80年代の妙なシューティングゲーム…と言う感じの作品「フラワー」。
今回はこの作品を取り上げたいと思います。
縦スクロールのシューティングゲームです。
プレイヤーは80年代を思わせるようなダサいデザイン(失礼)の自機を操作して宇宙空間で敵を撃ち落していきます。
縦スクロールのゲームながら横画面と言う珍しい仕様ですが、ゲーム全般的にスローテンポなのと画面右端にスコアと所有アイテムなどが表示される枠があるため、余り横画面っぽい印象は無いです。
「フラワー」というだけあって、敵キャラは何故か花。画面上の方から大量に降って来るように襲い掛かってきますのでショットで撃ち落していきます。
敵の中に桜っぽい花が5機編隊で来ることがあります。これはアイテムキャリアとなっており、5機のうち一番最初に倒した敵からアイテムが出現します。
1機目(一番先頭)を倒すと出現するオレンジ色のアイテム。
取ると自機のスピードが上がります。効果時間は1個につき30秒ほどで時間が無くなると元のスピードに戻ります。
序盤は余り無くても困らないが1個くらいはあったほうが良い。
2機目を倒すと出現するピンク色のアイテム。
ミサイルボタンを押すことでミサイルを前方に発射。
威力がそれなりにあるが、アイテム1個に付き15発の制限がある。
後述のカッターが雑魚戦に有効すぎるので、余り優先度は高くないがボス戦には持っておきたい。
3機目を倒すと出現する緑色のアイテム。
貫通するレーザーを撃つことが出来るが、アイテム1個に付き30発の制限がある。
有って困るものでもないが、「とにかく撃ちまくる」タイプのシューティングで弾数制限があるのは余りうれしくない気もしないでもない。
4機目を倒すと出現する赤色のアイテム。
カッターボタンを押すと前方に刃の付いた貫通弾を飛ばす。弾は一定距離進むと、その場に留まる。
画面上に1発しか撃てないが通常ショットよりも左右の判定が広くて自機の前方をフォローしやすくて非常に便利…というか出し続けるだけでボスと斜めに体当たりしてくる雑魚敵以外は怖くなくなる位の高性能。
アイテム1個に付き1発しかないが、留まっている弾を回収すれば弾数を減らずに次が撃てるので1個回収するだけでかなり便利。
5機目を倒すと出現する青色のアイテム。(これだけ画面上にアイテム名称が出ないので、正式名称は不明)
1個取ると、小型機が出現。移動が左右対称である事とミサイル・カッターを撃てないことを除いて、自機に併せた動きをする。
2個取ると、自機周辺に青い弾が出現。自機を追尾するように動き、触れた敵を倒してくれる。
3個取ると、小型機の周辺に青い弾が出現する。
アイテムは5機編隊の桜っぽい敵だけでなく、シーンによっては流れ星が出現することがありますが、これにショットを当てることでも出現します。
流れ星は桜と違い、撃ちこみ続けると全てのアイテムを出すことがあります。
暫く進むとボスが出現します。ボスは向日葵などの花をモチーフにした物もあれば、花とは無関係の機械的なボスもいます。
更に進むと敵の基地が出現し、破壊すると敵の基地内での戦闘になります。
基地内は背景が派手すぎて敵や弾が見難い…上に、ここでもボスとの戦闘になります。
ボスを倒したら基地からの脱出のシーンになり、「閉ざされた出口」と「2箇所のスイッチ」が出現します。 スイッチを押すと出口から脱出用アームがするのでそれに触れることで漸く脱出することができます。
脱出後は再び宇宙空間での戦いとなります。
操作系は「8方向レバーと3ボタン」です。
8方向レバーで自機の操作です。
ボタンは一番左が「ショット」。通常のショットを撃ちます。レーザー所有中であればレーザーに変化します。
真ん中のボタンは「ミサイル」。ミサイル所有中であれば、ミサイルを撃つことが出来ます。
一番右のボタンは「カッター」。カッター所有中であれば、カッターを撃つことが出来ます。
とにかく単純な縦スクロール…。
当時のファミコンなどのハードでも充分再現できたんじゃないか…という位に見た目も内容シンプルです。
延々と襲い掛かってくる花をショットで撃ち落すだけ…という見た目が結構特殊ですが…まぁ、それだけといえばそれだけ…ですかね。
内容的には自機のショット幅と比べると自機の当たり判定の幅が若干広いので、慣れるまでは結構「アレ?当たった?」なケースになることも有ります。
逆に横の判定が広くて回収すれば無限に撃てる「カッター」が心強く、回収した瞬間などの気をつけるポイントさえ押さえておけば結構楽に進めるようになったりします。
更にオプションをつければ単純に攻撃範囲が広がるので更に戦いやすくなる…と結構パワーアップが強い印象もあります。「スピードアップ」が余り要らなくなると感じるほどに…
とはいえ、単純に若干スローテンポで敵を撃ち続けるだけなので、パワーアップがないとそれはそれで飽きちゃう感じですけどね…。