グローバルスタンダードが何だ
工場などでの一般作業が東南アジアなどの海外へ流出するようになってから久しい。テレビのニュースでも、中小企業までもが海外生産に完全に切り替えていると盛んに報じている。理由ははっきりといえば「コストダウン」である。グローバルスタンダードだの、海外競争だのという極めて迷惑な理由だ。
実は、私が現在勤めている工場でも海外生産を推し進めており、私も海外へ輸送する機械のチェックを手伝わされたことがある。来年からは、私が現在任されている仕事も海外へ移る予定である。そのため、職場内での私の立場がなくなってしまうのではないかと心配してしまう。
それにしても、これほどまでに海外流出が進んでしまうと、私を含めて残されたものはいったいどうなってしまうのだろうか。このままだと、日本から工場が消滅してしまいそうで怖い。だから、私も機械オペレーター以外の職種に転職しようと色々と求人情報誌を眺めているのだが、ほとんどが営業職や店員など。私が一番苦手とする職種である。他の業種にしても、経験者もしくは即戦力が求められており素人が入って来れるような状況にない。こんなことになるんだったら、自分の将来をもっと真面目に考えておくんだったと後悔している。文筆業で身を立てるというのも、今のところは単なる「願望」にしか過ぎないのだからあまり期待は出来ない(何年かかるかわからない)。
最近思うことだが、世の中、何もかもがあまりにも急ぎすぎてるようで嫌になってくる。何もかも、即急に結果を出さなければならないような世の中を最近疎ましく思う。ひょっとしてグローバルスタンダードというのは、アメリカがその体力をもとにしてとにかくがむしゃらに突っ走り、日本その他の競争についていけない国を突き落とすシステムなのだろうかと思ってしまう。そんなシステムなら私は受け入れたくない。自分のやりたいことをゆっくり探して、自分の実力を長い目で見てくれるようなところを探すつもりだ。これが、あまりにも生き急いでいる社会に対する私の抵抗である。
なお、これは時代に応じて器用に動くことが出来ない私のわがままである。これを読んでいる若い人は、私を反面教師として、将来のことをもっと早くに考えることをお勧めする。そして自分にしか出来ないことを極めるしかこの社会で生き残る方法はないと思う。これは、本当に私も後悔しているのだから…… だから、自分のやりたかったことを今一度やり直そうと思って、こうやってこのサイトに雑文でも何でも書き留めているんだけど。