うつせみ

一度、いい思いをして夢をもう一度と思っている源氏なのですが、
空蝉の強い抵抗にあって、なかなかその思いを遂げることができません。

弟の小君をてなづけて接近をはかる源氏。そして、小君の手引きでうまく
空蝉の元へ潜入しその機会をねらいます。ちょうどそのころ、そのような
事態になっているとは知らない空蝉は、継子の軒端の荻と碁を打っていました。

夜も更けて、皆が寝静まった頃、源氏は寝所へ侵入する。その音を聞きつけた
空蝉は、衣服の一部だけを残して去っていく。一方、寝所に侵入したのに
目当ての女性がいなかった源氏は、たまたまそこにいた軒端の荻を
自分のものにして、去っていった。
しかし、軒端の荻に魅力を感じなかった源氏は、またの機会をねらうのであった。

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