2003年06月12日 第2回見仏ツアー おたま地蔵と人の言う(興福寺〜新薬師寺)

第2回目の見仏ツアー。今回の攻撃目標は奈良の興福寺の「阿修羅像」、そして新薬師寺の「十二神将像」であります。
第1回ツアーと同じく会長の私が車の運転、隊員2名はまた後部座席で会社や社会に対する不満をぶちまけていました。そうしている間に奈良に到着。昔は阪奈道の登り下りの急カーブに悪戦苦闘していたのに今ではトンネルが出来て高速を降りずに奈良市にノンストップでアクセス出きる様になって本当に楽になりました。

興福寺に到着。まずは私が「マイ仏像ベストテン」の上位ランクの大好きな阿修羅像です。この仏像に関しては一言では語りつくせない魅力がありまして、3度目の再会でありましたが見ているうちに時間を忘れ、何分もじっと阿修羅とにらめっこしていました。やっぱ阿修羅は最高。阿修羅本来の恐ろしい顔と優しい顔、ちょっと見る角度を変えただけでまったく違った2面を見ることが出来、何度も見ている位置を変えにらめっこをしていたので他人から見ると「この人何やってんの?」と言われても仕方ない不審人物になっていました。
他の隊員は阿修羅より他の仏像に興味シンシンだったので「もっとよく観んかい」と言いたがったが周りの人に恥ずかしいので言えなかった(あんなに出発前に阿修羅の魅力をレクチャーしたのに)。

次に新薬師寺。おなじみ十二神将像、全員カッコよかったなあ、中でも「伐折羅大将」カッチョイイ!思わずポーズをまねする私でした。
十二神将像を見て本堂を出たときちょっと気になった看板を発見。「世紀の大発見、おたま地蔵」おたま地蔵とは何ぞや!実は前回一人見仏に来た時から気になっていたのでついでに隊員を誘っておたま地蔵を拝みに行きました。
寺の奥のお堂にお寺のおばちゃんに案内されて見たお地蔵さんはなんとスッポンポン。素っ裸で大事な部分も丸見えでだからおたま地蔵と言うのかと関心。実はもう一体の地蔵像の体内にうまく組み込まれていたそうな。案内のおばちゃんの説明もちょっとなまりが入って聞き取れにくくて不満の残るおたま地蔵でした。

新薬師寺を出ると小雨が降り出していて、この寺の周り(奈良市高畑地区)は閑静な住宅地で田圃もいくつか残っていて、小降りの雨に妙にマッチ、中々しっとりと落ち着いて良い感じ。この風景を見ただけでも着てよかったな思う見仏ツアーでした。

■ 戻る



■ HOME