やそだEU&イタリア総研  



 ご挨拶

 「やそだ総研」にようこそ!

  このホームページは、2000年にリンク集を手始めに構築を始め、一応の形を整えたのが2001
 年だったと思います。初めて自宅でネットに接続するパソコンが買えたのを機に、時代に遅れな
 いように、何かしてみよう、売れない研究者の自分を少し宣伝しようと始めたものです。

  ホームページの重要性ですぐに気づいたのは、リンク集でした。旅先でも自分のホームページ
 を呼び出せば、普段と同じようにネットサーフィンができる。これは検索エンジンに一々入力する
 手間を考えたら、大変便利で、まず自分に役立つよう、リンク集を作ったのです。この考え方が
 正しいことは、「超・整理法」で有名な野口悠紀雄先生が、勧められていたのを読んで、確信が
 持てました。

  ちょうど、そのころデンマークからイタリアへと、ヨーロッパ全体で中道・左派から中道・右派へ
 の政権交代が始まっていました。欧州統合によって、大陸全体を見る必要を感じ、普段見てい
 ない国も、ちょっとした調べものができるように、欧州のほぼ全域(特殊文字を使う国を除く)を
 カバーしようと考えました。といっても、決して系統的に作ったのでなく、毎日新聞に出てくる団体
 名などを検索で割り出して、1個1個つなげて行ったのです。まとまったリンク集も参考にしまし
 たが、あえてそこに出ていないものを探したりと、探索を続けました。私も仕事を得て、最近は
 リンク集のほうは更新もままならない状況ですが、新たな発見は続いています。
 
  しかし、何といっても最大の収穫は、ネットから発生する人間関係もあるとわかったことです。
 よくコンピューターに凝る人をオタク扱いすることがありますが、それは一面的な評価です。私
 はこのホームページを通じて、新しい友人も得ましたし、会えなくなった人とも近況交換ができ
 ています。ある地方議会の議員からイタリアの戦没者慰霊のことで問い合わせがあったことも
 ありますし、実は最初のテレビ出演の依頼もこのホームページが仲立ちしてくれました。
 
  私の出身地、富山県高岡市の隣町にブリなどの漁獲で有名な氷見(ひみ)という港町がありま
 す。そこの料亭の女将が作ったブログが、魚料理をプロの視点から説明していると話題になり、
 全国的な賞をとったようです。タレントの眞鍋かをりさんが一人一ブログを提唱していますが、
 どんな人でも自分が力を入れていることを表現したり、その面白さを他の人にも伝えたりできる
 ホームページを作っていいのでは、と私は思っています。

  私の父も叔父も義弟も工学士なのですが、私は根っからの文系で、いまだに原始的なHTML
 のみで書いていますが、偶々でもここに寄って頂き、ちょっと楽しんでもらったら私は満足です。


    2006年4月21日              やそだ総研所長  八十田 博人


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