『エピソード2』鑑賞記

 先日、7月13日、あの『スターウォーズ エピソード2〜クローンの攻撃』を、観た。もともと私は映画には興味がないのだが、『スターウォーズ』シリーズだけは一応ビデオなどで一通り観ているし、エッセイのいいネタになるだろうと思って観ることにしたのである。
 7月13日、公開初日。私が見に行った劇場は一応シネマコンプレックス形式の、客席200人規模のものだったが、客席には30人くらいしかいなかった。別のスクリーンで公開されていた『ポケットモンスター』の映画のほうが人が入っているんじゃないだろうかと思ってしまった。それほど劇場内は寒々としていた。大ヒットなどとマスコミが騒いでいるのは、いかにもヒットしていると思わせようとするマスコミの情報操作に違いないとまで思った。
 そして観た感想はというと……最初から最後まで見所満載だったと思うし、後のエピソードにつながる事項がいくつもちりばめられていて、考えさせられるポイントも数多い。そういう意味では、ジョージ・ルーカスの思惑にはまってしまったんだなと思う。それでは、そのポイントを箇条書きで上げてみよう。

 ・アナキンは本当はジェダイには向いていなかったんじゃないか?
 アナキンは、もちろん後のダースベイダーであり、ルーク&レイアの父親である。俗に言う新三部作は、このアナキンがダースベイダーとして変貌を遂げる過程を描いているというのはいうまでもないと思う。それゆえに、『エピソード1』では単なるガキに過ぎなかったアナキンがどう成長しているのかが実物だったが、じっさい『エピソード2』本編を観ると、あまりの行動の過激ぶりにぶっ飛んでしまう。
 ジェダイ騎士は、私利私欲を捨て徳高く高潔で修養を積んだ存在であり、恋に落ちることは許されないはずである。しかし、アナキンはその教えを破って10年ぶりに出会ったパドメと恋に落ち、挙句には結婚式まであげてしまうのである。また、故郷・タトゥイーンに戻ったアナキンは自分の母親を拉致した挙句に殺したタスケン・レイダーの一族を皆殺しにするのである。
 確かに人間くささも感じるし、20歳で若いということもあるが、この男のどこが徳高く高潔で修養を積んだ存在なんだろうか?いくら優れたフォースを持っていても、それを使う人間によってはたちまち悪に変わるということを改めて教えてくれる。『エピソード3』では暗黒のフォースにどう落ちていくか期待しよう。

 ・パドメ・アミダラに萌えた
 新三部作のヒロイン・パドメ・アミダラには萌えさせてくれた。特に、ナブーに疎開していたときにきていた、背中もろだしのドレス姿にはハァハァしそうになった。
 と、萌え話はおいといて、後半の無鉄砲な行動は、後のレイア姫を思い出させた。やっぱりレイア姫のあのじゃじゃ馬ぶりは母親譲りということを確信した。

 ・CGが凄い!坂口氏も見習え!
 今回の、映像に関しての見所は、やっぱり後半のクローントルーパーの大群の襲撃だろう。素人目にはどこからが実写でどこまでがCGかわからない。そしてラストの、数万のクローントルーパーの整列シーンを見たときは鳥肌が立った。『タイタニック』のときにも思ったが、本当のCGの使い方というのは、いかにうまく実写と組み合わせられるかということを、素人ながら実感した。ぜひ、坂口博信氏にはルーカスの爪のあかを数百杯飲んでもらいたい。

 ・まとめ 伏線バリバリ!『エピソード3』に期待しよう!
 この『エピソード2』では後のシリーズへの伏線がいろいろちりばめられている。上に書いたアナキンのことや、ルークの育ての親となるオーウェンが出てきたのには驚かされたが、やっぱりキーポイントは銀河共和国の変質だろう。今まで軍隊をもたなかった共和国が、強大な軍隊をもったことでいかに帝国に変化するかが見ものである。クローントルーパーはまんまストームトルーパーだし
 後は、ヨーダやオビ=ワンが帝国設立のための下地作りにかかわっていたというのも興味深い。しかも、ヨーダは分離派制圧の陣頭指揮をとっているのである。共和国を守るために自分たちがやったことが後に共和国を滅ぼすことになるとは皮肉である。
 いずれにしても、今回は楽しませてくれた。2005年公開予定?の『エピソード3』ではこれらの事項がどのように収斂されていくか期待しよう。

P.S
 今回、私が書いたことは、『スターウォーズ』マニアの人間にとってはもはや常識かもしれませんが、この文は、もともと映画に興味のない私の主観によってのみ書かれています。念のため。

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