麻雀牌を使用したパズルゲームにはこんな作品もありました。今回取り上げるのは「Mr.ジャン」です。
フィールド各所に置かれている麻雀牌を押し飛ばし、麻雀の上がり手を作るゲームです。
プレイヤーはインチキ中国人みたいな(?)「Mr.ジャン」を操作します。
麻雀牌の隣でレバーを入れながらボタンを押すと、その麻雀牌は
外壁もしくは他の麻雀牌に接触するまで移動します。また、押された牌が移動できない
(外壁や他の牌と隣接している方向に押した)ときは、その牌は破壊されてしまいます。
丁度「ペンゴ(セガ)」のブロックの様な感じです。
画面上部に穴があり、そこに向けて牌を入れるとプレイヤーの手牌にその牌が入ります。
必要牌を穴に落とし、麻雀の上がり手を作ったらステージクリアとなります。
しかし、手牌は実際の麻雀同様14枚までしか持てず、14枚持っているときは牌を入れることが出来ません。
この場合は、画面上部に表示されている自分の手牌の不要牌を押すと壊す事が出来ます。
勿論、単純に牌を集めるだけではありません。当然敵が追いかけてきます。敵に捕まるとミスになります。
また、制限時間もあり、0になるとミスになるので逃げ回るだけではダメです。
しかし、反撃方法は存在し、麻雀牌を押し飛ばして押しつぶすことで倒す事が出来ます。
また、フィールドに落ちているサイコロ(?)のようなものを拾うと一定時間敵を体当たりで倒す事が出来ます。
(「パックマン」のパワー餌に近い)
ゲームは残機制で、上記のミスにより残機が減り、0になるとゲームオーバーになります。
操作系は「4方向レバー+1ボタン」です。
レバーは「Mr.ジャン」の移動。ボタンは「牌を押す」です。
牌を押すときはレバーを入れっぱなしの場合は、押された牌は壁は他の牌にぶつかるまで進みますが、
『牌の隣でレバーニュートラルでボタンを押し、その後レバーを入れる』と押された牌は1マス分だけ移動します。
この2種類の牌の押し方を駆使して上がり手を作っていきます。
壁や他の牌と隣接している麻雀牌を壁に向かって押すと、牌が破壊されますが、ある程度フィールド上の牌の数が減ると
自動的に追加されるので、不要牌はどんどん壊した方が良いでしょう。
自分の手牌が上がり手担った時点でステージクリアとなります。
ステージクリア時にボーナス点が入るのですが、その点数が麻雀の上がり手の子の点数になります。
つまり、高い手を狙ったほうが高いボーナス点になるという訳です。
ちなみに(面前扱いなので)必ず「ツモ」が付くので0点ということはありません。ピンヅモもあります。
勿論、役満を作れば32000点のボーナス点が入ります。
特に四暗刻と国士無双が非常に作りやすいので、毎面、四暗刻か国士無双狙いを前提に進めると良いでしょう。
役満に関しては東北新幹線や紅孔雀等の極端なローカルルール役は採用されていないようですが、
四連刻、大車輪はあります。
九連宝塔はピンズ・ソーズでも成立します。
麻雀にそれ程詳しくなかった子供の頃にプレイしていましたが、
麻雀を知らなくても四暗刻作るだけでクリアできるので、とっつきやすい方なのかもしれません。
只、敵が結構素早い上、制限時間もそんなに余裕が無いので、
「逃げながら上手く手牌を作っていく」「今の手牌とフィールドの牌からどの上がり手が最良か」を
的確に判断する力が必要かもしれません…そんな力が無い私は数面しか持たないです…。
特に上がり手を作るのに必要な牌がフィールドに無いから牌を壊しまくって追加の牌を…
なんてやっていると時間切れになることが多いです。
ルール自体は分かりやすいですが、結構シビアな感じもしますね。シビアさゆえの面白さもありますが…