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日 付
2007 7/7
場 所
イモリダム
ターゲット
バス
アングラー
OKAMOTO+JUN

<詳細>

久しぶりに大場所の開拓だ。
事前にネットでリサーチしたが、それらしい情報は一切ない。
そうとう山深いところにあるため、
そもそも車で近くまでいけるかどうかも分からない。。。
「もしも寸前で通行止めになってたら。。。」
「水位が極端に低かったら。。。」
「釣り禁止だったら。。。」
などと、今までの経験から、ネガティブなイメージが先行してしまう。
ま、行ってみるしかないわな。
それも含めて開拓だわ。
遅かれ早かれ行くのは変わらんよ。
そう自分に言い聞かせる。
夜勤のジュンちゃんをまって、一路高速道路をひた走る。
しかし、毎回思うが、夜勤明けでそのままフローターフィッシングとは、、、
なんともクレイジーな人だ。
まぁそれくらいの人じゃないと、精神的にハードな開拓釣行は勤まらないのだが。
さて、ガラ空きの高速道路を順調に走り、国道から山道へ入る。
途中イケちゃいそうなクリアーチビ池を発見してしまう。
しかもバスの姿を見てしまい「つまみ食い」にグラつくが、ここはガマン。
あと、到着寸前に道が「人んちコース」のような感じになり、かなり不安になるが、
なんとか無事到着。
ダムの姿は見えないが、たぶんこの道でイイだろうと言うところをみつけ、
歩いて下見に行くと、森の影からダムサイドがチラっと見えた。
ダムと言うより、バカデカイ砂防堤だ。
一気にテンションがあがり、そそくさとクルマへ戻り準備開始。



ハイクアップする距離は、シュミレーションしてたよりもずっと短くて済みそうだが、
斜度がかなりあるのと、足元が悪い。
狭い山道はラージサイズのフローターを嫌い、木や岩に押される。
なんどもよろめきながらダムサイドのエントリーポイントへ到着。
で、
すごいよ。
あまりの雰囲気の良さにマジでチビりそうだ。



朝霧が立ち込める湖面は、フル満水状態で鏡のような静けさ。
下界からあまりにも離れているため、人工音はまったく皆無。
オーバーフローした水が流れ落ちる音と、鳥の鳴き声しかしない。
ときおりココココッ!と小刻みに木をたたく音がする。
すげぇ、、キツツキがいるんだよ。。。
不粋な携帯の電波はもちろん完全にシャットアウト。
水の透明度も、ジンクリアーとまでは行かないが、4メートルは楽勝にありそう。
はぁ〜、、、としばらく無言で湖面を見つめる。
いかんいかん!釣りをしにきたんだ。。。
気持ちをおちつけて、初場所の恒例行事、堰堤近くのバス探しをする。
正直、ここまで来ちゃったのは良いが、まったく情報が無いのと、
あまりにも山深いため、はたしてバスが居るかどうかは出たトコ勝負なのだ。
しかし、そんな不安はすぐに取り除かれた。
20cmほどのスクールが回遊している。
しかも、明らかにエサを物色している様子だ。
さらに良く見ると、岸ぎわに1〜2cmほどの小魚が大量に群れている。
数にして数百匹は下らない。
コレを狙ってんのか?
ベイトを確認するため、ランディング用のラバーネットですくってみる。
で、バスでした。



今年生まれたであろう、新子のバスです。
今まで手にとって見たバスの中では最小サイズだ。
しかし、通常のスケジュールで産卵しているならば、もう少し大きくなって
いるはずであるが、この大きさはあきらかにネストから離れたばかりのサイズだ。
下界とは1ヶ月ほどのタイムラグがあると見て良いだろう。
ま、どちらにせよバスが居て、ちゃんと世代交代しているのが確認出来た。
あとは釣るだけだ。
フローターのセッティングを済ませて、ジュンちゃんよりも先に入水させてもらう。



ラインを馴染ませるため、目の前に軽くキャストをすると、いきなり数匹がチェイス。
なんの疑いもなくそのうちの一匹がボシュっとフライを吸い込んだ。
20cmほどのチビだが、記念すべき1匹だ。



