のわき

六条院の秋の町は、いつもに増してきれいであった。
秋好中宮もその様子を見るため里下がりをしたほどであったが、
秋の野分が吹き荒らしてしまう。

その大風の見舞いにやってきた夕霧は、
源氏が大切にしている女性紫を、遂にかいま見てしまう。
彼は、その美しい女君にほれてしまい、悶々とした日を過ごすの
であった。

その後、紫の面影を忘れられない夕霧は、
花散里を見舞い、源氏と紫のところに赴く。
そして、源氏の命により他の女君のところをまわって
いくのであった。

そんな彼も、大宮も雲居の雁を思い、おのおの行動を
おこすのであった。

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