「クイズ魔Q大冒険」「熱闘!激闘!クイズ島」等、一時期クイズゲームに拘っていたナムコの拘りすぎた(?)クイズゲーム。
「子育てクイズマイエンジェル」を今回は取り上げたいと思います。
通常のクイズゲームです。
娘が生まれたところからスタートし、プレイヤーはクイズに答えて自分の娘を大人になるまで育てていきます。
最初に名前を決めたらクイズスタート。クイズは通常のノルマ制の4択クイズで、指定されたノルマだけ正解すればステージクリアとなります。
1ステージが1年という括りになっており、最初のステージは「0才」で次のステージが「1才」…となっていき、ラストステージ26才での娘の結婚でエンディングとなります。
クイズには「まじめ」「お色気」「オタク」「わんぱく」の4種類の属性があり、
一般常識的な問題は「まじめ」、ファッション等の問題は「お色気」、ゲームやアニメ等の問題は「オタク」、スポーツ等の問題は「わんぱく」…とジャンルによって
属性が付けられており、正解した問題によって娘のパラメータが変わります。
娘は最も高いパラメータに関連した姿になります。逆に言えば見た目以外の影響は有りません。…敢えて言えば『お色気な娘になって欲しいのに…何故わんぱくになる!!』
…と言ったプレイヤー自身のテンションに若干影響するかも…
とはいえ、クイズの出題ジャンルはランダムで問題が偏ってしまうこともあるので、そればかりは…我慢ですかね。
娘の性格はクイズだけではなく、各ステージクリア毎にイベントが発生します。
「娘を旅行に連れて行こう」とか「習い事をさせよう」とか「彼氏を連れてきた」…等、沢山の種類があります。
イベントは必ず選択性になっており、選んだ内容によって養育費(クイズに正解したときに残りタイムが養育費として獲得できる)が減り、性格のパラメータにボーナスが入ることがあります。
また、4歳、6歳、12歳、15歳、18歳のときのイベントはそれぞれ幼稚園、小学校、中学校、高校、大学の受験になります。
試験はノルマ制で幼稚園はナムコのクイズゲームお得意(?)の「絵を見て答える問題」で、小学校以外は4択クイズになっています。
『娘の入試に親が答えるのは?』…というのは突っ込まないでおきましょう。
高校以上のときはノルマクリアしても正解率により合格・不合格が決まります。
大学卒業後は就職活動になることがあり、そのときもノルマ+正答率での合格・不合格が存在する試験に挑みます。
…さて、沢山のクイズに答えて娘を幸せに育てる事が出来るのでしょうか???
操作系は「4ボタン」のみで、クイズやイベントの選択を行います。
クイズに間違うとライフが減り、0になるとゲームオーバーとなります。
「魔Q大冒険」以来、クイズゲームをある程度輩出していたナムコだけに見た目はちょっと変わるけど、大まかなルールは同じ…という感じでしょうか。
時々特殊ルールでのクイズとなりますが、「魔Q大冒険」や「クイズ島」であったような内容です。
ノルマクリアするまでクイズが3択になります。
ノルマクリアするまで、制限時間が2倍になります。
クイズゲーム御馴染みのジャンルセレクトですが「文学」「スポーツ」「ゲーム」「経済」…などのような一般的なクイズのジャンルではなく、
「嬉しい問題」「悲しい問題」「重い問題」「短い問題」…などの様な選び方になっています。
それぞれ形容詞にちなんだ問題が出題されます。
ゲームスタート時から直前までに誤答した問題が再び出題されます。
「ゲームで娘を育てる」というのは中々ありそうでなかった感じがあり、ゲームとしては目新しさもありますが、内容は普通の4択クイズ。
序盤はクイズの難易度が低めとはいえ、『3回間違えて即ゲームオーバー』というのはここでもやはり…不満といえば不満ですね。
只、クイズゲームというのはどちらかというと攻撃的な(正解して敵を攻撃する)作品が多い中、平和な家庭的な内容なのがちょっと目を引く作品であった気もします。
しかし、アーケード向けだった為なのか、娘の見た目が「年齢」と「性格」と「職業」によって変わるくらいしか演出が無く、
ゲーム自体は延々とクイズを続けていくだけなので、中盤あたりで若干飽きてきてしまう…というのが難点でしょうか。
余談ですが、このゲームのデモプレイ。適当に回答してライフが無くなってゲームオーバーになっていくのですが、極稀にノルマクリアする事があります。
運が良いと見られるかも…