2006年6月に第66回。「6」が沢山並ぶ今回。折角なので「6」にちなんだ作品にでもしようかと思いました。
6月は「てんとう虫のサンバ」…な時期ですかね。「てんとう虫のサンバ」といえば、ユニバーサルの「レディバグ」。
今回はこのゲームを取り上げたいと思います。
「パックマン(ナムコ)」に代表されるようなドットイートタイプのゲームです。プレイヤーは固定画面の迷路にある
ドット全てを「てんとう虫」を操作して全部回収すればクリアです。
敵は画面中央の巣から出てくる昆虫達です。カブトムシ、クワガタ、カマキリなどの種類がありますが、全て敵です。
敵に掴まるとミスになり、残機が0になるとゲームオーバーです。
敵は最初迷路には1匹も居ませんが、時間がたつと中央の巣から1匹ずつ登場し、プレイヤーを追いかけてきます。
操作系は「4方向レバー」のみです。
レバーで「てんとう虫」を操作するだけの単純ルールです。
「パックマン」の様なドットイートタイプのゲームですが、「パックマン」と異なる点があります。
1つは、迷路の所々に「回転ドア」があることです。回転ドアはプレイヤーのみ回すことが可能で、これを使用して敵を
回避する事が出来ます。
また、迷路には通常のドット以外に幾つかのアイテムがあります。
英文字 |
"A"、"C"、"E"、"I"、"L"、"P"、"R"、"S"、"T"、"X" の種類があり、各面どれか3つがランダムで迷路内に配置されます。 ゲーム中、一定時間おきに「赤」⇒「黄色」⇒「青」⇒「赤」…と色が変わっていきます。 |
ハート |
見た目どおりハートのマークが書かれてあるパネル。各面に3つ配置されます。 これも「赤」⇒「黄色」⇒「青」⇒「赤」…と色が変わる。 |
ドクロ |
触ると、その時点でミスになります。 このパネルだけは回収しなくてもクリアになります。 |
野菜 |
迷路内にいる敵の数が4匹になった時点で巣の中に出現。 取ると、高得点+敵が一定時間動かなくなる (但し、止まっている敵に触るとミス)。 |
アイテムはこれだけです。お気付きかもしれませんが、敵に攻撃する手段が一切ありません。逃げる一方です。
食物連鎖の世界は「反撃」などという甘ったるい物は無いのです。
但し、敵がドクロに触るとその敵が消滅します。唯一敵を消す事が出来る方法ですが、ドクロは1回触ると消えるので、ドクロが
無くなった場合、敵を減らす事は出来なくなります。
アイテムの英文字は一定時間で色が変化しますが、その色に意味があります。
"EXTRA" それぞれの英文字の色が黄色いときに回収すると1UPします。
点数では残機が増やせないのでかなり重要です。
また、"SPECIAL" それぞれの英文字を赤いときに回収すると、なんと1クレジット追加されます。
同社の「Mr.DO」等で御馴染みの1UPとクレジットサービスはここでも健在です。
只、英文字パネルは赤や黄色になっている時間が短いので、集めるのは結構大変です。
ハートも英文字同様に色に意味があり、青のときに回収すると、そのステージの獲得点数に倍率がかかります。(×2⇒×3⇒×5)
ハイスコアを目指す場合、結構重要です。
「Mr.Do」等、ユニバーサルの80年代前半の名作(迷作?)の一つ「レディバグ」。
「Mr.Do」シリーズ等で感じる、「敵が結構強い」という流れは「レディバグ」にもありました。ちょっと先のステージに進むと
敵が速い速い…正直、あまり遊べませんでした。パワーエサ的な物が無く、敵を有効に回避する手段が無いので、
どうしようもない程辛いです。
唯一の敵を回避する方法の回転ドアもそんなにアテにならないし、敵の巣の周辺のドットを残すと絶望的だし…。
只、どうしても「SPECIAL」ボーナスを達成したくて熱中しました。そして何匹ものてんとう虫が敵に食われました。
絶望ばかりが蠢く中、「SPECIAL」を達成したときは嬉しかったです。1クレジットボーナスのために何十クレジットも
失いましたが(笑)
「森の小さな教会で結婚式」というフレーズと絵が出て1クレ追加…。あぁ、長かった。
でも、それ以外の思い出は…無いなぁ(笑)