私と「俺の座敷」

 Surfersparadise(以下SP)というアニメ・ゲーム関係その他いわゆる「オタク系」専門の検索・コンテンツ提供サイトがある。かつて、そのSPが行っていたゲームネタの投稿企画「俺の座敷」というものがあった。今はこの企画自体は終了してしまったけれど、私にとっては今後の人生の中で重要なターニングポイントになるであろう企画であった。今回はこの「俺の座敷」についての思い出を書きたいと思う。
 そもそも、私と座敷との出会いは偶然に近いものが会った。去年の7月ごろ、携帯のiモードをいじくりまわしていたときに、なぜかリンクが張られていた「俺の思い出」「俺のキャスト」「俺のゲーム」「俺の謎」等という言葉を目にして、これは何なんだろうと思っていじくりまわしたのがきっかけだった。その中の「俺の辞典」と書かれているところをクリックして、いろいろとギャグのネタが書かれているのを見て、初めて、このサイトが投稿サイトだというのを知った。そのネタに大笑いしたために、今後も見ることにしようと思い、座敷のページを携帯のブックマークにすぐさま登録した。

 こうして座敷を見始めてから1・2週間が経った頃、私も投稿しようと思い立ち、思いつきで考えたネタを投稿した。結果、見事に採用されていた。これに味をしめた私は以後数ヶ月もの間、思いつくままに投稿を続けていった。この頃、職場での人間関係で相当にストレスを感じ、腹の調子がいつもおかしかった私にとって、座敷とは携帯の中の心のオアシスのようなものだった。当時の私はiモードしかネットを使える機材がなかったのだ。

 その後、年が明けて2001年になり、パソコンを購入した私は、本格的にネットをはじめようと心がけた。もちろん座敷への投稿も含めて。

この頃になると、ネタ選びにも磨きがかかるようになり、投稿数も増大していった。また、投稿を続けていくうちにいかにわかりやすい文章を書くかということに常に気を配るようになり、文章を書く楽しみというのを改めて思い出した。私は元々こういうようなことをするのが好きだったんだというのを思い出した。

そして、なんといっても初めて2ちゃんねる以外の掲示板に書き込んだのが一番大きな出来事だった。自分の書き込みに対してちゃんと答えてくれる人がいたということだけで当時はうれしかった。今までゲームなどに関して話し合える人間に出会えなかった私にとって、初めて「仲間」ができたような気がした。そして、その仲間に会うために、オフ会に参加するために東京にまで出かけたり、さらにはオフ会の幹事まで引き受けるようになった。今までの自分からは考えられない行動だったと思う。
 今にして思えば、座敷こそがネットの楽しみをはじめて教えてくれた場所だと思う。もし、座敷の存在を知らなかったら、今頃は趣味について話し合う仲間がいない寂しさに打ち震えていただろうし、再び文筆業で身を立てるということも考えなかっただろうし、このサイトを立ち上げることもしなかっただろう。あとは、いつもネタ探しに努力することが必要だと教えてくれたことも忘れてはいけない。
「俺の座敷」自体は終了したけれど、ここで学んだことはこれからも忘れないようにしたい。最後に、座敷で知り合った人たちに──

皆さんに出会えたことを本当に感謝しています。皆さんの存在がなければ、多分今の私はなかったでしょう。本当にありがとうございます。


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