1980年といえば、「パックマン」な時代のナムコですが、中にはこんな作品も作っていたようで…。
今回は「海底宝探し」を取り上げたいと思います。
固定画面のアクションゲームです。
画面は海の断面図のような構成で、画面上部が海面で画面下部が海底になっています。
海面には船があり、プレイヤーは船を操作しボタンを押すとその場所から潜水夫が海底に向けて降下していきます。
海中には魚(鮫?)が左右に移動しており、触れるとミスになります。潜水夫は降下中は左右に移動できませんが、レバー左右を入れると
銛(のようなもの?)を投げる事が出来、鮫を倒す事が出来ます。 また降下中にボタンを押すと降下が停止します。
これらを駆使して魚(鮫?)を回避し、海面まで辿り着くと海面には5つの壺があります。
どれかの壺に触れるとその中身を回収し、今度は船へ帰還するために上昇していきます。上昇中は降下中と同様にレバーとボタンで
潜水夫を操作することが出来、無事に海面にある船まで戻る事が出来るとスコアが増えます。
全ての壺を回収するとステージクリアとなり、次にステージ(とはいっても、『5つの壺を回収する』という構成は同じ…)に進みます。
但し5つの壺の中にはハズレ壺が1つ混ざっており、それに触れた場合は強制的にミスになります。
ハズレ壺を見分ける方法が無く、完全に運です…苦労して海底に辿り着いたのに強制的にミスになることがあるのが非常にキツイです…
が、ハズレ壺を取らずにそれ以外の4つの壺を先に回収した場合はその時点でステージクリアになり、強制ミスを防ぐ事が出来ます…
が、やはり完全に運でしかも確率1/5…。残機制なので殆どの人は3面以内に終わってしまいますねぇ…(汗)
操作系は2方向レバーと1ボタン。
レバーで銛(?)の投擲や海面や海底でのキャラクターの操作を行います。
ボタンは海面に居る時は潜水夫の降下開始。潜水夫の降下か上昇中は移動の停止になります。
80年代前期の「らしさ」を感じるグラフィックにシンプルな操作系。
ゲーム自体には難しい部分が少ない代わりに強制ミスを設ける事により、プレイ時間というゲームバランスを取っているのかなぁ…という
のが当時の大味さ…かな。
強制ミスのお陰で余り楽しめる時間が少ない感じがありますが、今思うと、そういった「挑戦的な仕様」も当時の味なのかもしれませんね。