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フーテンの寅
寅歳年賀状展

 今年も、いよいよ、残すところあと半月余となってしまいましたが、皆様におかれましては、年賀状の準備はおすみになられましたでしょうか。
 来年はトラ歳ということで、トラの写真やイラストなどのあしらわれた様々な年賀状が売り出されていますが、東京・大手町の逓信総合博物館では、今月4日から「フーテンの寅〜寅歳年賀状展」を開催しています。
 渥美清さんが亡くなられてもう1年4カ月が経ってしまい、私の大好きだった寅さんシリーズの新作映画は既に見ることが出来なくなってしまいました。毎年、盆と暮れに半年単位で私の生きる目標となっていた寅さんの映画が見られなくなったのは残念でなりません。
 そうした私の思いは別にして、寅さんの映画でハガキが重要な小道具として使われていたことを感謝してかどうか、トラ年となる来年のお正月用の年賀状の準備シーズンに合わせて、逓信総合博物館で開催されているのが、「フーテンの寅〜寅年年賀状展」というわけであります。寅さん映画をあまり知らないという人に、念のため、解説させていただきますと、寅さんの映画は、テキヤ渡世の旅を続ける寅さんが葛飾・柴又のおいちゃんとおばちゃんのだんご屋「とらや」に舞い戻っては一大騒動を引き起こし、また、テキヤ渡世の旅に出るというものでありました。映画のエンディングでは、必ず、旅先から「とらや」の皆さんに宛てられたハガキが「とらや」の茶の間の座卓に放り出された場面とともに、寅の声で、そのハガキの文面が読まれる形になっていました。
 この年賀状展の主催者側の関係者によりますと、新聞報道などでは、俳優・渥美清を追悼する年賀状展のような紹介のされ方もあるようですが、年賀状展の趣旨は、あくまでも、最近すっかりご無沙汰になっているテキヤの寅さんに思いをいたそうというようなところにあるそうです。
 展示内容としては、●寅さんのフーテン旅日記(映画「男はつらいよ」から寅さんのタンカバイの口上集や旅の小道具などの展示)、●錦絵に見る大道芸、●いろいろ年賀状、●年賀スタンプ・図案集コーナー、などとなっています。年賀状のアイデアに困っている方は、ヒントを得ることもできるかもしれません。
 開催は24日までの毎日(観覧時間は午前9時から午後4時30分。入館は午後4時まで。ただし、金曜日は午後6時30分までの観覧で、入館は6時まで。月曜日は休館)
 逓信総合博物館は、地下鉄・大手町駅下車、A4またはA5出口すぐ。JR線は、東京駅下車、丸ノ内北口から徒歩10分。
 問い合わせは、逓信総合博物館(TEL:03-3244-6811)へ。

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