今日、私が勤めている会社で、急に入った作業を行うために、数ヶ月間止まっていた機械を動かすことになった。元々海外に仕事が移ったために使われなくなった機械なのだが、海外だけでは間に合わないために急遽国内でも作業をすることになったのである。私は単純な操作方法しか知らなかったものの、取り扱いが比較的楽なこともあって、数ヶ月間動かしていなくても大丈夫と思っていた。しかし、現実はそう甘くはなかった。今回はそんな話である。
今日私が動かそうとした機械は、コンベアで流した対象物にインクジェット方式でコードナンバーなどの数字を印刷する小型のプリンターである。まず、コンセントを差込み、電源を入れる。そして起動のスイッチを押したものの、うまく動かない。不思議に思ってインクの残量をチェックしても、インクはカラッポではなかった。さらに詳しく調べてみると、インクが漏れて床が黒くなっていたのを見た。私は慌ててインクをふき取った。私は、操作方法を知っているだけでメンテナンスなどの細かいことは解らなかったので、このプリンターに詳しい人を呼んで機械を診てもらった。すると、意外な事実がわかった。
数ヶ月間、掃除もせずにほったらかしにしてしまったために、インクが機械の中で固まって詰まってしまったのである。プリンターの印刷ヘッドがインクまみれになっているのを見て、私は何でこのことに気づかなかったのだと、自分の無知を恥じた。その後、数か月分の汚れを落とす掃除をして何とか無事にプリンターを動かすことができた。
私は今、自分の無知を恥じている。確かに、私があまり動かしたことがなかった機械だったし、前任者からの引継ぎの時に掃除のことまで聞いてなかったというのもある。しかし、今まで何の異常もなしに動いていたのだから、これからも大丈夫だろうという思い込みがあったのは確かである。しかし、機械というものはそんなに単純ではないのである。掃除やメンテナンスなどの細かい気配りがあって初めてうまく動作するものなのである。今回の一件でそのことを思い知らされた。