今回はちょっと古めのゲーム「バンクパニック」を取り上げたいと重います。既に20年前の作品で、
ご存じ無い方もいらっしゃるかもしれませんが、そこそこ楽しめる作品だと思います。
プレイヤーは西部劇風の銀行の用心棒(みたいな人?)…で、銀行にやってくる強盗から銀行とその客を守る
ゲームです。
ゲームの舞台となる銀行には12箇所も扉があり、プレイヤーはそのうち隣り合う3箇所を見張る事が出来ます。
画面上部の12本の黄色いラインがそれぞれの扉に人が近づいている様子を表しています。
人が近づくと赤いラインが下へと進み、最下段が赤くなったときにその扉を見張っていると、
銀行のドアが開き、人が入ってきます。
プレイヤーは『銀行に来た人が客か強盗か』を上手く見極めて対処していきます。
操作系は、「2方向レバー+3ボタン」です。レバー左右で見張る扉の変更。(但し、銀行に人が来ているときは
移動できない)
3つのボタンはそれぞれ「左の扉に向かって発砲」「中央の扉に向かって発砲」「右の扉に向かって発砲」です。
これで強盗を倒していきます。
銀行にやってくる人は、客(女性・髭の男・若い男)と子供、それと強盗です。
銀行に客が来たときは、その扉の窓口に預金をしてくれます。預金をすると画面上部の白い四角に「$」が
表示されます。全ての窓口に「$」をつけるとそのステージはクリアです。一度預金済みの窓口に預金者が現れても
クリアには影響しません。
(タイムボーナスが大した点数で無いので、スコア稼ぎになる。)
子供の場合、沢山の帽子と箱を持っています。帽子全部を銃で撃つと箱が開きます。
箱が開くと子供は、(その窓口が未預金なら、高確率で)預金をしてくれます。
強盗の場合、こちらに発砲してきますので、やられる前に攻撃しましょう。
但し、強盗が銃を構える前に倒すと「UNFAIR」となり、点数が低くなります。
(強盗相手に「FAIR」も「UNFAIR」も無いと思うのだが…)
強盗が銃を構えてから攻撃すると点数が高いのですが、すぐに撃ってくる(約0.3秒くらい)ので、
すばやく撃たないと逆に撃たれてミスになります。
強盗が銃を抜いた瞬間(強盗の頭上に「0:00」と表示される)に倒すと高得点が入り、また稀に「EXTRA」ボーナスが
もらえます。このEXTRAボーナスを5回出すと残機が1UPします。
また、強盗は客を人質にして来ることもあります。その場合、客を撃たないように注意しながら 強盗を倒しましょう。
他にも、プレイヤーが見張っていない扉に強盗がいる場合、「預金中のお金を盗む」「時限爆弾を仕掛ける」
ことがあります。
盗まれたお金は強盗を倒す事により、いつでも取り返す事が出来ます。時限爆弾は仕掛けられた扉へ移動し、
その扉を撃つことで解除できますが、放っておくとミスになります。
こういった感じで、銀行を守っていきますが、『強盗に撃たれる』『(子供以外の)客を撃つ』
『時限爆弾が爆発する』『タイムオーバー』で残機が減り、0になるとゲームオーバーとなります。
扉から来た人 | 動作 | その後の行動 |
子供 | 帽子と箱を持っている | 帽子を全部打ち落とすと、預金してくれる事がある。 |
若い男 | ドル袋を出す | 人質として登場する事は無く、必ず預金してくれる。 |
髭の男 | ドル袋を出す | 預金してくれる。 |
手を挙げる | その後、強盗が登場する。 | |
縛られている |
銃を撃って紐を解くと、3回預金してくれる。 一定時間放置すると、強盗が登場する。 |
|
女性 | ドル袋を出す | 預金してくれる。 |
手を挙げる | その後、強盗が登場する。 | |
強盗 | 普通に登場 | 一定時間後に銃を抜き、その後攻撃してくる。 |
左右に交わしながら(?)来る |
攻撃の当たり判定の発生が遅く、敵の発砲までの 時間が非常に短いので注意。 |
『子供・若い男⇒安全』 『髭の男・女性⇒強盗の可能性に注意』 『強盗⇒即攻撃』
というパターンを覚えておけば、あとは反射神経で…、という感じのゲームです。
もう1つ付け加えると強盗は1発で倒せない(強盗の拳銃にヒットする)場合がランダムで
登場します。そのときは、2発目で絶対に倒せるので、強盗は常に2発撃つようにしておくと良いでしょう。
私の好きな「インストを見なくても、数回のプレイで充分楽しめるシンプルなゲーム」という奴です。
これも、『レトロゲームの置いてあるゲーセンで発見し、試しに遊んでみたら面白かった』ゲームでした。
単調だけど何故か熱くなる…そんなゲームウォッチ的感覚というのが魅力のゲームだと思います。