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日 付
2007 6/17
場 所
三重の野池
ターゲット
バス
アングラー
JUN

<詳細>

PM11:00。国道23号線を走行中の僕の中でモーレツなバトルが起きている。
この日は岡本君と早朝から暗くなるまでフローターバッシングを楽しみ
刈谷で別れたあと単独で明日も行くつもりなのだが、
疲れた体が「本能」で激しく眠りを要求してくるのだ。
僕の中の、楽な方へ行きたがる、もしくは「本能」に身を任せたがるダメな自分。
仮に「ヘタレヘシコ」としよう。
こいつが「家で2時間位寝ようよ〜。」と、訴え掛けてくるのだが、
今の疲れた体に柔らかい布団を与えたら起きれる自信はない。
釣りに行きたい自分と寝たい自分。
どちらも本音だ。
言うなれば「右脳と左脳のバトル」と言える。
「本能」「感情」などをコントロールする『右脳』と、「意志」「思考」などを
コントロールする『左脳』(だったかな?)のバトルなのだ。
それなら釣りに行きたくなるのは『右脳』じゃないか?との声も聞かれそうだが
こんな話がある。
「恋は『感情』によるもの。愛は『意志』によるもの。」
うなずける話だ。
釣りも同じで「明日ヒマだから釣りでも行こかなー♪ルララ〜」といったレベルから
一歩踏み出す時、例えば「あえて手堅いポイントをすてて新規開拓に挑んだ時」
「新規開拓が失敗続きでも諦めずフローターを浮かべた時」
そこには『強い意志』の力があったのでは?
今日も疲れた体にムチをうち『強い意志』を持って釣りに行くのだ。
つまり「愛」、ビッグバスへの「愛」なのだ(ホント?)。
せめて体内へ応援を送ろうと「リポD」を流しこむ。
が、その直後あまりの眠さにそのままコンビニで寝てしまった
(意味無いじゃん)…しばし夢の中へ…。



AM2:00。
狭い車内は寝苦しく、かなり疲れてても2時間位で目覚めてしまう。
布団で寝たならこうはいかない。
さあ、ここからが本番だ!向った先は「H池」。
今年4月に単独釣行した時は何度もビッグバスを目撃したのだが
マンサーフライ軍団が行くとなぜか見えバスゼロ。
きっと僕はコイをデカバスと見間違いしてると思われてるに違いない。
そろそろ釣らないとマズい。やや減水&濁りで状況は良くないが、
「あの4月に見たバス達はスポーニング絡みの魚だろう。あれから2ヶ月、スポーニングの呪縛から解き放たれ食欲に身を任せたビッグバス達がわんさか…ハハ、ハハ、ハ…ハァッ!…アッ!アアッ!」
とすでにイっちゃってる。が、こんな釣る前からのイメージが実現した事は殆ど無い。
この日もキャストするたびに「あれ?」「なんで?」と、
頭の中に「?」マークが刻まれていく。
昨日の釣りでクランクベイトが好調だったので今日はグラスロッドの
「マキモノ」を2本投入。深度の違うクランクを投げまくり、
スピーディーにバスの着き場をチェックしたのだが、
スピーディーになったのは「?」マークの刻み込みだけだった
(意味無いじゃんパート2)
なにも掴めぬまま最奥のシャローに辿り着いた時
バスがベイトを追っているのが見えた。すかさずトップ用のロッドに持替える。
ルアーは最近のマンサー内のチョイ古ルアーを見直そうという動きに賛同して
「レッドペッパーベイビー」をチョイス。
早めのアクションで逃惑うベイトと化したレッドペッパーにバスがアタック!



