私設・俺の名場面
このコーナーは、Surfersparadice内の投稿サイト『俺の座敷』内のコーナー『俺の名場面』を私個人で立ち上げたものです。漫画の中の印象に残った場面を語っていくコーナーです。座敷本編で没になったものから、投稿するのをはばかられる危ないネタや、その他自分が最近考えたネタまで何でも取り上げていきます。
■ゲーム卒業方法
執筆日:2002年1月27日
作品名:ファミコンロッキー
作者:あさいもとゆき
◆:あるとき、勇気たちの学校に中西という教師が赴任。彼は、学校内にファミコンクラブを作り、部員たちに『スーパーマリオ』や『ドルアーガの塔』等の裏技を教えていた。勇気たちは、ゲームが面白くなくなると不信感をずっと抱いていたが、クラブは盛り上がる一方だった。しかし、生徒たちの間では徐々にゲーム離れが進むようになる。
実は、中西先生は学校が遣わした刺客で、生徒たちに裏技を教えることにより、逆にゲームに対する興味をなくさせようという目的があったのである。
……こんなことでゲームをやめるなんて、当時の子供はすれていなかったんですね。裏技が当たり前となった現在では考えられないことでしょう。
解説:当時はファミコンブームで、裏技が山のように雑誌に紹介されていましたし、『ファミコンロッキー』も元々はそれを売りにしていた漫画でした。しかし、作者もこうした風潮には疑問点を持っていたようで、それが、このエピソードにつながったらしいです。本当に今では考えられないことですね。
■衝撃のマーク
執筆日:2001年12月28日
作品名:カイケツ小池さん
作者:藤子・F・不二雄
◆:常日頃、新聞を見ては世の中の悪にたいして怒りを燃やしている小池さん。ある日、会社へ出勤している途中、彼はとんでもないものを見てしまった。それは、バキュームカーに描かれていた(昔の)東京都のマークだった。これを見てぶち切れた小池さんは、(当時の)都知事の美濃部さんに都のマークをすぐに変えろと電話をする。続けて小池さんが言った一言がキテいる。「あんなワイセツなマークほっといていいと思うの?」
あのマークを見て、アレを想像するというのはどうしても無理があるような……
解説:あの問題作『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』の原点ともいえる作品より。生まれも育ちも大阪の私から質問ですが、昔の東京都のマークは、よくアレに似ていると揶揄されていたのでしょうか。また、現在は別のマークになっているようですが、変えた理由もやっぱり笑いものになっていたからなのでしょうか。これを読んでいる東京人の方、お答えをお願いします。
■恐怖のねずみ算
執筆日:2001年11月28日
作品名:地獄先生ぬ〜べ〜
作者:真倉翔・岡野剛
◆:単行本10巻「ハツカネズミで大騒動!の巻」より。
あるとき、広が露天商でひとつがいのハツカネズミを購入し、クラスで飼うことになった。最初の子供が生まれる頃までは、クラス内でも和気藹々とした雰囲気だったのだが、次第に数が増え続けると事態は急変し、手におえなくなった。仕方がなく、他のクラスに配っていくのだが、そこでも繁殖し、学校内がネズミであふれかえるようになった。しかも、たちの悪いことに、生徒が世話をしなくなったことと小さなかごに押し込めていたことが災いし、ネズミ同士が共食いをしたりミイラ化したりする光景が見られるようになった……
現在でも、ハムスターを飼うブームが続いてるようですが、私はこの光景を見たおかげで、ハムスターなどげっ歯類を飼うのが怖くなりました。皆さんも繁殖には気をつけましょう。
解説:これを書いている途中で、一匹だけにしたらいいという事に気がついた。間抜けだ。私はドラえもんとは違い、ネズミ自体は嫌いでもなんでもありませんが、このエピソードだけは強烈に印象に残っています。
ちなみに、ここに書いたのはエピソードの前半だけです。後半は説明すると長くなるので、単行本をチェックしましょう。
■素敵な宝物
執筆日:2001年11月14日
作品名:はるかなる風と光
作者:美内すずえ
◆:南太平洋の孤島に住む原住民とイギリス商人の間に生まれ、一人イギリスへ旅立った主人公・エマ。イギリス貴族のサロンに招かれた彼女は、周囲から○人の子として奇異の目で見られ、いわれのない差別を受けていた。しかし、屋敷内に入り込んだサルをエマが捕まえたことで周囲の目は一変。調子に乗ったエマは大事にしていた宝物をみんなに見せた。
それを見た貴族たちは気絶したり、逃げ出したり、ひどい人は吐き気を催した。しかし、エマは事態が理解できずに一言。
「どうしたの? みんな。こんなにすてきなほし首なのに!」
原住民に対する当時の人たちの意識がうかがえます。人権団体もうるさくなかったのどかな時代の一コマです。
解説:どう見ても危ないネタ。投稿しなくてよかった。この漫画には他にも人食いのシーンが出てくるし、ストーリーからして土○だの酋長だのといった差別用語は出てくるし、存在自体抹殺されてもおかしくない漫画と思っていました。
ちなみに私が参照したのは集英社文庫版でのほうで、現在入手しやすい白泉社文庫版ではもちろん「〜こんなにすてきな宝物なのに!」と書き換えられています(絵はそのまま)。