英国の歴史



英国はなぜ「U.K.」(United Kingdom:連合王国)というのか


正式名称は「「United Kingdom of Great Britian and Northern Ireland」(大ブリテン及び北アイルランド連合王国)と呼びます。元はイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの4つの国から成っていました。成立の過程は次のとおりです。

  1. 9世紀、大ブリテン島東南部のイングランド地方をウェセックス諸王が統一し「イングランド王国」が成立。またこの頃スコット人とピクト人の統一王国「アルバ(スコットランド)」が成立
  2. 12世紀、ヘンリー2世がアイルランドを侵略しこれより植民地として支配
  3. 13世紀、エドワード1世がウェールズを征服
  4. 1536年、ヘンリー8世が「ウェールズ」を併合
  5. 1603年からイングランドとスコットランドは同君主連合をとり、1707年にイングランドとスコットランド両国が合同し「大ブリテン王国」が成立
  6. 1801年、「アイルランド」を併合し「大ブリテン・アイルランド連合王国」が成立。
  7. 1922年、アルスタ地方(北アイルランド)を除くアイルランドが「アイルランド自由国」(自治領)として独立したことで国名が「大ブリテン及び北アイルランド連合王国」となり現在に至る。