ベターマンとは勇者王ガオガイガーのスタッフが再結集して作り上げた深夜帯アニメです。さらに重要な事にベターマンと勇者王ガオガイガーは世界観を共有しています。と言う事でガガガフリークとして、ベターマンはチェックしておいた方が良い作品であると言えます。(無論、ベターマンを知らなくてもガガガは楽しめますし、逆もまた真です)
ベターマンとは平凡な高校生、蒼斧蛍太を主人公とし、人類を蝕む奇病「アルジャーノン」、アルジャーノンの周囲に潜む闇を描いた物語で、ホラータッチとなっています。個人的にはベターマンの存在により怪獣もののように感じられますが、これはレンタルビデオなどを借りて確認していただくのが一番でしょう。
ベターマンとガガガの互いに関係のありそうな点をピックアップして行っても良いんですが、他のサイトで既にやられているので止めときます。その代わり、こちらに年表を作ってあるので参考にして下さい。
ベターマン、勇者王ガオガイガーはそれぞれの本編にあたる期間が異なる事もあり、いわゆる「小ネタ」のような事例しか明確な接点はありません。少なくとも勇者王ガオガイガー本編中にアルジャーノン関連の事件は確認されてませんし、ベターマン本編中にGGGやガオガイガーの名は出てきません。《バイオネット》による新型ガオーマシン強奪作戦が起った時期はベターマン本編の期間中に一部重複しますが、事件が事件だけに情報規制が行われていたらしくベターマン本編中でそれらしい描写はありません(単に蛍太たちが「それどころではなかった」だけかもしれませんが)。もしかしたらGGGもアルジャーノンの存在を知らなかったのかもしれません。
ただし、ふたつの作品をつなぐ物語として忘れてはならないものが一つあります。
ベターマンCD夜話2「欲 -nozomi-」です。この物語はガオガイガーFINAL、獅子の女王に登場するパピヨン・ノワールを主人公とした物語であり、同時にベターマンのその後が語られる数少ない物語です。
他には2006年8月7日に決行された「人魚の涙」作戦においてモーディワープ施設を占拠した《バイオネット》部隊を相手にエヴォリュダー・ガイとGGG諜報部が救出作戦を行ったと言う情報がありますが詳細は不明です。また、原種大戦時にGGGがベターマンと遭遇したとの未確認情報もあります。しかしそれらの物語は未だ語られていません。
ベターマンにおいてBPL、(株)超人同盟、モーディワープはそれぞれ独自のアプローチで進化した人間「ベストマン(乱暴に言えば不老不死の人間)」を作り出そうとしました。だけど、あの世界には既にいるんですよね。超進化人類が・・・・。
ええ、みなさんお馴染みのエヴォリュダー・ガイです(さすがに不老不死というわけではないですけど)。「エヴォリュダーはつらいよ」でパピヨンさんが「国連の許可さえ得られればガイさんの遺伝子を使って」などと言ってましたが、NEOが裏で計画を推進してそうな気がするんが・・・・。国連軍を秘密裏に動かしたり出来る組織ですから、それぐらいの力はありそうですし・・・。
そういや《バイオネット》もハイブリッドヒューマンやメタルサイボーグなんかの改造人間作るのに熱心でしたが、あれもベストマンへの独自のアプローチと言えなくもないです。案外、裏ではNEOと《バイオネット》はいろいろ通じているのかもしれないですね。