はなちるさと
源氏もついに25歳になりました。
あの朧月夜の事件以来、宮中での地位も危うく、
表だって活躍もできず、沸々とその生活を送っていました。
ちょうど、そんなおり花散里という女性が寂しくしているのを
風の噂にきいた源氏は、彼女を訪ねることとした。
その途中、昔逢瀬を重ねた女性の家を通りかかって、
声をかけるが無視されてしまう。
ようやく、花散里の元にやってきた源氏は、
久しぶりの訪問にもかかわらず、恨み言もいわない
花散里をかわいらしく思う。