昔のナムコは『挑戦作』ともいえる様な異色なゲームが多々有りましたが、その1つとも言える作品がこの『フォゾン』ではないでしょうか。
今回は『フォゾン』を取り上げたいと思います。
操作系は「8方向レバー+1ボタン」。
レバーで『ケミック』の移動です。
ボタンは『モレック』の分離です。
ボタンを押すと最後に結合した『モレック』を分離するので、付け間違えたときに使用します。
但し、『ケミック』を外周付近に移動させ、最後に結合した『モレック』が画面端にくっついているときは、
その『モレック』は分離せず、最後から2番目の『モレック』が分離されます。
最後から2番目の『モレック』を間違えてつけたが、分離する前に正しくモレックを付けた場合等に使用するテクです。
(最後から2番目の画面端ならば3番目…と遡って一番最近の『モレック』が分離される)
また、(完成形より1個多く『モレック』をくっつけた状態で)分離により完成形が出来た場合はクリアとなりません。
もう1個分離させ、再結合させる必要があります。
ボーナスステージではボタンはショットとなり、『アトミック』を倒す事が出来ます。
中々個性的なシステムなだけあって、ややとっつきにくい感じもありますが、実際にプレイすると慣れるまでは思った以上に難しいです。
やはり『モレック』を上手く結合させるのが難しいだけでなく、敵キャラのアトミックの妨害が非常に邪魔
…回避がかなり難しいだけでなく、アトミックの弾で折角繋げて来たケミックが消されて…と兎に角、妨害の雨霰…
とにかく難易度が高いゲームに仕上がっています。
只、こういう意味不明な世界観とゲームシステムになぜかついつい熱くなってしまうのが…計算なのか偶然なのか…本当に不思議なゲームでした。
実際にプレイしてみると、『こういったアクションを思いついてゲームにしてしまう』
クリエイターの力と当時のナムコの勢いというものなのかもしれませんね。