日本も覚悟を決めるとき

 小泉首相が突然靖国神社へ参拝をしたというニュースを見て、私は思った。「なぜこんな時期に」と。8月15日前後ならわかるが、季節が180度違うこの時期になぜ参拝をしたのだろうか。正月といっても少し遅すぎる。今までのような「英霊への哀悼の意をこめて」という理由だけとも思えない。ひょっとして、「新たな英霊が増えるかもしれないからよろしく」という意味をこめて参拝したのではないかと思う。
 そう、北朝鮮との戦争が近いことを首相も認めているのではないかと思ったのである。
 今や北朝鮮が、かつてのソ連や中国以上に極悪で卑怯極まりない国家であるということは、日本人誰もが知っているだろう。いよいよ北朝鮮は孤立への道をまっしぐらに走っている。国民誰もが戦争によって北朝鮮を叩き潰してほしいと願っているだろう。
 どっちが先に手を出すかは別にして、もはや北朝鮮との戦争は避けられないと思う。日本政府も後には引けないだろう(引いたら国内外から非難を受けるのは必至だから)。
 さて、戦争となれば、もちろん日本側にも犠牲者が出る。おそらく数十万人はくだらないと思う(ありったけのミサイルを撃ってくるだろうから)。こうした最悪の事態を予想して小泉首相も参拝に行ったのだと思うのは私の思い過ごしだろうか。
 韓国・金大中大統領が川口外相との会談をドタキャンしたのも、こうした首相の覚悟を読み取ったのではないだろうか。何しろ北朝鮮が戦争を始めれば一番被害を受けるのは韓国なのだ(陸続きだし、「民族統一」という大義名分がもてるから)。それに対する抗議だと思った。
 
 日本国民は「戦争」という最悪の事態は覚悟しておいたほうがいい。政府もマスコミも戦争をすべしとは言わないが、せめて一般市民はそれくらいの予想はしておかないと、最悪の事態になったときにあまりにも大きなショックを受けるだろう。

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