「誰か教えて!」の回答集 |
「ターキッシュ・ディライト」はどんなお菓子?
(00/01/31) 最近、子供時代の愛読書だった「ナルニア国ものがたり」を読みなおしています。その第一巻「ライオンと魔女」の中に「プリン」が出てきますが、訳者である瀬田貞二氏の解説によると、日本の子供になじみのある「プリン」と訳したけれど、原書では「ターキッシュ・ディライト」なのだそうです。これはいったいどんなお菓子なのでしょうか。どなたか教えてください。 (かおるさんの質問) ろけさんの回答(00/01/31) ターキッシュ・ディライト(Turkish Delight)は,イギリスではポピュラーなお菓子です。スーパーで売っています。 ルーツはトルコにあるらしいのですが,詳しいことは忘れてしまいました。 (ああ,あたしのあたま……。) 見た目は日本の「すあま」という和菓子に似てなくもない,しかし味は「すあま」の何倍も甘い,お餅のようなものです。「すあま」ほどもちもちしてはいないのですが,ゼリーという食感でもなく,ちょっと不思議。 一度フラットの同居人からもらったことがあるのですが,あまりに甘いので,私はかまずに丸呑みしてしまいました。私が1つ丸呑みしている間に,その同居人は3つくらい食べていました。 「ナルニア国ものがたり」の「プリン」が実は「ターキッシュ・ディライト」とは知りませんでした。チェコのカレル・チャペックの作品が英訳された時にイギリスの読者にわかりやすいようにと細かい風物がイギリス風に改められて翻訳・出版されたというエピソードがありますが,それと同じなのかな?と思いました。 Feさんの回答(00/02/01) 「タ−キッシュ・ディライト」は、セイヤーズの『毒も食らえば』(タイトルうろ覚え!ピーター卿が、ハリエット・ヴェィンに出会い、恋に落ちる巻、と言ったらすぐ分かるでしょう。)に出ていました。犯人の目の前で絵解きをする場面に出てきます。実は、ピーター卿はこのお菓子にあるものをしかけ・・・。ともかく、なんだか砂糖がいっぱい含まれて、ニチャニチャしたお菓子、という印象を受けました。読んでみて下さい。 ミカさんの回答(00/02/02) わたし的には、硬めのギュウヒ(あんみつに入ってますよね)にザラっとしたお砂糖をまぶした、という印象です。ちなみに、手もとの本によるとエドマンドがもらったのは"several pounds of the best Turkish Delight"ですが、やはり児童書ということで読書の流れを遮りがちな訳注は避けられたのでしょう。"Giant Rumblebuffin"も"巨人ごろごろ八郎太"だったり、子供の頃はあたりまえのように読んでいたけれど工夫されてますよね。 |
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