2004年09月03日 子連れ見仏 もっと歩きたかった (姫路市 書写山 円教寺)

今回は初の試み「子連れ見仏」です。
地元(姫路市)書写山の円教寺は何回も行った事はありますが今回は子連れ。いつも家庭をかえりみず、お父さんばかりあっちこっち行ってるので今回は子供を連れ出すことでカミサンのOKも取りやすかったし、ロープウェイから降りて山道を歩かないといけないので大好きなウォーキングを兼ねて子供2人を連れて見仏と決め込んだ次第です。
カミサンを家に置き、愛車リバティーで書写山に向かいます。途中のコンビニで弁当を買い、書写山ふもとのロープウェイ駅の駐車場に到着。
ロープウェイを降りて目標の円教寺までは山道をエッチらオッチラ歩きます。子供達(9歳・5歳は)は少しずつ父(私)から遅れをとります。子供が追いつくまで参道途中に配置されている仏像たちを鑑賞します。「馬頭観音」、うーん恐持て顔でいい表情。「千手観音」、顔がちょっとプリティー。などと見仏していると子供達が追いついて、またもうちょっと先の仏像まで進み、見仏中に子供達が追いつく、この繰り返し(子供達よダシに使ってゴメン)をしばらくしていると円教寺の摩尼殿が見えてきました。
「摩尼殿」は切り立った崖の上に作られた京都の清水の舞台風の建物で、決して見せてくれない(公開して欲しい)如意輪観音を本尊とする、いかにも「天台宗」っぽい造りの建物です。
まずはちょっと休憩しようと摩尼殿下のベンチで弁当を食べると満腹になったのか「もう歩くことできん」と駄々をこねだす次男。「何言ってるんや!これから先の食堂や大講堂にはオトーサンの大好きな仏たちが待っているんだ!」と言いたがったが映画「ラストサムライ」余韻でまだたくさん賑わっている伽藍で怒っても恥ずかしいのでやめて「摩尼殿だけでも登ろうよ」と子供達に言うのが精一杯でした。
とりあえず摩尼殿に登って、ローソクと線香を買い求め、点火、それを納めて線香の煙を浴びてお遍路さんたちの読教を聞きながら子供達と摩尼殿の舞台からボーっと下界を眺めていただけ。摩尼殿の本尊「如意輪観音」も拝めず悶々とした気持ちで下山。
ロープウェイの山上駅手前にある「鐘楼」の鐘を腹いせに思いっきり鳴らす私がそこに居ました。

でも山上駅の展望台から見る景色はまさに絶景で姫路の市街地から瀬戸内海まで見渡せてチョー気持ちいい。思わず時間を忘れロープウェイを1本乗り損ねてしまったじゃないの。
ああ、もうちょっと歩きたかったが子連れなので仕方ないか。でも父と息子もウォーキングと森林浴を一度に出来たし、少しリフレッシュにもなったか。
帰りの車の中で子供に聞いてみた。
「また一緒に行くか?」
「いやだ」
「‥‥」

今度は本当に一人で行ってやる‥‥。

参道(と言っても山道)
にて
子供はバテバテ

摩尼殿にて

名前は知らぬが綺麗だったのでと撮って見ました

摩尼殿で一服中

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