ロボットのスペックを表すのに使われる単位のお話です。 まあ、まめ知識程度に聞いて下さい。
15世紀の初期、イギリス船に税金をかける基準として、その船に酒樽をいくつ積めるかで決めたことに由来する。
酒樽は容量252ガロン(=1140リットル)で酒を満たすと重量が2240ポンド(1016kg)となるのが標準で空樽を叩いた時の音、「タン」が変じて「トン」となったとされる
当時は船に積める積み荷の重量を表すのに用いられており、これが現在の1英トン(long ton)が1016kgとなった由来である。
また、他にもメートル法で使用されるメートルトン、ポンドヤード法で使用される米トンがあり、それぞれ、
国際的にSI単位系が普及しているため、単に「トン」という場合、メートルトンの事を指すと考えて間違いない。
ロケットがどれだけの重さの物体を持ち上げられるかを示す。
つまり推力1トンのロケットは最大で1トンの重量を持ち上げる事が出来る。
ただし「ロケットの自重も含めて」なので推力が1トンあっても1トンの荷物を持ち上げられる訳ではなはい
仕事率(効率)の実用単位。house power。
略称はHP(仏馬力の場合はPS)
工業上用いられる仕事率の単位。
国によって定義が異なり、日本では750ワット、イギリスでは740ワット、フランスでは735,5ワットが一馬力となる。
現在、計量法で認められているのは仏馬力のみである。
(ただし国際的にSI単位系で統一される動きがあるため、馬力という単位は使われなくなる可能性がある)
蒸気機関を発明したジェームス・ワットが考案した単位で彼が測定した所、馬が毎分約33000フィートポンドの仕事をする事から決めたのが由来。
馬と言う、イメージしやすいものが基準だった為に普及したようだ。
(余談だが現在の馬は品種改良が進んでおり、当時の4倍程の力がでるらしい)
ガガガでは日本式(1馬力=750ワット)で統一されている。フランス製の光竜、闇竜はフランス式でもよさそうなものではあるが。
超音速機の速度などを測定する際に用いられる単位。
一般的にマッハ1は常温で海面上における音速340 m/s = 1225 km/hを表す
(音速は媒質の種類や温度、圧力などの条件によって変化する、例えば高空だとこれよりも速度は遅くなる。そして超音速機は高空を飛行する。ちなみに成層圏においてマッハ1は294.4m/s = 1060 km/h)
オーストリアのエルンスト・マッハの名に由来する。
船舶などの速度の単位。
一時間に一海里進む早さが一ノットに相当する。
1ノット = 0.514 m/s= 1.852 km/h
略称はkt、あるいはknを使用。
ちなみに一海里は緯度約一分に相当する。