド:テーパーアンドシェイプマキモノ63M ■リール:アンタレスAR ■ライン:ナイロン16lb ■ルアー:ノリーズ・エンジェルシャッド、 ヘドン・ダイイングフラッター、 アーボガスト・フラポッパー
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