豆知識



ロンドンに漂うバニラの香りの正体は


96年10月にロンドンに行った時でした。街を歩いていても、地下鉄の中でも、デパートでも、誰かとすれ違う度に、甘いバニラの香りがしました。「おお、これがロンドンの香りか!」と思い、記念に購入しようということになりました。
そこから「ロンドンに漂っていたバニラの香水探索大作戦」が始まったのでした。

(その1)ロンドンのデパートで色々なメーカの香水をテイスティングして探して見ましたが、ついにロンドンでは見つけることができませんでした。
(その2)その後飛行機の中で知り会ったパリ在住の日本人に聞いたところ、それはゲランの香水に違いないとのことでした。帰国後、日本のデパートのゲランのコーナでテイスティングしてみましたが、ピッタリくるものはありませんでした。
(その3)その1年後、ヒースローの免税店で、もう一度探してみると、これが一番近いと思える香水を見つけ、感激して購入しました。
それは、イタリー製の「マリエラ・ブラニ」でした。女房はこの香水を着ける度に「ロンドンの香りだわ」とご満悦でした。
(その4)これで探索大作戦も終わったと思っていたのですが、つい先日、日本の「BODY SHOP」で、女房とある安物のオーデコロンをテイスティングしたところ、二人で顔を見合わせて「これだ!」と叫んでしまったのでした。
それは、BODY SHOPの「VANILLA body spray」!
100mlで1200円という代物。
な〜んだ。ロンドンっ子はBODY SHOPのオーデコロンを愛用していたのか。納得!
2年3ヶ月に及んだ捜索活動にやっと終止符を打つ事ができました。

(こぼれ話)
カルバン・クラインの「エスケープ」の香りもロンドンで良く鼻にしました。(^^)