サイズからしてさきほどスクールしていたヤツだろう。
しかし、目の前でジュンちゃんがフローターのセッティングをジャブジャブしてるのに
なんてヤツだ。
ジュンちゃんも準備が整い、本格的に釣りスタート。
エントリーしてすぐのところがいい雰囲気なので、そのまま釣り続ける。
するとすぐにオレにヒット。さきほどと同じくらいのサイズだ。
ジュンちゃんはサムズルアーのペンシルで攻めるも反応は無い。



オレのほうはコンスタントにヒットが続き、調子が出て来た数投目。
エントリー場所から十数メートルしか離れてない、水没した立ち木の横にキャストした
ミノーに引き波が近付き、「お、着いたな」と思った瞬間、
ゴボっと鈍い捕食音を響かせMサイズのミノーを水中にさらっていった。
ひと呼吸おいて確実にフッキング動作に入る。
ズシリとした重量感が、確実にフッキングしたことと、
同時にそこそこのサイズだと言うことを知らせてくれる。
ジックリとファイトを楽しんで、無事ネットインしたのは、
ちょっとスリムな、マズメ規格で40ジャスト。



先ほどの稚魚の群れから推理すると、
アフターから抜け切っていないと見ていいようだ。
その後、ジュンちゃんとは左右に分かれて釣り進むことにして、しばしの別れだ。
順調に釣り進むが、その後はそんなに入れ喰いが続くわけではなかった。
フル満水状態ということで、いたるところがポイントに見えるが、



そうそう全部のところに着いてるわけでは無いようだ。
草木が覆いかぶさった一見美味しそうに見えるポイントも、
ダラダラと長く続く変化の無いポイントとなってしまうようだ。
ちょこちょこ拾いながらあることに気が付く。
水底の土が盛り上がっていて、ちょうどサンドバーの様なところでヒットが
集中している。
そうなのだ、目に見える水面〜空中の変化ではなく、
水中の変化の方がこの日はイレギュラーだったのだ。
それに気が付いてからは、狙ったところでコンスタントにとれるようになった。





30cmクラスを数匹連続でとった、もうだめかな?と思ったポイントで、
ゴバっ!とフライが吸い込まれた。
明らかにサイズの違いを見せつけるバイトだったが、落ち着いて時間差フッキング。
案の定、ズシリとした重量感と、パワフルな突っ込みがすかさずやってきた。
オリジナルの5番ロッドをバットまで引き絞り、水中へ引きずり込む。



よぶんなラインを巻取るのよりもはやく、ラインがグイグイと出て行き、
自動的にリールでのやりとりに移行する。
先ほどの40よりもパワフルだ、なんとか弱ってきたところで、無事ランディング。
300メートルほど離れたところに居るジュンちゃんを呼ぶ。
湖の中央付近で合流し、シャッターを切ってもらう。
マズメ規格で43cmってところ。



本日2本目の40アップでかなりの満足度だ。



正直、この時点で普段の一日分は釣ってしまっていた。
湖の面積的には、まだ十分の一も釣っていない。。。
かなりのポテンシャルを秘めているようだ。
ジュンちゃんもそれなりに釣っているだろうと思い、どお?と聞くと、
ぜんぜんダメとの返答。
まぁこちらはフライでジュンちゃんはルアーだ。
仮にこれが逆転していてもなんの不思議がないので、いまさら驚かないが、
まったくゼロに近いのも珍しい。
このようなクリアなリザーバータイプのフィールドではちょくちょくあることだ。
口を使わないことはないので、なにか手段が有るはずだ。
まぁ、“チョン掛け”だの“胴付き”にしたりすりゃ少しは喰うのだろうが、
その前にやることがたくさんあるだろう。
その後もフライはそこそこ喰うが、ルアーはパっとしない状況が続き、
再びふた手に別れることに。
そこで、気になっているポイントへ。
エントリーしてすぐに見えて、だれでも気が付くバレバレポイントだ。



