阪神フィーバーを少し離れた目で見る

 4月。「今年も相変わらずだな」と思っていた。
 5月。「結構いってるな」と思っていた。
 6月。「今のうちに大量に貯金稼ぎをしてるんだろう。どうせ今後はBクラス落ちだろうし」と思っていた。
 7月。「世の中どうかしてる……」と率直に思った。
 まさか、阪神タイガースがこの時期にマジックを転倒させるなんて、開幕当初は熱狂的な阪神ファンも想像していなかったのではないだろうか。
 今日、私は阪神が1イニングに8点も取る試合を4chで見ながらこれを書いているが、藤本や赤星や金本や今岡や矢野や藪がホームランやタイムリーを放つのを見ながら笑うしかなかった。あの「阪神タイガース」が1年でこんなに強くなるなんてほとんどの人が夢にも思っていなかっただろう。こんな奇跡を現実にした星野監督には本当に頭が下がる。そして、逆に今まで何もできなかったフロントや今までの監督を笑いそうになった。
 マスコミも大はしゃぎである。本屋やコンビニで今の阪神を賛美する雑誌を見たときは、マスコミ人はつくづく現金な奴らだと思った。広島や横浜や日本ハムやロッテが快進撃を果たしたときも同じような雑誌を出してみろと思った。「阪神が優勝すれば景気も回復する」という記事をどこかの週刊誌で読んだときは頭おかしいんじゃないかと思ったが、最近になって平均株価が10000円前後になったというニュースを聞いたときには、そんな馬鹿なと背筋が凍りそうになった。
 とりあえず、マスコミも阪神が栄華を誇っている今の状況を賛美するがいい。こんなことはあの85年のフィーバー以来18年ぶりだし、どうせ来年以降のことは誰にもわからないのだから。(多分)つかの間の栄華を堪能するのもいいと思う。

 なお、私はアンチ阪神ではありません。西武が3位にとどまっている時点で私の今シーズンのプロ野球は終わりを告げました。ダイエーと大阪vs福岡の西日本シリーズでも何でもやってください。

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