「ニューマンアスレチックス」の続編で再びあの熱い連射勝負が蘇る…今回は「マッハブレイカーズ」を取り上げたいと思います。
前作「ニューマンアスレチック」同様に超人的な能力を持ったキャラクターを操作して超人的な競技に挑んでいきます。
前作同様に操作系は3ボタンで使い方は競技により変わりますが、基本は連打かタイミングになっています。
プレイヤーはゲームスタート時にキャラクターを選びますが、今回はキャラクター毎に「スピード」と「パワー」のパラメータが設定されています。
勿論、能力によって競技の有利不利が若干ありますが、「このキャラではクリア不可能」と言うほどの差はありません。
大事なのは連射とタイミングです。
[JOHNNY SANDERS(ジョニー)]
スピード・パワーともに3の平均的なアメリカ人アスリート。
平均ゆえの扱いやすい…と思いきや能力も見た目も普通過ぎるのか影の薄さが否めない気が…無くも無い。
[MAKOTO KOTOBUKI(マコト)]
日本代表の女性アスリートで、スピードが4でパワーが2。
日の丸っぽいカラーリングのレオタードでいかにもお祭好きな女性。
[MICHAEL FLETCHER(マイケル)]
ジャマイカのアスリートでスピードが2でパワーが4。
巨大なドレッドヘア…というかよく分からない変な髪形が特徴(?)
[SOPHIA RAYLEIGH(ソフィア)]
イギリス出身でスピードが4でパワーが2で、マコトと同様の女性アスリートと…なんかキャラが被る部分が多い。
あえて言えば、肌の色くらいの違いで褐色系萌えはこっちなのかな…。
[KARL WEISEMANN(カール)]
ドイツのアスリートで「駄菓子屋で売っている吹くと伸びる紙の笛」の様な髪型で髭面にムキムキのマッチョ…と濃い容姿。
見た目どおりにスピードが1でパワーが5とパワー競技はかなり強い。
[MASALA TIKKA MASALA(マサラ)]
インドのアスリートで小柄の爺さんというか仙人というか…な風貌。
スピードが5でパワーが1とスピード重視の能力だが、ダッシュのときに空を飛ぶのはルール上大丈夫なのか!?
[LONG RUI-HU'AN(ルイファン)]
中国のアスリート。一昔前の怪しげな中国人風の容姿で腹がおもいっきりメタボな感じ。
腹芸でもするんですか?と思いたくなるような目の様な模様が腹に描かれている。
スピードが2でパワーが4。
若干能力差はあるものの、ある意味見た目で選んでも良いかも…。
お気に入りの1人を選んだらゲームスタートです。
競技は5日間行われ、それぞれの日に1〜4種目の競技があり、自由に選択することが出来ます。
全ての競技をクリアすると次の日に進めます。
各競技にはノルマが存在し、それよりも良い成績ならクリア。失敗すればその時点でゲームオーバーです。
競技をクリアするとその成績に応じてポイントが貰えます(1位から順に6,3,2,1)。
ポイントは最終ゲーム終了後のエキシビジョンマッチとエンディングにのみ影響しますが複数人で対戦すると結構熱いです。
[マキシマムスピード]
前作のターボダッシュに相当する競技。俗に言う短距離走で、左右のボタンを連打するだけ。
試技は1回で規定時間以内にゴールすればクリアです。
1日目唯一の競技なので、これが強制的に第一種目になる。
[モンスタードラッグ]
2日目の競技の1つ。巨大怪獣を引っ張る競技。
怪獣が繋がれている2本のロープを左右の腕で交互に引っ張っていきます。
引っ張るときにゲージが表示され、0からMAXに向かって自動的に増えていきます。中央ボタンで止めたゲージ量が多いほど引っ張るのに掛かる時間と距離が有利になります。
また、ほぼMAXでとめたときは「GOOD」と表示され、「GOOD」を3連発すると「VERY GOOD」と表示され、
引っ張る距離にボーナス(更に3回だけ自動的に引っ張ってくれる)が与えられます。
ゲージ量が「GOOD」に至らない場所で止めても引っ張ることはできますが、かなりのロスになります。
試技は2回で一度でもノルマを越えたらクリアです。
[アイスクラッシャー]
2日目の競技の1つ。俗に言うハードル走に近いもの。
ボタン左右連打でダッシュし、氷の壁が見えたら中央のボタンで氷の壁を壊していきます。
ひきつけて壊すと「NICE」と表示され、氷の壁を壊したときのスピードダウンが減ります。
試技は1回で氷をノルマ以上壊すとクリアです。
[ハイパーグライダー]
2日目の競技の1つ。スキージャンプを髣髴とさせる競技。
ソリ(?)に乗ったらジャンプするのですが、ジャンプするまでは左右のボタン連打でパワーを溜め、中央のボタンでジャンプします。
ジャンプのタイミングの良し悪しも飛距離に影響するのでボタン連打に気をとられすぎないようにしましょう。
ジャンプ後も左右ボタンの連打で距離を稼ぐ事が出来ます。
試技は2回で一度でもノルマを越えたらクリアです。
[スーパースタント]
3日目の競技の1つ。
鞍馬(?)が搭載されたフォーミュラーマシンに向かってダッシュし、タイミングよく踏み切ってジャンプし、空中で何回転できるかを競う競技。
勿論フォーミュラーマシンのほうも高速で向かってきます。
空中の連射だけでなく、スピードとタイミングよくジャンプできるかどうかでも成績が変わります。
操作は左右ボタン連打でダッシュして、中央ボタンでジャンプ。ジャンプ後はまた左右ボタン連打で回転数を増やしていきます。