15cm程のバスだがボウズを逃れてとりあえず「ホッ」が、あとが続かない。
「H池」の爆発はいつ来るのか。
次に向うは「Hなチビ池」。
前回はザリガニとスタバに負けてフローターを出さなかったが
今日は「減水してようが濁ってようがフローターを出す!」と、腹をくくっていた。
実際、この日は予想どうりの減水と予想を超える濁りで、
最初から腹をくくってなければ入水しなかったかもしれない。
それほどの嫌な濁りだった。やはり全くノーバイト。
まいった、この近くにはもう他にマイポイントが無いのだ。
成す術も無くしばらく池に漂うしかなかった。
「終わった…また激ショボレポか…」が、いつまでもここに浮いてても仕方ない。
とりあえず上陸して地図をたよりに他の池を見る事にした。
が、今はこの近辺の池はどこも大減水してるに決ってる。
新規開拓というよりせめて写真でも撮ってレポにのせれば少しはカッコつくかなーと
考えたのだ。そもそもまともに釣りが出来るポイントが見つかる補償も無いので
フローターもたたんでトランクに片付けた。
この時の僕はその後におこるドラマなど知るよしもなかった…。
地図を見ながらウロウロ。比較的、大きな池、泥沼のような池、
この近辺もいろんなタイプのポイントが有るようだ。
3つの池を覗いて2つの池でバスを確認した。
が、とても一度片付けたフローターを出す気にはならない。
もう一つパンチに欠けるのだ。次はどこかなーと、田んぼ道を走ってたら
小高い所に堰堤が見えた。「おや?あんな所に池が?」
なぜかそこは地図にのって無い池でうっかり見逃すところだった。
早速向かってみる。堰堤から見下ろすと以外と大きな池だ。
覗くと子バスが2〜3匹見えた。とりあえずバスは居るようだ。
が、やはり減水&濁りでイマイチ釣りする気が盛り上がらない。
もう一つパンチがあれば…と、その時、
僕の目に護岸の水面から15cm位より下にアオミドロびっしりのラインが
出来ているのがうつった。これは最近、15cm位増水した事を意味する。
それでもまだ水位は低いが最低の時期は過ぎたようだ。
「これはイケるかも…エエイ!出しちゃえ〜!」
もう一度フローターを膨らませ入水した。
数投目からクランクにヒット!12〜13cm位の子バス。



その後も順調にヒットを重ねる。
ヒットしたバスに2〜3匹のバスがついてくる事もある。
魚影は濃いようだ。池を1/5釣った時点で6〜7匹キャッチしたが、
判でおしたようにチビばかり。サイズが伸びそうに無いし、
なんとかニューポイントも見つけてレポもカッコつくので僕の中の
『ヘタレヘシコ』は「もう帰ろかなー…」と、お疲れだ。
イカン、イカン「せっかく釣れる池を見つけて4/5も残して帰るバカがどこにいる!
ついさっき成す術も無く迷子のアヒルちゃんのように池をさまよってたのを思いだせ!



やれ!やりつくせ!」と、喝を入れた。
チョコチョコとキャッチしながら最奥までやってきたが結局、
護岸周りが一番魚が多かった。
まぁ、こんなもんかなーと思ってたら岸辺で「モワッ」と大きな波紋が見えた。
「コイかな?バスならデカいけど…」と半信半疑ながらキャストするも無反応。
「やっぱりコイだったかなー…」と3投目、突然「グッ!」とアタリ!
フッキングと同時に左手に伝わる重量感で「イッた」事を確信した。
「ヨッシャー!」最近味わえなかった強い引きだ。
「マキ・モノ」は見事にブランク全体でバスのパワーを受け止める。
ジャンプをかわし、なんとかハンドランディング成功!



「オルァ〜!ドララァ〜!」
と、『本能』の叫びが森に響き渡る。



50cm!やった、やりきった。ここで今日の釣りが本当に終わったようだ。
達成感と心地よい疲労感だけが僕の体を包む…これ以上のキャストは野暮だろう。
初のポイントで50cm…出来過ぎのドラマだった。



最初のイメージが大ハズレで偶然見つけた池でってところがいかにもマンサーだが(笑)
偶然や運も『強い意志』からくる行動が引き寄せるものだと信じたい。
さすがに疲れたので栄養豊富な物をと、今夜は津市の「川治」で
鰻丼(きも吸つき)にした。
ここ津市は一人あたりのウナギの消費が日本一なんだとか。
ウナギ屋も多く、やや値段も安いのが魅力的だ。
『右脳』も『左脳』もためらう事なく「特上」をオーダー。



この「特上」の日曜日を締めくくった。

(使用タックル)
■ロッド:テーパーアンドシェイプ マキモノ63M
■リール:アンタレスAR
■ライン:ナイロン16lb
■ルアー:OSP ブリッツ



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