タイトーから登場したちょっと変わったミニゲーム集「まじかるでーと」。
ミニゲームをクリアして素敵なデートをしちゃいましょう。
ジャンルで言えばミニゲーム集で。沢山有るミニゲームをクリアして女の子と楽しいデートをしましょう。
最初に自分の名前と一緒にデートをする女の子を3人から選びます。
一度選んだ女の子はゲーム中では変更できません。一途が大事なんです(違う?)
女の子はポリゴンで描かれており…ゲーム中では様々な仕草や表情を見せてくれます。
一条寺愛弓
3人の中で一番年上なのか、大人びた感じではないけどややお姉さん的なキャラ。
何故か彼女だけ同社の「きらめきスターロード」でも登場…人気キャラなの???
緑川鈴
ポニテが可愛い少し幼げな娘。
でも16歳なのでロリというほどでもない…。
冬野霞
引っ込み思案で物静かなタイプ。
人ごみや騒がしいところが若干苦手らしい…。
名前はゲーム上では大きな影響は少なく、女の子から呼ばれる名前の違いくらいですが、ゲームオーバー後のキャラ紹介のときに 『○○君、また遊びに行きたい』…と呼ばれたりします…妙な演出に拘っているもので…。
操作系は「8方向レバーと1ボタン」。
レバーとボタンはミニゲームによってことなりますが、操作に使用します。
ミニゲームにクリアするとそのクリア内容により彼女の評価が変わります。
高評価だと最初は「顔見知り」程度だった彼女との仲が益々良くなっていきます。
エンディングまでにプレイできるミニゲームの数は決まっているので、できるだけ良い結果にしていく必要があります。
ゲームは最初に「春」。
「遊園地」か「カラオケ」のどちらかに誘います。
只、途中には何故かミニゲームのパネルがあり、ミニゲームをクリアしないと目的地に辿り着けません。
目的地に辿り着くと、そこで彼女を記念撮影。
色々なポーズを取りながら楽しむ彼女をレバーでカメラで撮影角度を選び、ボタンで撮影します。
一定時間か一定枚数撮影するまで続きますが、撮影後にその撮影内容により、彼女の評価が変わります。
『笑顔が映っている』等の評価のポイントがあり、その瞬間を捉えていると高評価になります。
また、カメラ角度を一番下にまで移動させると何故か見上げる角度になり、パンチラ写真が撮影できます…。
妙な演出に力を入れている辺りが…笑えますが、彼女の評価は最低になります。
次は「夏」。
春と同様に「海水浴」か「夏祭り」を選んでデートをします。
「秋」は「スポーツ」「クラブ」と条件次第で出現する「温泉」。
温泉ではもちろんお風呂場の覗きも出来ますが…まぁ、ポリゴンなので過度な期待しないほうが…。
そして「冬」には豪華客船でのクリスマスパーティーに誘います…たしか主人公と彼女は高校生と言う設定の筈なのですが…いいのか?
クリスマスパーティでのクリア後は、いよいよ彼女に告白…。
船上の素敵な眺めで突然切り出します…がここもミニゲーム(?)
台詞の2択を4度繰り返し、告白の台詞を作っていきます。
まともなものもあれば、『何を言っているんだ!?』と思ってしまうような言葉もあります。
彼女の答えはそれまでのミニゲームの結果による彼女との仲が影響します。果たしてこの想いは彼女に届くのでしょうか…
ゲームで遊べるミニゲームです。
ミニゲーム集ですが、プレイするゲームの種類は決められており、プレイヤーが選択することが出来ません。
苦手であろうがどうだろうが順番にゲームをこなしていくしかありません…逆に言えば高難易度のゲームに引っかかってしまう傾向もあるのが…
その代わりなのか、コンティニュー時は別のゲームを変える事が出来ますが、代わりのゲームもプレイヤーは決めることが出来ません…
遊びたいゲームに中々めぐり合えないのが…
ゲーム名
説明
踊れ神経衰弱
タイトルどおりの神経衰弱。
8枚〜16枚のカードを神経衰弱の要領で消していきます。
カードは配られた瞬間に表向きになっている為、数種類を憶えておくと楽になります。
『踊れ』というのはカードを表向きにすると絵柄の人形(?)が踊りだす…だけです。
かもめ飛行記
画面奥に向かって空飛ぶ鴎を操作して、画面奥からやってくる輪っかを潜って行きます。
タイムオーバーまでにノルマをクリアするとステージクリア。
距離感と位置を掴めないとかなり難しいし、数個逃すだけでノルマに届かないことが多い。
クルクル水族館
画面を横切る立方体に何匹魚が描かれているのかを数えるゲーム。
各面に描かれている魚は3種類で種類によって数が決まっている。
ケロケロファイター
蛙の格闘ゲーム(?)。相手を倒せば勝ち。
格闘ゲームだけあって、タイムオーバーは判定。リングアウトは負け…というのもある。
レバーで蛙の操作、ボタンでベロ攻撃だが、ボタンを押す長さで弱と強がある。
『開幕に強ベロで敵をふっとばし、後はやや遠めで弱ベロでジャンプを誘って、着地に強ベロを重ねる』だけで勝てる。
ゴーゴーロケット
縦スクロール調に進むロケットを操作して、星をノルマ数分だけ回収すればクリア。
ボタンで(何故か)ジャンプして隕石を回避しながら星を回収していきます…がこれも数個逃すとノルマに届かないことが多い。
このーじなんの字?
