これが癒し系?

 現在、遅ればせながら『雲と波と少年と』の録画ビデオを見たところである。もちろん、あの『電波少年』の後番組である。「史上初の癒し系」を目指すという触れ込みである。
 はっきり言って、私は本当に癒し系を目指すとは思っていなかった。なにせ「雲波少年」だし、電波少年のコンセプトを簡単に放棄するとは思えなかったからである。過去にも終了するといっておきながら、「進め!〜」から「進ぬ!〜」に変えた前歴があったし、あの番組の言うことは信用しないほうがいいと思っていたのである。
 まあ、過去の人気にあぐらをかいて、「3ヶ月以内に平均視聴率13%を割れば打ち切る」という公約をしてしまったのがそもそもの間違いだったのだが。もしこの公約がなければもう少し続いただろう。
 さて、話を本題に戻す。
 放送第1回の感想を一言で表すと……こんなものゴールデンでやる内容じゃない。
 あまりにも「電波少年」の印象が強かったためか、内容のあまりのほのぼのさに唖然としてしまった。「電波少年」のことは忘れてくれという日テレからのメッセージとも取れた。
 進藤晶子と桜井幸子による司会、島崎敏郎一家の屋久島移住記、懐かし商品探訪、モルジブの少年の北海道来訪記、宮本亜門の思い出話……
 コーナーの一本一本は上手くまとまっていると思うが、いまいち淡々としすぎて盛り上がりに欠けると思う。海や山や雪などの自然風景を強調した映像、環境音楽を多用したBGM、司会二人の淡々とした進行などをみると、とてもゴールデンタイムに放送する番組とは思えない。
 確かに癒されるかもしれないが、癒しの押し売りにも見える。
 これじゃ、また失敗するかもな…… 土日の午前中だったら安定しそうだけれど。

 おまけとして、細かい突込みをいくつか。
・番組が終わっても島崎敏郎一家は屋久島に居座るのだろうか。もし3ヶ月で東京に帰るということになったら、転校までしてしまった子供がいっそうかわいそうだ。
CO−RAって誰やねん。いっぺん検索してみよう。
・取り上げてる懐かし商品がちょっと新しすぎ。確かに30〜40代の人にはぐっとくるかもしれないが。
・モルジブの少年が雪に触れた反応があまりにも幼稚すぎ。本当に雪を知らないのか?(夏目漱石を日本の大統領と言ったり、カプセルホテルを鳥の巣といったのは、仕方ないと思うが)

 ……敢えて2ch用語でいう。雲波少年やっぱりだめぽ。土日の午前中へ移動することを望む。

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