[ビーストホール]
3日目の競技の1つ。前作のインターセプターに近い。
画面奥からやってくるモンスターが手前に辿り着く前にビームで倒し、時間切れまで粘ります。
ボタン左右で移動。中央ボタンで攻撃です。
前作と違い、モンスターが手前まで辿り着いてしまう(ミスになる)と「記録なし」になります。
また、時間切れになっても『スコア×命中率』で最終スコアが算出される為、適当に撃つことが出来なくなっている…と若干難易度が上昇しています。
試技は2回で一度でもノルマを越えたらクリアです。
[フューチャーゲート]
3日目の競技の1つ。前作のニューマンスナイパーに近い。
左・中央・右の3箇所から出現するターゲットを位置に相当するボタンを押して破壊します。
反応速度が速いほどスコアが高いですが、ミスショットもしくはダミーを撃つと減点になります。
試技は1回でノルマを越えたらクリアです。
[ボムズアウェイ]
3日目の競技の1つ。前作のVSエクスプレスに近い。
何故か自分に向かって落ちてくるミサイルを受け止めて投げ返し、その距離を競う競技。
中央ボタンで受け止め、押しっぱなしで投げ返す角度の設定します。角度決定後は一定時間左右ボタン連打でゲージを溜めていきます。
角度とゲージ量により記録が出ます…ちなみに体よりも遥かに大きいミサイルを数キロ先まで投げ飛ばしてしまいます。
引きつけてキャッチすると「NICE」と表示され、押し返すときに有利になりますが、受け止め損ねるとその時点で記録無しになります。
試技は2回で一度でもノルマを越えたらクリアです。ちなみに自爆してもマコトやソフィアの服は脱げません…いや、それよりも客は大丈夫なの!?
[ディープダイバー]
4日目の競技の1つ。
水中にノルマ以上の深さまで潜り地上に戻ってきます。
潜るときは中央ボタンで水中へと潜っていきます。連打ではなく押すタイミングで潜るスピードが変わります。
ノルマを超えても潜り続ける事は可能ですが、浮上するときは左右ボタン連打です。
只、『酸素ゲージ』が存在し、潜り始めたときから徐々に減少して行きます。ゲージが空っぽになる前に戻ってこないと溺れてしまい、記録無しになります。
記録の為に深く潜るかノルマギリギリで戻るか…という判断がポイントです。
試技は2回で一度でもノルマを越えたらクリアです。
[ラピッドジャンプ]
4日目の競技の1つ。前作のタワートッパーに近い。
何故か溶岩(?)の上をジャンプで渡っていきますが、溶岩の上に着地すると何故か足場が出現。
足場は一定時間で沈むので沈みきる前に中央ボタンでジャンプします。
沈むギリギリまで粘ったほうが次のジャンプが高くなり、良い記録が出ますが、足場が沈みきってしまうと転落して記録無しになります。
試技は2回でどちらかで指定時間よりも短い時間でゴールできればクリアです。
[ブロックバスター]
4日目の競技の1つ。前作のノンストップロックチョップに近く、巨大なブロックの塔をダルマ落しの要領で落としていきます。
左右ボタン連打でゲージを溜め、MAXになったときに中央ボタンでブロック1段を抜く事が出来ます。
但し、ゲージがMAXでないときに中央ボタンを押すとタイムロスの上、ゲージを溜めなおしになります。
試技は1回で規定時間以内に全てのブロックを破壊するとクリアです。
タイムの性質上、1回でもタイムロスをしたら絶望的です。
[グランドスパイク]
5日目の競技で最終種目。
空からパラシュートなしで地上に向かって落下し、その勢いで地面を殴り地中深くまでヒビを入れる…という人間離れした競技。
落下中は左右ボタンでゲージを溜め、地面に激突寸前に中央ボタンでアタック。
中央ボタンのタイミングとゲージ量に応じた記録が出ます。尚、地中深くを良く見ると化石やディグダグ達が…
内容的には「ハイパーグライダー」に近いが、試技は1回のみでこの競技では途中参加は出来ません。
[エキシビジョンマッチ]
全競技をパスせずに終了したときに登場。
グランドスパイクまでに獲得したポイントがトップの人のみが参加可能で、前大会優勝者との短距離走勝負。(マキシマムスピードよりも短い)
前大会優勝者は「ニューマンアスレチックス」の登場キャラの1人だったシャロン=レアールで、彼女と対決します。
彼女はワールドレコードに近いスピードで走り、並みの連射では勝てないくらいメッチャ速いです。
ノルマは無く、勝っても負けてもエンディングになります。
前作以上にぶっ飛んだ超人的なオリンピックを堪能できる作品。
若干、必要な連射力やタイミングの敷居が高くなったかな…という気もしないでもないです。特に連射系が多めなので、連射力が無いとちょっと辛い感じがします。
また、ゲームプレイ時間を考えてなのか、試技数が1か2しかないのでミスがしにくい…というのも考え物です。
只、それでも記録に向かって、クリアを目指して連射をしたくなる熱さはありました。最大4人までプレイ可能なので複数人でワイワイ楽しむという面白さもあります。
只、時代が格闘ゲームブームであった為か、格闘ゲームでないジャンルはどうもイマイチ流行り難い感じがあった影響を受けてしまったのか、
あまり有名になりきれなかったという感じもありますね…
それとも、シャロンみたいに自爆で服が脱げるような演出がなくなっちゃったからでしょうか…