ナムコが贈るパズルゲーム。素敵な海の世界を冒険してみませんか?
今回はナムコの「エメラルディア」を取り上げたいと思います。
正方形のブロック3つがL字型に降って来ます。プレイヤーはブロックを操作してフイールドに設置して、それらを消して行くゲームです。
ブロックを消すには…。
設置されているブロックの真上に同色のブロックをぶつけると
ブロックに衝撃が加わり、ヒビが入ります。
ヒビの入ったブロックにもう一度ブロックをぶつけて衝撃を加えると…
ヒビの入ったブロックが消えます。
消えたブロックの上にあるブロックは下に落下し、落下先が同色のブロックであれば更にヒビが入ります。
同色のブロックであれば、衝撃は上下左右と斜めに接触しているブロック全てに伝わります。
ブロックの配置次第では全ての同色ブロックに衝撃を加えることも可能です。
一人プレイの「ノーマル」モードでは稀に星ブロックが降ってきます。
これは、設置した場所の真下のブロックの色と同色のブロック全てを消す有り難いブロックです。
操作系は『4方向+1ボタン』。
レバーでブロックの操作、ボタンでブロックの回転になります。
ゲームはゲームオーバーになるまで継続され、フィールド全てがブロックで埋まるとゲームオーバーになります。
このゲームで選択できるモードは延々とプレイし続ける「ノーマル」モードと2人で対戦できる「VS」モード。
そしてステージクリアタイプの「アドベンチャー」モードの3種類があります。
アドベンチャーモードはイルカの「ミント」が魔王により捕らえられた7つの海の生き物達を救出するというストーリーで、
ステージ開始時にデフォルトで配置されたブロックと1ブロック分の大きさの海の生き物が居ます。
プレイヤーはブロックを消し続けて囚われた彼らを最下段まで落とすことが出来ればクリアです。
幾つかのステージをクリアするとワールドクリアとなり、次の海に進むことが出来ます。
海の生き物達はブロックではないので、彼らの真下のブロックを斜めに衝撃波を加えながら壊していくしかありません。
また、ステージによってブロックの降るパターンはやや決まっているようで、ある意味「なぞぷよ」の様なパターン的な部分があります。
逆に解法を知らないと手詰まりになりやすいです。
助ける海の生き物は「カニ」「タコ」「マンボウ」「ペンギン」「たい」「カメ」「あんこう」。彼らを助けると最後には
仲間の「イルカ」を助け、最後に魔王との対決そして暗黒領海からの脱出でエンディングになります。
手詰まりになりやすい為か、ヘルプアイテムも存在します。ワールドクリア毎に貰え、一度しかもらえませんが
非常に役立つアイテムばかりです。また、コンティニュー時もアイテムがもらえます。
名前
効果
ミントの聖なる心
コンティニュー時にのみランダムで貰える。
フィールド上全てのブロックを消滅させる。要はステージクリア確定。
鯛の輝く鱗
鯛(熱帯魚?)を助けたときにもらえるアイテム。
フィールド上のブロックの下2行除いて全てが消滅する。
マンボウのうたた寝
マンボウを助けたときにもらえるアイテム。
今のステージをリスタート。更に全ブロックがヒビ入りになる。
あくまでリスタートなので複雑なステージではあまり有り難味が無い。
タコの逆鱗
タコを助けたときにもらえるアイテム。
フィールド上のブロック全てにヒビを入れるが…思ったより有り難い気がしない。
カニの企み
カニを助けたときにもらえるアイテム。
使用したステージと次のステージパスできる。密かにミントの聖なる心よりも(クリアするだけなら)有り難い。
海亀の涙
カメを助けたときにもらえるアイテム。
NEXTが一色全消去の星ブロックになる。
使いどころが難しいがハマれば大きい…けど、ステージクリア確定アイテムに比べればやや寂しい気もする。
ペンギンの真心
ペンギンを助けたときにもらえるアイテム。
降ってくるブロックが暫くの間、全てヒビ入りになる。
ブロックを消しやすくなるが、追い詰められた頃に使っても仕方ない…というケースも…。
鮟鱇の初恋
アンコウを助けたときにもらえるアイテム。
降ってくるブロックが暫くの間、1ブロックだけになる。
欲しいブロックの色が中々来ない事もあるので、思ったほど有りがたくない。
小ネタですが、ノーマルモードで星ブロックをどの色ブロックにもぶつけずに最下段まで落とすと765000点入ります。
星ブロックによるブロック消滅が出来なくなるが、スコア的にはかなり高得点が得られます。
また、アドベンチャーモードで、救出する魚が複数居るステージで同時に2匹助けると7650点。3匹同時で76500点入ります。
ともに高得点ですが、意図的に狙うのは結構リスクがあるのが難点。
ノーマルモードの青色ブロック以外は降ってくるブロックが常にヒビの無いブロックで有る為、
『フィールドに有るブロックと振ってくるブロックを一度に完全に消すことが出来ない。』
『ブロックの色が赤・青・緑・黄色・水色・紫の6色も存在する事』
そして、単純計算では3つのブロックを消す為には同色のブロックが4つ必要(2つのブロックを並べて残り2個をぶつけて消す)であるシステムと
降ってくる3個のブロックは必ず別々の色になっている為、『3個消すのに12個のブロックが必要』
(勿論他の色もぶつけ合って連鎖が起こる為、常にこの限りではない)
…である為、どうしても追い詰められていく一方であるので、思ったほど長く遊べない気もするのが残念なところです。
『降ってくるブロックの一部がランダムでヒビ入りになる』と『降ってくるブロックに同色のブロックが含まれることも有る』という
仕様があればもうちょっと遊びやすかった気がします…
また、アドベンチャーモードでは最初の数手が勝負になるケースが多く、それを知らないとどうしようもない感じが否めないのが…
ルールは面白いだけにもうちょっとの工夫でかなり遊べるようになったと思われる作品だけに、ちょっと勿体無い気もします。
余談ですが、ネームエントリーを全て "A" で埋めると、勝手に名前が変換されますが、
それはすべてナムコのゲームに関係するものなのですが、その種類がかなり沢山あります。
容量に余裕が有ったのか、結構芸が細かい…。