えてしてこういうところは釣れないのがセオリーなのだが、近付いてみると、
今日のキーワードである、おいしそうな“サンドバー”が出来ているではないか。
こりゃイケるかも。
案の定良かったです。



平均サイズも35cmほどで、水中に張り出したサンドバーの、
底が見えなくなるあたりでヒットが連発する。



これまでは、横方向にアタックしてくるものが多かったが、このポイントは
垂直に喰いあがってくる。
なんの前触れも無く、いきなり影が見えたと思ったら水面が割れるので
これまた楽しいのである。



結局、このポイントで小一時間ほど遊べた。
さて、そろそろ大きく移動しようと思い、ジュンちゃんを探すためグルっと見渡す。
いない。。。
どこ行ったんだろ???
ま、沈んではいないだろうで、どっかにいるだろ。。
マズメフローターの機動力を活かして、一気に大きく移動する。
こういう時に、このフローターの優位性を改めて痛感する。
普通のモデルなら、この時点で満足して帰っているだろう。
もしくわ、ダメな時にあきらめて帰っているだろう。
始めてのレイクで、そのポテンシャルを正確に把握しようと思うなら
外せないタックルのひとつだ。
そんなこんなで途中休憩をはさみながらジュンちゃんをさがすが、



一向に見つからない。。。
まじか、、、そういやーこの辺クマが出るって聞いたぞ。
まさか、の●そしに上陸して、クマにでもさらわれたか!?
パンツをずりおろして急所をムキだした状態で、
クマとノーグローブの総合ルールで格闘するジュンちゃんの姿が眼に浮かんだ。。。
負けたな。。。
そんな心配をしながら釣り進むと、いよいよ再奥のインレットに到着してしまった。
こりゃいよいよもってヤバいか!?
と思ったそのとき、再奥の枯れ木エリアに見なれたフローターが、、、
やれやれ、クマとのガチンコレスリングはなかったようだ。
状況を聞くと、グラビンバズで何匹かとったようだが、
納得行く状況には程遠いそうだ。
こちらの状況を説明しながら雑談してると、
「そういえば、さっきそこで上陸したとき、なんか泡の固まりが木にブラ下がってた」
だそうだ。
だぶん、いや、間違い無くモリアオガエルの卵塊だ。
話にはよく聞くのだが、実際目にしたことはないので、そこに上陸して見に行くと、
ありました。
モリアオガエルの卵塊です。



アマガエルをデカくしたようなカエルで、
カエルは通常水中に寒天状の卵を生むのだが、このカエルはなぜか、
木の枝にこのような泡のかたまりを作って、その中に産卵する。
オタマジャクシが孵ると、下にある水たまりにポタポタと落っこちるそうだ。
自然が豊かなところにしか生息できない、
国の天然記念物にしていされているカエルが住んでいるこのレイクの素晴らしさを
あらためて痛感した。
ふと、気が付くと、日が傾きはじめている。
時計をみると、なんと16時!!
ひさしぶりに一ケ所で一日浮いたよ。
さすがに帰りはヘロヘロになったが、
マンサー公認レイクがまたひとつ追加されたので、心地よい疲労感である。
次回はジュンちゃんもタックルなどを見直してリベンジするそうな。
と言っても、悪い結果じゃないんだけどね。
最近贅沢になっていけませんな。。。
しかし、アフターから完全に回復し切って無い魚体を見ると、
このレイクのピークはまだ少し先のようだ。
今後の展開が楽しみである。。。

<タックル>
OKAMOTO
■ロッド:チームマンサーオリジナル#5 9.0ft
■リール:ダニエルソン Traditional DRY FLY
■ライン:バリバス Surface Fly Line WF5
■リーダー:Surface Leader ナイロン 3X 14ft+シーガーRealFX 1号
■フライ:フローティングミノー

JUN
■ロッド:テーパーアンドシェイプ フレックスハント63M
■リール:アンタレスAR
■ライン:ナイロン16lb
■ルアー:ZBCウルトラバイブスピードクロー他



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