立体文字を横から回転するように眺め、何の字かを当てるゲーム。
字は英字だけで無く数字(2〜5)や記号(!、?)もある。
この箱なん個?
画面に現れたブロック群のブロックの数を当てるゲーム。
「タントアール(セガ)」の「スタンリーキューブいくつ」に似ているが、ブロックは常時視点が変わる。
サイクリングヤッホー
何故か車輪が突然変形を繰り返します。どんな順番に何の形に変形したかを答える記憶力ゲーム。
記号は「ハート」「スペード」「クローバー」「ダイヤ」「月」「星」「人」しかないので、覚えやすいかも…
スピンマスター
ベーゴマを髣髴とさせるゲームで制御可能なコマを使って、他のコマを全て落とすゲーム。
ボタンで加速して相手を吹っ飛ばしていきます。
ドッキンステーション
ロケットを発射して、回転する宇宙ステーションのドッキング可能場所に上手く着弾させればクリア。
ロケットの数はノルマ毎に3〜4機あり、回転速度はノルマクリアまで変わらないので、
最初の数回で発射タイミングを調整していくのがポイント。
ピタリ止めまショー
円形にならんでいるオブジェクト群がルーレットのように回転しており、
決められたオブジェクトが真正面に来たときにボタンで停止させる目押しゲーム。
ぷくぷくぽん!!
常時「0⇒MAX、0⇒MAX」と変化するゲージがあり、ボタンで止めた量だけ風船に空気を送り込むことが出来、
タイムオーバーまでに破裂させるゲーム。
MAXを常時狙わないと間に合わないがMAXの直後はゲージが0になり、そこで止めると絶望的…と若干辛い。
星を探して!
円状に並んでいる箱のうち1つに星が入っており、箱が回転やシャッフルしたあとに星の入った箱を当てる洞察力ゲーム。
ポップメン
フライパンの上で跳ねる人形の数を数えるゲーム。
激しく動くので他のカウント系ゲームと比べるとまともに数えるのが大変だが、人形は8色しかないので
ダブっている色の数を数えるのがポイント。
ぽよよんパンチ!
レバー8方向とニュートラルを含めた9箇所の壁から飛び出してくる顔を殴るゲーム。
顔が出現した場所にレバーを居れ、ボタンを押す…「サンセットライダーズ」のボーナス面を思い出すのは私だけ?
目からビーム
画面中央に向けて侵攻してくるUFOをタイムオーバーまで中央に辿り着かせないように破壊し続けるゲーム。
中央には何故か目からビームを発射する顔型の砲台があり、レバーで標準の移動。ボタンでビームの発射。
ワーズミキサー
画面上部に英単語がごちゃ混ぜのもみくちゃになっており、何の単語かを当てるゲーム。
ちょっとひとやすみ
各季節必ず1つある。
春は彼女との会話で彼女の質問にYES/NOで答え、その内容により評価が変化。
夏は「海水浴」なら水着、「夏祭り」なら浴衣を選んであげます。選んだ衣装を着てもらえます。
秋は彼女との会話。貴方の事をニックネームで呼びたいようですが…
冬はパーティードレスを選んであげます。
まじかるクイズ!?
続編の「まじかるでーと 〜卒業告白大作戦〜」にのみ登場。
普通の4択クイズだが、誤答でライフ-1なのでかなり迷惑なゲーム。
プレイするミニゲームはゲームスタート時に既に決まっており、プレイヤーは選択することが出来ないので、状況によっては辛い事になります。
ミニゲームをクリアしたときの彼女の評価は3段階(A〜C)で、ライフが減った数(0〜2以上)により変わります。
2ミス以上すると最低評価のCになってしまいますが、ゲームオーバーになりコンティニューをしたときに『違うゲームで遊ぶ』を選び、
新しいゲームをノーミスクリアするとAランク評価になるので、高評価を保ちたい場合はゲームを変えた方が良いでしょう。
但し、ゲームを選び直すとノルマは初期値に戻るので注意。
この「まじかるでーと」には続編があり、翌年1997年に「まじかるでーと 〜卒業告白大作戦〜」が登場しました。
…が、ゲームの内容はほぼ同じでわざわざ2作に分けて出した意味は…疑問です。
●ミニゲーム「まじかるクイズ!?」の追加。
●卒業告白なので季節が夏⇒秋⇒冬⇒春に変更。デートに誘える場所の出現順も若干変更されている。
●デートスポットでの撮影時に「GOOD SHOT」など、撮影した段階で大まかの評価が分かるようになった。
●告白のシーンで背景が卒業式のときになっていますが…告白の台詞は殆ど変わっていないようです。
●一部、台詞や演出が変更。
…殆ど変わらないのに別ゲームにしたのは…なぜでしょうかね。
何かしら独自の方向性をとろうとするタイトーらしい作品なのかな…ミニゲーム集もどうせならココまで演出に拘ってやる!!
…という妙な気合いを感じるシーンもあったりします。
只、ミニゲーム集としては得意なゲームを選び苦手ゲームを回避しながら進むのも1つの面白さな気がします。
特に一部のゲームは慣れが必要なので、ちょっとやり込んでコツを掴まないと…というのもあります。
またポリゴンらしいゲームが「かもめ飛行記」「星を探して」…くらいで、
折角ポリゴンにしているのにドット絵でも充分に出来そうなゲームばかりと言うのも…
ま、まぁ、デートスポットでの撮影は(違う方向で)凄いと思いますが…。
タイトーが贈る『妙な気合い』をパンチラ撮影しながら(笑)感じてみてください。