所詮政治家ってこんなものパート2

 例の日朝首脳会談も終わった。私は何も期待していなかったので、特に何も感じなかったが。それにしても、拉致された人々を「死んだ」で片付ける北朝鮮(生きている人もいるが)。北朝鮮はもうこのことには触れられたくないのだろうと私は感じた。もうあきらめてくれと言うメッセージなのだろう。
 それにしても拉致された人々の家族の執念にはつくづく頭が下がる。もう20年以上の前のことである。私だったらとっくにあきらめていただろう。またテレビや週刊誌が浪花節みたく大体的に大騒ぎするんだろうけど。
 というわけで、今回の会談の感想はここまで。
 さて、今回の本題は、この会談を持ちかけた小泉首相に関してである。誰でも思うだろうが、小泉首相はアドバルーンを上げるのが本当にうまい政治家である。株価低迷で責任を問われている最中に突然の会談発表。これで(小泉首相の)株を少しでも上げようとしたのであろう。まさに突然の発表だった。しかも歴史上に残る会談だと謳われているのである。少なくても、これで株価低迷のショックは少しは和らいだようである。週刊誌などは即刻会談やめろやら、日本の恥をさらすようなものだと大騒ぎして、株価のことなど忘れてしまったようだった。
 賛否はどうあれ、マスコミに常に話題を提供してくれる小泉首相。最近の首相の中ではもっともマスコミを利用できた人と言っていいだろう。 しかし、景気の低迷でマスコミに叩かれ、小泉首相のメッキもはげている。しかもマスコミを利用するのがうまいもう一人の政治家・石原慎太郎をマスコミも持ち上げている。今回の会談はまさに小泉首相の名誉回復を狙ったものだろう。そう思っているのは私だけではないだろう。
 そう、前にも書いたけれど、政治家はマスコミや国民に対していかに派手にアピールできるかによって価値が決まるのである。政策なんてどうでもいい。ただマスコミに対して大きなことを言えばいいのである。そうでなければ、田中真紀子や辻本清美があそこまで脚光を浴びることはなかっただろう。そしてさまざまなスキャンダルによって期待を裏切られる。この繰り返しである。いいかげんうんざりしてきた。
 この連鎖を断ち切るには既存の政党をすべて破壊し、斬新な政策を出せるような強烈な独裁者が出るしかないと思うのだが……これじゃあまりにも無茶だが、実際、すべての政治家や官僚を入れ替えて、まったくの素人が議員や官僚にならない限りはどうしようもないと思う。

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