『意外と味のある』名作を輩出するニチブツの名作「マグマックス」。
今回はこの作品を取り上げたいと思います。
横スクロールのシューティングゲームです。
プレイヤーは地面を進む戦闘機を操作して進みます。
『地上のシーン』では「奥行きの有る横シュー」と言う流れで進み、ショットで敵を倒しながら進んで行きます。
途中ロボットの上半身部分・足部のパーツと「波動ガン」の3つのアイテムが置かれており、それらを回収すると合体する事が出来ます。
上半身や足部と合体すると、前方へのショット量が増えますが奥行きへの攻撃はしないためにショットの幅自体は増えません。
波動ガンは上半身合体中にのみ取得する事が出来、射程は短いですが通常ショットでは壊せない障害物を破壊するビームを撃ちます。
上半身もしくは足部と合体中に被弾もしくは敵と接触すると、どちらかのパーツを失います。パーツが無い状態だとミスになります。
…つまりパーツは『攻撃幅が変わるわけでないのでショット性能が大きく変わらないが、ダメージ1回分のバリアの様な役割』になっています。
パーツは結構短めの間隔で存在しているので、あまりシューティングが得意でない方でも結構先まで進めるのが嬉しい仕様です。
所々に地下への穴が存在しており、地下へと進むことが出来ます。
地下でも同様に横シューになっていますが、奥行きが無い形式になっています。
それに伴い、パーツも『体が大きくなる為にショットの縦幅が広くなる反面、やられ判定が大きくなる』様になり、波動ガンが貫通弾に変化します。
地上よりもパーツの有無が大きく影響する仕様になっています。
地下からも穴を通って地上へも戻れるので、プレイしやすい方で進むと良いでしょう。
途中にボスが登場する以外は延々とシューティングが繰り返される…というエンドレスな流れで進んで行きます。
操作系は「8方向レバー+1ボタン」。
レバーでプレイヤーの操作。ボタンでショットです。
特に特別な操作も無い…シンプルな作品です。
プレイした感じでは、1985年の作品にしては『単調な繰り返し』という印象が強く。
合体やフィールドパターンの変化やボスキャラの登場…と同社の「テラクレスタ」に似た印象もありながら、不思議と『単調』感が拭えないのが…
登場する敵が似通ってたものばかりで、ゼビウスなどの様に敵の個性が多様という面白さが無かったからなのでしょうか…
またフィールドも「草原⇒砂漠⇒海⇒機械都市」という流れですが、それぞれの背景は同じような模様が続いて若干『単調』な印象が拭いきれなかった感じもあります。
「テラクレスタ」のような合体した味方を使って何かできるわけでもないですし…
パーツの拾い易さから、シューティング下手でも若干長く遊べるのは嬉しいのですが…